先日1月20日に東京都あきるの市にある浅間岳(せんげんだけ:標高235m)と大澄山(だいちょうざん:標高192)にハイキングしてきました。山というよりは丘陵ですね。(^^;)
けど、浅間岳は多摩100山にも選ばれており、意外と人気の山です。また、近くを流れる多摩川には、玉川上水の起点となる羽村取水堰があり歴史的にも面白い場所なのですね。
山歩き以外にも色々と見どころがあるこのハイキングコースをレポートしたいと思います。
ハイキングコースと地図
まず、今回のハイキングのルートと地図はこちら。
JR青梅線の羽村駅からスタート。羽村堰を通って浅間岳・大澄山に登り、福生駅まで歩きます。
コースはヤマレコMAPを見て設定しました。丘陵歩きなので、浅間岳と大澄山に行くことだけ決めて歩いた感じです。
で、実際自分が歩いてみたところ、コースタイムは2時間32分、歩行距離は8.04kmでした。区間別の所要時間など、詳細はヤマレコの山行記録に載せてあります。
ではレポートに行ってみましょう!
浅間岳・大澄山ハイキング・レポート
ということで、JR青梅線の羽村駅に到着。
西口からスタートしますが、実は駅東口のすぐ近くに今回見逃した観光名所があります。
「まいまいず井戸」という史跡なのですが、地表面をすり鉢状に掘り下げ、すり鉢の底の部分から更に垂直に掘った構造の井戸です。鎌倉時代に創建されたと推定される珍しい史跡なので、来たら見ておくと良いかも。
では、ハイキング開始。まずは多摩川を目指します。
途中稲荷神社、禅林寺を通ると、玉川上水手前に山田屋という和菓子屋さんがあります。
調べたらこのお店の「桜サブレ」が羽村市銘菓とのことなので、ハイキングの食料も兼ねて買ってみることに。
あとで食べてみたのですが、素朴な懐かしい感じのするサブレで美味しかったです!桜の花びらが乗ってるのが特徴なのですが、羽村堰が桜の名所だからのようです。
玉川上水の起点 羽村取水堰
で、その羽村取水堰すぐ手前の玉川上水に到着。
橋を渡って上流側に歩いて行くと、公園のような感じになってるのですね。そこには玉川上水を作った玉川兄弟の像が。
江戸中心部まで40kmを超える距離を、100mの高低差を使って水を流すプロジェクトはもはや伝説。しかも8ヵ月で作ったとか!
途中失敗もあり、そこは福生市に水喰土公園という名前で残ってたり、興味深い話が多いです。
で、ここから羽村堰が見えます。
おお、確かに多摩川の一部を堰止めて玉川上水に流してますね。
これが江戸の飲み水になったのかぁ。あまり下調べせずに来たのですが、これ見たら玉川上水の歴史を勉強したくなりました。
あと、ここから少し歩いたところに玉川上水の水神宮「玉川水神社」があるので、そちらにも行ってみると良いかも。
浅間岳へ
では浅間岳へ行きましょう。多摩川を渡りますが、台風19号の影響で一部が結構荒れてますね・・・。
橋を渡ったら道標があるので、土手を上流方面に歩きます。
すると羽村市郷土博物館の前に来ます。
今回は休館日だったのですが、屋外に古民家(旧下田家住宅)とかあったので、時間があったら寄ってみると面白いかも。
で、郷土博物館の横の道を通って山に入って行きます。
平日だったのですが、意外と歩いてる人多かったですね。近所の住民のお散歩コースになってるのかな?
しばらく登ると、羽村神社に到着。
ここから市街地を望むことができます。高さはそれほどないけどいい眺め。
そして、羽村神社からほんの少し登ったところに浅間岳山頂があります。
山頂にはあずまやがありますが、こちらは展望はあまりないです。標高235m。
大澄山へ
次は大澄山へ。コースのすぐ隣がゴルフ場なので、その横をずっと歩いて行きます。
しばらくすると舗装路に出るので、道を横切って再び山の中へ。
少し登ったところに朝日山妙見堂という寺院があるのですが、建物はなくなってました。
さらに進むと左へピークを巻く道になりますが、右に行って山頂へ。
すると「番神山」という道標が。
山頂はとくに何もないので、ここは巻いて良かったかな・・・。
さらに進むと、一旦大きな車道に出ます。
道を渡って再びハイキングコースへ。少し進むと竹林。
で、この先が大澄山山頂です。
あずまやがあって広い広場になってます。
標高は192m。ずっと「おおすみやま」って読んでましたが、「だいちょうざん」が正解です。
福生駅へ
では下山。降りるコースは草花神社方面と、慈勝寺方面がありますが、草花神社に行ってみます。
草花神社は行ってみると、少し高いところにある眺めの良い境内でした。
ただし階段がめっちゃ急勾配です。気をつけて降りましょう。
あとは街を歩いて福生駅に到着。
これにてハイキング終了!
感想とまとめ
浅間岳は市販の地図にも乗ってなかったのでマイナーな山かと思いきや、周辺住民のお散歩コースになってるのか、思ったより多くの人が歩いてました。
羽村取水堰など、山歩き以外にも見どころがあるので、気軽に散歩に来るのにオススメの場所です!
Mitchie M の最後に一言:
ちなみに、玉川兄弟の苗字は上水を作った功績から名付けられたそうです。
▼ 周辺のこんな山にも登ってます。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
はじめまして。
画像検索で草花神社の手水舎の画像を探していて、見つけた!となってリンクを開いたら、なんとそれがあのMitchie Mさんのブログだったので、大変驚きました。
初めてFreely Tomorrowを聞いた時は驚きとともに、皆がこのレベルでお互い切磋琢磨すればVocaloidは10年で人間と聞き分けられなくなるのでは、と胸が踊ったのをよく覚えています。(実際には誰もそんなレベルに辿りつけず……でしたが)
自分は西多摩の生まれなので、ブログの記事を楽しく読ませていただきました。画像のいくつかは、見ただけでどこかわかったのがちょっと嬉しかったです。
草花神社の手水舎を探していた理由なのですが、「それって実際どうなの課」という番組でオードリー春日がロケをしていた神社が、どうも知ってる気がした&変な気になる橋が映っていたため、特定してみようと探してた次第です。(変な橋は都道250号に建設中の橋でした)
番組はTVerで10月27日までは見れるようです。別に神社やその周りが詳しく出るわけではないですが、もしよろしければどうぞ。
見てくれてありがとうございます!意外と記事を見てから著者に気づく方が多いです(笑)
西多摩は自然が近くて、住むには良い場所ですよね!
草花神社がTVで取り上げられるとは珍しいですね。境内からの眺めや、急な階段が印象的でした。^^