PR
VR

VRoidのアバターをVReducerでcluster用にコンバートしてみた

記事内に広告が含まれています。

VRoidで作ったアバターのVRMをclusterで使用する場合、cluster側で使用できる条件があるため、そのままでは読み込めません。

ですが、VReducerというVRMをcluster用にコンバートできる便利なアプリがあるので、それを使ってみたところ読み込めました。

結果的に一部コンバートが上手くいかなかったのですが、やり方を書き残しておきたいと思います。

VReducerの使用方法

VReducerを使うのにはpythonの知識が少々必要です。自分もpythonは初心者なので間違った事を書くかも知れませんが、慣れてない人の参考になれば幸いです(汗)

まずは、VReducerのソースをGitHubからDLします。

Build software better, together
GitHub is where people build software. More than 100 million people use GitHub to discover, fork, and contribute to over 420 million projects.

ページ右の「clone or download」ボタンからDLできます。

github

で、DLしたらVReducer-masterというフォルダが現れるので、自分は

ドライブ名//Users/ユーザー名/

の場所に、落としたファイルを置きました。

そのディレクトリに変換するVRMファイルも一緒に置いて置きましょう。

あとVRMファイルですが、VRoidでは髪のテクスチャ(マテリアル)の使用は2つまでにすることと、髪の毛メッシュを結合してエクスポートしてください。また、髪はテクスチャが同じでも、色を変えるとマテリアルが増えるので注意が必要です。

自分は作成中の”ミクロイドM”を使ってコンバートしてみます!

vroid 初音ミク

pythonでVReducerを使う

次にpythonを使うのですが、ここではMacの場合で説明します。Windowsの人は別途python2.7をインストールしてください。

Macにはpython2が入っているので、ターミナルから使うことができます。バージョンはOSにもよるので、2.7であるか確認してみてください。下記のコマンドを打てば確認できます。

$ python --version

で、Pythonを使う前に、モジュールのpillow(PIL)が必要なので、それをインストールします。

まずはpipでインストールできるように、下記のコマンドを打ちます。

$ sudo easy_install pip

次にpipでpillowをインストールするので、下記のコマンドを打ちます。

$ sudo pip install pillow

これで準備はできました。次にpythonパスを通します。

$ export PYTHONPATH=/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/bin:$PYTHONPATH

で、VReducer-masterのフォルダがあるディレクトリに移動。

$ cd /Users/ユーザー名/VReducer-master

で、vreducer.pyを読み込んでVRMを変換します(hogeは仮の名前です)。

$ python vreducer.py /Users/ユーザー名/hoge.vrm

これで無事変換できると、VReducer-masterのフォルダがあるディレクトリにresultというフォルダができ、その中に変換したVRMファイルが入ってます。

clusterで読み込んでみる

ではclusterのアバター設定画面に行って、先ほどコンバートしたVRMファイルをアップします。

cluster vroid

それをclusterの空間内で見るとこんな感じです。

cluster vroid

読み込めましたが、真ん中の前髪とまぶたの上辺りのテクスチャが崩れてます・・・。

追記:その後前髪は制御点をスムージングしたら直りました。その画像がこちら。

vreducer vroid cluster

目の上の内側の影はどうしてもテクスチャが崩れるみたいですね。

とにかく、Blenderとか使えない人には、VReducerは一発で変換してくれるので、ありがたいツールなのではないでしょうか?

 
Mitchie M のコメント:

 

やはりコンバートするとモデルの見え方が変わりますね・・・(汗)

 

【著者:Mitchie M @_MitchieM

▼ その他のVR関連の記事

バーチャルキャストで360度画像を背景に使う方法
バーチャルキャストで背景に360度画像や写真を設定できるそうなのでやってみました。 やり方は、 360度写真(全天球画像)をアップ config.jsonにコードを記述 という順序で行います。 360度写真をアップする場所について  まず3...
VR定番アイテム Oculus Rift用VRカバーを使ってみた
VR体験の際にはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を顔に装着します。 その際問題なのが、人は顔に皮脂が多いので、HMDと顔の接する部分にその油が着いてしまう事です。 Oculus Riftのヘッドセットはこうなってます。 で、顔と接する部...
RICOH THETA SCで撮った360°写真をOculus Riftで見てみた!
せっかく「Oculus Rift」と「RICOH THETA SC Type HATSUNE MIKU」を持っているので、THETA SCで撮った写真をOculus Riftで見てみることにしました。 Oculus Riftで360°写真を...
PlayAniMakerの操作方法を解説(基本画面編)【1ページ目】
Oculus Rift用のアプリケーションで、MuRoさん(@MuRo_CG)が開発した、アニメ作成ソフト『PlayAniMaker』の操作方法に関する記事を書きたいと思います。 まず『PlayAniMaker』の紹介については、以下の動画...
PlayAniMakerの操作方法を解説(操作パネル編)【2ページ目】
今回は『PlayAniMaker』の『操作パネル』について解説していきます。ちなみに、PlayAniMakerの紹介と基本画面について書いた、前回の記事はこちらです。 操作パネルについて まず操作パネルですが、ヘッドマウントディスプレイから...
PlayAniMakerの操作方法を解説(コントローラー編)【3ページ目】
今回は、『PlayAniMaker』の物理コントローラーについて解説していきます。ちなみに、前2回の解説記事はこちらです。  Oculus RiftのTouch コントローラーでの操作 『PlayAniMaker』ではOculus Rift...

コメント

タイトルとURLをコピーしました