先週公開となった、プロジェクトセカイへの書き下ろし新曲 『アイドル新鋭隊 feat. 初音ミク, 鏡音リン, 巡音ルカ, MEIKO』。
この楽曲の制作で使用した機材(主にプラグイン)を紹介したいと思います。
ドラム&パーカッション
ドラムには毎度ですが、Logic Pro内蔵のUltrabeatを使用してます。
プリセットは使わず、オシレーター2にサンプルを読み込んで、これを少々加工して鳴らしてますね。
1つのUltrabeatをドラムキットにはせず、キック、スネア、ハイハットなど、それぞれにUltrabeatを立ち上げて複数のトラックを使ってドラムを組んでます。
なお、シンバル系やパーカッションなど、サンプルをそのまま鳴らして大丈夫なものに関してはEXS24で鳴らしてます。
ベース
メインのベースは、ArturiaのDX7 Vです。
これの「Bassalongish」というプリセットを少々エディットして使いました。自分の曲でDX7のベースというのは今回が初めてかも知れません。
また大サビで3拍子になる部分では、GForceのMinimonstaを使用。
こちらはフィルターのカットオフのLFOを3連符にして、曲のリズムに合わせて「ンワンワ」鳴るようにしてます。
あと間奏ではDX7のベースと重ねて、TB-303をエミュレートした、D16 GroupのPhoscyonを使用。
DX7のベースの音が少々地味なので、これでラインを強調してます。
ウワモノ
ウワモノでは今回初めてArturiaのFarfisa Vを使いました。
レトロな音のするオルガンなのですが、曲中でフェイザーをかけてパッド的な使い方に切り替えたりもしてます。
またシンセ関係は、Lennar DigitalのSylenth
それと、Native InstrumentsのMassiveです。
プリセットは使わず、だいたい自分で音作りをしてますね。それほど複雑な音ではないですが・・・。
親衛隊コール
親衛隊のコールには、少ない声素材で人数感を出すために、 QuikQuakのCrowd Chamberを使用。
こちらは『リングの熾天使』でも使いましたが、今回はその時ほどの人数感は必要ないので、10人前後をシミュレートしたものを複数のトラックにかけて人数感を出してます。
また、「フッフー」や「ハイ!」などの声にはDOVA-SYNDROMEの「JP IDOL CALL」(KONTAKT版)が良い感じだったので、これを混ぜて使いました。
複雑なコールは鳴らせないものの、よくある簡単なコールは収録されてるので、こういう声ネタが入る時には便利でした!
ちなみに、出来上がったコールにはKAITO兄さんの声も混ざってます。
最後に
他にギターはアコギとエレキを生で録音したりしましたが、主な仕様プラグインはこんな感じです。何か参考になれば幸いです!
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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