前回の『キュート・メドレー 〜アイドル サウンズ〜』の記事で、「シンセベースは何を使ってるのですか?」という質問を受けたので、ベースの音作りの紹介をしたいと思います。
▶︎ 前回:初音ミク『キュート・メドレー 〜アイドル サウンズ〜』の音源をSoundCloudで公開!
SoundCloudの『キュート・メドレー』の音源はこちら。
インスト音源も。
Native Instruments Massiveで音作り
で、ベースですがNative InstrumentsのMassiveを使ってます。
曲によって若干設定を変えてるのですが、基本的にはこんな感じです。(画像クリックで拡大可)
オシレーターの音をモジュレーション等で歪ませる、典型的なエレクトロ系デジタル・ベースの設定です。
これはダブステップ系のンワンワした音より作るのは簡単です。もしMassiveを持っていたら、この画像の設定をコピーして一から作ってみると良いかも。
音作りの肝はやはり、MODULATION OSCの「Phase」と、INSETRの「Sine Shaper」、そしてFILTERの「Scream」ですね。
この3つのパラメータの設定の組み合わせで、音のブリブリ具合が大分違ってきます。曲調に合わせていじってみてください。
そして、画像では見えてないパラメータを貼っておきます。まずはEQ。
これも設定は曲次第ですね。次はFX 2に挿したリバーブの「Dimension Expander」
「Size」パラメータに関しては10時から11時の方向で使う事がほとんどです。あとはDry/Wetを好みに合わせて設定すればOK。音に広がりと厚みが出ます。これ単体で出して欲しいくらい良い音です。
ボリュームエンベロープはストレートな設定。
あとは「Glide」を少々かけて、ポルタメントのウニャウニャ感を出します。
設定は以上です!
もちろん、ミックス時にコンプやEQはしてます。
あと、別音源でサイン波か三角波を、シンセベースと同じ音符で低音補強用に鳴らしてます。MassiveのOSC 3を使っても良いのですが、他のOSCと一緒に音が広がってしまうので・・・。
ということで、こんな簡単な紹介ですが、何か参考になれば幸いです。シンセの音を自由に作れるようになるには、ひたすらパラメータをいじるのが一番ですね!
ちなみに、自分はMassiveはNative Instruments KOMPLETEで持ってます。
ほぼMassiveとKontaktくらいしか使ってませんが・・・(^^;)
▼ こんな音作りの記事も書いてます。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
わざわざ記事にしてまでお応え下さってありがとうございます!!
Logicの内臓音源かとも思ってましたが、Massiveだったのですね。参考にさせていただきます、ありがとうございましたm(_ _)m
ちなみに自分も、KompleteではKontaktとMassiveぐらいしか使ってないです^^;
ネタがなかったので助かりました(笑)
Kompleteは使い切れませんよね。(^^;)
お疲れ様です
Mitchieさんは説明がうまいですね
だから読んでてたのしい
ダブステの んわんわ…w
良い表現です!
どうもです!ダブステの音を言葉で表現するのは難しいですよね。(^^;)