フェンダー・ストラトキャスターのサドルを、「Raw Vintage Pure Steel Saddle」(RVS-108) というパーツに換えてみたので、そのレポートを書きたいと思います。
まず「Raw Vintage Pure Steel Saddle」とはこちらです。
フェンダーのヴィンテージ・サドルを再現した交換用パーツなのですね。
メーカーサイトの商品説明文は以下のように書かれてます。。
リイシューサドルの硬度は部位によりバラツキがあり、ヴィンテージの物とは性質が異なります。更にメッキの美しさを優先するために銅を下地に塗る事が多く、音に大きな影響を与えています。Raw Vintage Pure Steel Saddleは、現在得られる中で最もヴィンテージに近い素材を使用することで硬度のバラツキを解消し、ニッケルメッキを直に施してよりヴィンテージのサドルに近づけました。もちろん現行品リイシューギター等にリプレイスメント・パーツとしても使用が可能で、ヴィンテージを所有しない方も、より本物に近いその性能を堪能出来ることでしょう。
なるほど。サドルの硬度やメッキの下地の違いで音が変わってくるのですね。これは交換後が楽しみ!
ちなみにサイズは、弦間ピッチが10.8mmのもの(RVS-108)と、11.2mmのもの(RVS-112)があるので、購入時は注意してください。ちなみに今回は、弦間ピッチ10.8mmのRVS-108を購入してます。
では早速サドルを交換しましょう。まずパッケージを開封。
サドルの他に、六角レンチと長めの弦高調整ビス×4が付属。このビスは1弦と6弦のサドルの弦高を、通常より高くしたい場合に使います。
では乾燥作業開始。まずはストラトに元々付いてるサドルを外します。
よく見るとちょっと錆びてるな・・・(汗)交換の際は弦を外さないし、交換後は弦高調整が必要です。なので同じ条件下での音の比較は難しそうですね。
で、外した元のサドルとPure Steel Saddleを並べてみました。
サイズは全く同じです。違うのは肉抜き(?)部分の広さくらいかな。ちなみに、Pure Steel Saddleには「Pure Steel」の刻印が入ってます。
そして、全てのサドルを交換しました。
おお!ピカピカになった!けどビンテージものにこれを付けると綺麗すぎるかも知れませんね (^^;)
ここで、交換して一点だけ不具合がありました。1弦のオクターブ調整で、サドルがブリッジ固定ネジに当たってしまってこれ以上前に出せないという事態に。なので1弦だけほんの少しフラットしてしまいましたが、まぁ微小なので気にならない程度です。
そして肝心の音ですが、生音で違いが分かりますね!サスティンが伸びてきらびやかな音になった印象。かといって耳に痛い感じの高音が出てるわけではなく、音がくっきりする帯域が出てる印象。
まぁ元のサドルが少し錆びて劣化していたため、音の変化が大きかったのもあるかも知れません。けど聴感的にはかなり音が変わりましたね!
自分はビンテージのストラトを弾いたことがあるわけではないのですが、たぶんこんな感じの音なのでしょう(汗)
これに加え、同じRAW VINTAGEの交換用トレモロスプリング『RVTS-1』も併用すると、さらにビンテージサウンド感が増すかと思います。
ということで、『Pure Steel Saddle』はアップグレードのための交換用サドルとしてオススメです!
関連商品
▶︎ SOUNDHOUSE : RAW VINTAGE ( ロウビンテージ ) / RVS-108
▶︎ SOUNDHOUSE : RAW VINTAGE ( ロウビンテージ ) / RVS-112
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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