
先日1月10日に、群馬県高崎市にある観音山(かんのんやま:標高227m)にハイキングしてきました!
観音山は高崎白衣大観音のある場所として有名で、山というか観光名所ですね。(^^;) ちなみに、ぐんま百名山の一つでもあります。
そんなところなので見どころもたくさんあって、山登り以外に今回は
- 清水寺
 - 慈眼院と白衣観音
 - 洞窟観音
 - 徳明園(日本庭園)
 
を見て回りました。そのレポートを書きたいと思います。
ハイキングコースと地図
まず、今回のハイキングのルートと地図はこちら。
観音山手前の清水寺石段下バス停からスタート。清水寺、慈眼院、白衣大観音、洞窟観音、徳明園を順に回って、清水寺石段下バス停に戻ってくるルートです。
実際自分が歩いてみたところ、コースタイムは2時間39分、歩行距離は5.83kmでした。拝観した時間なども含まれてるので参考までに。
区間別の所要時間など、詳細はヤマレコの山行記録に載せてあります。
ではレポートに行ってみましょう!
ハイキング・レポート
ということで、だるまの街の高崎市に到着。新春に来るにはぴったりの場所です。

観音山まではバスで移動。駅西口の8番乗り場から、高崎市内循環バス「ぐるりん」の観音山線に乗ります。

観音山線には系統番号13と14がありますが、走るコースが少々違います。今回は13番の片山・観音コースのバスに乗り、清水寺石段下バス停まで移動。運賃は200円。ICカードは使えないので注意してください。
で、バスに15分ほど乗って清水寺石段下バス停に到着。

ではGPSをオンにして、ハイキングスタート!
清水寺
まずはバス停すぐそばにある、清水寺を通って山に上がって行きます。

清水寺といえば京都ですが、この清水寺も京都のお寺と関係があるそうです。こちらは1200年の歴史があるそう。
本堂までは境内を少々歩きます。階段も長い・・・。

石段の両側には約300株のアジサイが植えられているそうです。さすがにこの時期は枝しかありませんが、開花期は綺麗でしょうね。
そして本堂手前にある朱色の山門が見えてきました。結構でかい!

山門の中からは高崎市街地も見渡せるようになってました。すこし木が邪魔ですが。
そしてこちらが本堂。

右の柱には「弘法大師 高崎霊場 一番札所」の文字が。本尊は千手観音があり、観音山の名前の由来になってるとか。この名前にちなんで後に白衣大観音が作られたのでしょうかね。
あと、隣の田村堂の中には下仁田戦争で落命した高崎藩士36名を供養するための人形がありました。

下仁田戦争は知りませんでした(汗)勉強しておきます。
ということで、清水寺は観音山の入口にふさわしい、歴史あるお寺でした。
参道商店街を通って慈眼院へ
清水寺本堂右手の道を上がっていくと、車道に出ます。

ここに観音山山頂バス停があり、先ほどのバスを使って登ることもできます。
このあとは基本的には平坦な道です。地図はこんな感じ。

参道商店街を通って、白衣大観音のある慈眼院へ行きます。

この日は正月休みも明けて平日だったので静かでしたね。年末年始はかなり賑わってたのではないかと思います。
さすが高崎だけあってどのお店でもだるまが売ってますね。

参道商店街に並行して、少し上にハイキング道があるので、そこを歩くのも良いです。
慈眼院の白衣觀音と観音山
参道商店街を歩き終わると慈眼院(じげんいん)到着!

「別格本山」って書いてありますね。別格本山とは本山に準じた待遇を受ける、特別な格式をもつ寺院の事だそうです。
で、こちらが本堂。

結構新しくて綺麗です。昭和61年に白衣大観音建立50周年を記念して建立されたそう。
で、その本堂向かいの太鼓橋を渡ると白衣大観音があります。こちら!

