Logic Pro付属『Bitcrusher』のエフェクト活用法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

DAWソフト Apple「Logic Pro」には、低分解能デジタル・ディストーション・エフェクトの「Bitcrusher」(ビットクラッシャー)が付属してます。

logic pro bitcrusher

これは初期のデジタルオーディオサウンドをエミュレートしたり、エレクトロ風のディストーションを得るために使うのが一般的です。

そこで、このエフェクトを自分がどんな感じで使ってるのか、紹介したいと思います。

自分的 『Bitcrusher』の活用法

自分が曲作りで『Bitcrusher』を使うのは、主に楽器の音が普通すぎてつまらない時ですね。そういう場合に『Bitcrusher』を挿して、音を汚したりします。こうすることによって、ロービットのモダンなサウンドになるのですね。

で、エフェクトの設定に関しては場合によりけりなのですが、デフォルトとして次の設定を登録してます。

logic pro bitcrusher

  • Drive : 3.0dB
  • Clip Level : 0.0dB
  • Clip Mode : 1
  • Resolution : 11bit
  • Downsampling : 5x
  • Mix : 100%

とりあえずこの設定でエフェクトを挿して音を聴いてみます。

ポイントとしては、Downsampling : 5x と Resolution : 11bit でしょうか。

Downsamplingは値が小さいと音の変化が少ないし、大きすぎるとローファイすぎて使えないのですよね。そんな中、「5x」に設定した時の音は、比較的扱いやすい音なので、この値をデフォルトにしてます。

Resolutionについては好みの問題ですが、SP-1200みたいな12bit感を出そうと思ったら「11bit」が少しノイジーな感じで良かったので、この値にしてます。

ただ、この設定でエフェクトをかけると、高域の音がものすごく出てしまうのですね。

例えば、普通にピアノをコードで鳴らしてスペアナで見るとこんな感じです。

logic pro bitsrusher

で、これにBitcrusherをかけると・・・

logic pro bitcrusher

ギャー!10kHz以上に耳障りな高域が・・・(>_<)

なのでBitcrusherを挿す時は、必ずハイカットして使いますね。

Bitcrusher logic pro

48dB/Octにして、10kHz前後からカットすれば良い感じになります。

ただし、カットしすぎるとザラザラしたロービット感がなくなるの、抑える加減が難しいのです。

『Bitcrusher』の使用例

自分の曲で『Bitcrusher』を使った曲を挙げるとすると、『ニュース39』のリードギターですかね。

この曲ではフュージョンっぽいギターサウンドが欲しかったので、セミアコでリードギターを録音しました。けど、音が普通すぎてつまらなかったのと、トラックのエレクト感に合わせるためにBitcrusherをかけました。サビやラップ前の間奏に入ってるのがそれです。

デジタルディストーションをかけることで、サウンドに勢いも出ましたね。

 
あと『Believe(ver.HD)』では、3分46秒くらいのところで、オケ全体にBitcrusherをかけてますね。

ブレイク的な感じで、Bitcrusherをかけオケをロービットにしてるのですが、工夫次第で色々な使い方があります。オートメーションで「Downsampling」の値を動かすのも面白いかも。

他にもBitcrusherを使った曲があるのですが、とりあえず思いついたのがこの2曲でした。

まとめ

Bitcrusherは、エフェクトをかけるとローファイでモダンなサウンドになるのですが、扱いが少々難しいです。なので、EQも併用してうまく音作りすれば、目的のサウンドを得られるでしょう。

あと、Bitcrusherをかけると当然音がローファイになるので、音の綺麗さは失われます。なので、ロービットサウンドがオケに合うかは、実際エフェクトをかけてみて判断するしかないですね。個人的には合う場合より合わない場合の方が多いです。(^^;)

 
Mitchie M のコメント:

 

そういえば、一時期ロービット機材がすごくもてはやされてたよね

 

▼ その他のLogic Pro関連の記事

Ultrabeatで80年代風のシンプルなシンセタム音を作る
今回はLogic Pro付属のドラムシンセ「Ultrabeat」を使っての、80年代風のシンセタムの音の作り方について、書きたいと思います。...
Logic Pro付属マルチバンドコンプ「Multipressor」の音の傾向を調べてみた
特定の帯域を抑えたりする目的で使う、Logic Pro付属マルチバンドコンプ「Multipressor」。 そのコンプのかかり方や音の傾向に...
Logic Pro純正コンプレッサーの使い分け方をサーキットタイプ別で解説
前回はLogic Proの純正コンプレッサーの、サーキット回路シミュレーション別でのコンプのかかり方について書きました。 ▼ 前回の記事: ...
Logic Pro純正コンプの音の傾向を波形で比較検証してみた
Logic Pro純正コンプレッサーの、サーキット回路シミュレーションを変えると、音がどのように変わるのか波形を使って検証してみます。この変...
Logic Pro純正コンプレッサーの倍音の付き方を知って、音作りに活用しよう
Logic Proの純正コンプレッサー(Compressor)に限らずですが、コンプは音を抑えるだけでなく、コンプした 際に倍音が加わること...
Logic ProのUltrabeatでドラムのアタック音を補強する方法
音楽制作では便利なので良く使う Logic ProのUltrabeat。 Ultrabeatはドラムの音作をするには機能が充実しているので...

【著者:Mitchie M @_MitchieM

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連コンテンツ(レスポンシブ)
スポンサーリンクと関連コンテンツ

コメント

  1. 夢幻キリコ より:

    おおっ!
    いつもわけがわからないのですが、Mさんの曲を例に出して説明されれば少しわかった気がします!
    「ニュース39」のリードギター。
    なるほどです!
    ほんと、音作りって奥が深いですよねぇ!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

facebookアカウントでコメント


Google+アカウントでコメント