クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)はインターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示をするためのツールです。
特にボカロに関わっていると、このライセンスのありがたさが良く分かるかと思います。これのおかげで”歌ってみた”などが安心して投稿できるのですね。
CCライセンスの条件には以下の4種類があります。
- 表示:作品のクレジットを表示すること
- 非営利:営利目的での利用をしないこと
- 改変禁止:元の作品を改変しないこと
- 継承:元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開すること
この4つを組み合わせて、全部で6種類のライセンスを定義することができます。
で、最近知ったのですが4番目の「継承」がなかなかくせ者なのです。
自分は音楽を作ってインスト版などをCCライセンスで配布してるのですが、音楽で「継承」を条件とした場合、それを使った作品の音楽以外の部分、例えばイラストや映像にも同じCCライセンスが付与されてしまうそうなのです。
なので例えば「音楽はCCライセンスの物を使ったけど、映像はCCライセンスにしたくない」というクリエイターさんは、「継承」が条件でない音楽を使う必要があります。
自分はこのルールを今まで知らなかったのですが、これって結構面倒ですよね。まぁそこまで厳密に意識してる人も少ないような気がしてますが・・・(^^;)
ということで、自分が音源を配布してるSoundCloudでは、配布曲の「継承(Share Alike)」は全曲外しました!
SoundCloudはデフォルトで「Share Alike」はチェックが入ってるので、今までほとんど気にしてなかったのですが(汗)、「Attribution」と「Noncommercial」だけにしておくのが良いかなと。
これで少しでも音源が使いやすくなれば何よりです。
Mitchie M のコメント:
ちなみに、ニコニ・コモンズはCCライセンスとはまた違うそうです
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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