おお、でかい!高さは41.8m。これは見事ですね!!
調べて見ると、この観音様はお寺が建てたのかと思ったら、高崎の実業家井上保三郎氏が建てたそうです。戦没者慰霊と観光地化が目的とはいえ、すごい財力!
そして観音様の中(胎内)にも入れます!9階建てで、肩のあたりまで登れるのですね(拝観料が大人300円かかります)。

上の写真はその肩の部分。中は思ったより広いです。中にも観音様が祀られてたり、建設当時の様子の絵が飾られてましたね。
で、小さい窓がいくつか付いてて、外の景色を望むこともできます。本堂を見下ろしてみました。

下の写真は栃木県方面。

こちらは榛名山。

そして下の写真の右には浅間山、左には妙義山は見えますね。あと写真には写ってませんが、荒船山も見えました。

特徴ある形の群馬県の山々が見れて、これは良い眺め!白衣大観音を拝みにきたら、ぜひ体内拝観もしたいところです。
 
で、お寺参りが終わったら観音山の山頂に行きます。どこにあるかというと、白衣大観音のすぐ裏です。階段を少し登り、山頂には銅像があります。

そこの木に山頂の目印がありました。標高は227m。

ひびき橋
山頂を踏破したのであとは下山。慈眼院本堂前に戻って、染料植物園・洞窟観音方面の道へ。
少し行くと、染料植物園へ行くのに渡る「ひびき橋」への分岐に到着。

けど、ひびき橋から先が工事中で、2月28日まで通行止め。とりあえず橋は渡れるそうなので、渡ったらここまで戻ってきます。
で、これがそのひびき橋。

長さは120m。谷からの高さは28.5メートルだそうです。ただ、展望はそんなに良くないです。

橋を渡りきったすぐ先が工事中なので、先ほどの分岐まで戻ってきました。染料植物園にも行こうと思ってたのですが、遠回りになるのであきらめて洞窟観音へ。
ここまでほぼ舗装路歩きでしたが、この先洞窟観音入口までは山歩きらしい道になります。

人力で掘った洞窟観音
そして洞窟観音入口に到着。長い階段を降りて行きます。

下まで来るとありました。本当に洞窟だ!

では入ってみましょう。拝観料が600円かかりますが、徳明園・山徳記念館の入園料も含まれてます。
中はこんな感じ。

人工的な洞窟なのですね。この通路の左右に観音様が全部で39体祀ってあります。


この洞窟観音、誰が作ったのかというと、実業家の山田徳蔵という人によって大正8年に着工され、50年の歳月をかけて作られたものです。しかも当時は動力や土木機械のない時代。つるはしやスコップなどで工事が行われたとのこと。すごすぎ!しかも洞窟の長さは長さ400メートル。
「謎の秘境グンマー」感ある洞窟でした。
回遊式日本庭園 徳明園
で、洞窟観音のすぐ隣には、回遊式日本庭園の徳明園があります。

こちらも洞窟観音と同様に、山田徳蔵が資材を投じて造成が進められたそうです。高崎の実業家ってすごいな!

冬は少し寂しい感じがしますが、紅葉の秋のこの庭園は綺麗だそうですよ。
防空壕も掘ったらしい。

庭園内には山徳記念館もあり。

こちらは写真撮影禁止だったのですが、山田徳蔵のコレクションが展示されてました。
 
ということで、あとは清水寺石段下バス停まで戻ってハイキング(観光)終了。
帰りはバスの時刻まで1時間くらいあったので、歩いて高崎駅まで行きました。所要時間は40~50分くらいです。思ったほど遠くはなかったので、歩いてアクセスするのもありかと思いました。
感想とまとめ
観光地なので、思った以上に見どころが多くて楽しめました。周辺には今回行ったところ以外にも、
- 観音山公園
 - 染料植物園
 - 群馬護国神社
 - 山田かまち美術館
 
などもあるので、全部回れば1日楽しめるのではないかと思います。高崎駅からも比較的近いのでオススメです。
 
Mitchie M の最後に一言:
牛久の大仏にも行ってみたくなった
▼ 群馬県のこんな山にも登ってます。





【著者:Mitchie M @_MitchieM】
  
  
  
  

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