VIENNA INSTRUMENTSのベロシティクロスフェードで音色を作る

オーケストラ音源『Vienna Special Edition』は、フルライブラリに比べ音源の容量が少ないので、同じ楽器の同じ音程の音でも、ベロシティによって大きく音が変わってしまいます。

例えば、クラリネットのサスティンの音をC3で鳴らした場合、ベロシティ108と109で鳴らすサンプルが切り替わる(ベロシティスイッチという)のですが、その音の違いの差が大きく、非常に扱いにくいのですね。

ですが、そういう時に「VIENNA INSTRUMENTS」のベロシティクロスフェード機能が役立ちます。

ベロシティクロスフェードとは、主にロングトーンのクレッシェンドなど、一音内で音の強さが変わる場合に、弱い音と強い音のサンプルをスムーズに繋げるための機能です。

で、今回はこの機能を使ってベロシティスイッチによる音の差を無くし、音作りに活用しようというわけです。

やり方は簡単です。まず「VIENNA INSTRUMENTS」を起動して音をロードします。

vienna instruments

で、左下に「Ctrl Map」という項目があるので、ここでベロシティクロスフェードのコントロールチェンジ番号(CC)を設定。

ベロシティクロスフェード

設定する項目は右上の

  • Velocity XF
  • Vel.XF On/Off

の2つ。自分はいつも「Velocity XF」をCC4、「Vel.XF On/Off」をCC8にしてます。

で打ち込む際は、ベロシティクロスフェードを適用したい部分でCC8の値を半分以上に上げると、この間でベロシティクロスフェード機能がオンになります。

vsl ベロシティクロスフェード

次にCC4でベロシティクロスフェードを値を設定します。

vsl ベロシティクロスフェード

この値によって、2つのサンプルの中間みたいな音を作れるのですが、楽器によってはある数値付近で極端に音が変わっていくので、値の設定が結構シビアです。なので1単位で動かしてちょうど良い音を探ってみてください。

 
ではこれによって作ったサンプル音(ロングトーン)を聴いてみましょう。こちら。

まず一番目の音が通常のベロシティ108のクラリネットのサスティンの音、二番目がベロシティ109。ベロシティが1違うだけでこの音の差すごいでしょ。(^^;)

で、最後がベロシティクロスフェードで作った音です。ちょうど中間的な音になりました。ほんの少し合成した感はあるけど、オケに混ざれば大丈夫でしょう。

今回はテストでロングトーンで鳴らしてますが、フレージングするなら一音一音にベロシティクロスフェードの値を設定するのが理想的ですね。

 
Mitchie M のコメント:

 

できればフルライブラリを使いたい(高い)

 

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【著者:Mitchie M @_MitchieM

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コメント

  1. 夢幻キリコ より:

    さすがに生音とは違いますが、かなり本物に近い音になるのですねぇ。
    それにしても設定一つでかなり違いますね!