本日、歌手の安室奈美恵さんが来年9月に引退という発表がありました。
▶︎ 安室奈美恵来年9月引退「節目に決意」コメント全文 | ORICON NEWS
突然でニュースでびっくりですよね・・・。
実は私、2015年に安室奈美恵×初音ミクのコラボ曲の調声と、作詞を一部担当させて頂いてます。「B Who I Want 2 B feat. HATSUNE MIKU」という曲です。
これは本当に幸運だったのですが、国内の第一線のアーティストの方の楽曲制作に関われた事は、自分にとって貴重な機会でした。もちろんミクさんや関係者の皆様のお陰であります。
そこで今回の引退報道を見て、このコラボ曲について当時のことを思いを巡らせていたので、その時の制作を経て勉強になった事などを記事に書きたいと思います。
まず音楽についてですが「B Who I Want 2 B feat. HATSUNE MIKU」はかなり尖った曲です!
プロデューサーはSOPHIEというマドンナの曲などを手がける新進気鋭のプロデューサーです。
安室奈美恵さんの凄いのは、こういう最先端のプロデューサーをいち早く起用してしまうところです。しかもJ-POPのフィールドで!
さらにその曲で初音ミクとコラボするというのはかなり大胆な事です。ボーカルには強めにエフェクトがかけられ、制作時は実験に近いような印象さえありました。けど、そういう事を第一線で積極的にできるアーティストというのは、安室奈美恵さん以外いないのではないかと思ってます。
そして自分は歌詞も一部担当させてもらったのですが、やり取りの中で「アーティストイメージをすごく大事にしているなぁ」というのは感じました。
このように積極的に新しい事をやりつつ、アーティストの芯の部分やイメージは変えないという姿勢はすごく勉強になりましたね。
そして、その時のライブも拝見させてもらったのですが、30近くある楽曲を歌って踊る圧巻のステージでした!音響も素晴らしかったのですが、「これが一流のアーティストのライブか!」と感動しましたね。今までたくさんのライブをこなしてるだけあって、ステージでの振る舞いにはすごく存在感がありました。
こういう高みを目指さないといけないと思った次第です。
あと、アルバム発売までどんな感じで展開していくのか?など注意深く見てましたが、情報を小出しにしてファンを引きつけて置いて、最後に「ドーン!」と出すという、マーケティングも見事だったのが印象的でした。
そのような感じで、音楽以外の面でも全てが一流で、そこに関われたことは本当に勉強になり、貴重な経験でした。
個人的には安室奈美恵さんのような第一線でエッジの効いたことができるアーティストが引退するのはとても残念ではあるのですが、来年9月までに、最後にどんな事をしてくれるのか楽しみでもあります。
そして初音ミクとコラボしてくださった事を、個人的に心から感謝致しております。どうもありがとうございました!
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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