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リリースの長いキック(バスドラ)の音程感をなくす方法

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リリースの長いキックを曲中で使うと、リリース部分の音程感が気になる場合があります。

特にあまりミュートしてない生のバスドラや、余韻の長いリバーブを含んだキックはこのようなリリースの長い音であることが多いです。

通常は曲の調の主音もしくは5度の音に合わせると、オケと馴染むのですが、それでもコード進行によっては合わなくなる場合も出てくるのですね。

あるいはエンベロープ調整でリリースを短くすれば解決できますが、リリースが長い音の方が曲に合う場合は、この方法は望ましくありません。

そこで、この問題の解決方法を紹介したいと思います。

音程感をなくす方法

 まず、使用するキックのサンプルはこちら。

 screenshot 2017-04-12 22.19.19.jpg

波形を見ても音は伝わりませんが(汗)言葉で言うと「ドゥーン」という感じのキックの音です。

そして、これを鳴らすソフトとして、Logic ProUltrabeatを使います。

ultrabeat logic pro

で、ドラムの音程を感じる原因としては、一番音が出ている帯域の音高が一定であることが挙げられます。

なので音程感をなくすには、これを変化させれば良いわけです。そこで、サンプルにピッチ変化(下降)を付けます。

Ulrtabeatの設定

ではUltrabeatでやってみます!まずサンプルをオシレータ2に読み込みます。

ultrabeat

で、ピッチパラメータをエンベロープにアサインします。

ultrabeat

ここではエンベロープ4にアサインしました。

エンベロープ4はボリューム・エンベロープも兼ねてるので、ピッチ・エンベロープをボリューム・エンベロープと別にしたい場合は、アサインするエンベロープを分けてください。

そして、ピッチのパラメータをいじります。

ultrabeat

ここではスライダーの値とViaの値を5半音分くらいに設定しました。スライダーの値がG2、Viaの値がC3です。

この幅は使う音によって、耳で聞いて調整してみてください。あまり狭いと音程感が残ります。

 あとエンベロープの形状はその人の好みによりますが、自分のこのような形で使いました。

ultrabeat logic pro

アタックは音程変化があまりなく、リリース部分で音程が下がる感じです。なので、リリースはそれほど音程感がありません。

曲中ではアタックの音程に気をつけて、サンプル全体のピッチパラメータを設定する感じですね。

 これで鳴らしてみたところ、音程感はだいぶなくなりました。リリースの長さも曲に合わせて調整すると良いでしょう。

 
Mitchie M の最後に一言:

 

キックの音程コントロールは大事だよね。

 

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