Fender ストラトキャスターのヘッドにあるストリング・ガイドは、時代と共に変わってきました。
実はストラトの発売当初から1956年までは、ストリング・ガイドに円形(ボタン型)のテレキャスターのものを使いまわしてたそうです。
そこで、この頃のストリング・ガイドを再現したパーツが、現在Montreuxというブランドから発売されていて、これに交換すれば50年代のストラトの感じが楽しめるのですね。こちらです!
▶︎ SOUNDHOUSE:MONTREUX ( モントルー ) / 50’s String Tree Relic [229]
自分はそんなビンテージなストラトを使ってるわけではないのですが、気分だけでも50年代のものを味わおうと思い、このパーツを購入して、ストラトに装着してみました。(^^;) そのレポートを書きたいと思います。
Montreux Retro Vibe Series 50’s String Tree Relic
ということで、上記リンクのサウンドハウスでポチって、商品到着!価格は820円(税抜)。
この商品はレリック仕様なため、サウンドハウスの写真ではすごくボロく映ってましたが、実物は意外と綺麗でしたね。
これくらい拡大して見ないとレリック仕上げなのが分からないレベル。
裏面は下の写真のようになっていて、ヘッドに取り付けたら溝を1,2弦に合わせます。
前述のように、当時はテレキャスターのものを使いまわしてたそうなので、実際にテレキャスのストリング・ガイドと比較してみました。
テレキャスのはマイナスネジを使ってますが、それ以外は同じですね。(^^;)
ストリングガイドを交換
では、実際にストラトに取り付けます。自分のストラトにはカモメ型のストリングガイドが標準装備されているので、これを交換。
ネジを回して取り外して、Montreuxのと比較してみます。
カモメ型の方が若干弦の接触面積が小さいかな?あと、ネジの太さが違いますね・・・。Montreuxのに変えると、カモメ型の方の一回り細いネジは使えなくなるので、注意してください。
ということで、カモメ型には戻らない事を覚悟して付け替え。こんな感じになりました。
おお、いいですね。50年代のストラトっぽい!レリック感はそれほどなくて、個人的には良い感じでした。
ストリングガイドを替えたら音が変わった・・・
早速、Montreuxの50’s String Tree Relicに替えたギターを弾いてみたのですが、若干1.2弦のテンションが低くなりましたね。これはカモメ型よりボタン型の方が少しガイドの位置が高くなってるからかと。
生音で弾いたら良い感じのテンションだったのですが、しかし!アンプに通したら問題発生!
「音に張りがない・・・」
リアピックアップでは、ただでさえ音の細いストラトの1,2弦の音なのですが、さらに音が細くなった感じです。具体的には音に張りがなくなったかな・・・。
ということで、50’s String Tree Relicの底部を鉄工ヤスリで削って、カモメ型と同じくらい(気持ちそれより低く)まで下げました。
これで音に張りが戻りましたね!チョーキングとかは少々硬くなるけど、個人的には好みの音に調整できて良かったです!
最後に
交換前はストリングガイドで音が変わるとは思ってませんでしたね・・・。けどストリングガイドの役割や、音に与える影響が分かって勉強になりました。
ボタン型ストリングガイド は、弦の接触面積が大きいので、アーミングを多用する人はチューニングのズレが気になるかも知れません。その場合は潤滑油を塗布するなどで対応すると良いかと思います。
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Mitchie M のコメント:
ストリングガイドを付けないギタリストの人もいるよね
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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