VOCALOIDの『DYN』パラメータは音量と共に音質も変わるので検証

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

VOCALOIDの初心者だと、『DYN』(ダイナミクス)パラメータが、音量以外に音質も変わることをご存知ない方もいると思うので、その事を書きたいと思います。

まず、『DYN』パラメータについてですが、VOCALOID4 Editorの説明書にはこう書いてあります。

発音の大きさを調節します。値を高くすると大きな発音になり、 低くすると小さな発音になります。

これは一読すると、音量的な事を言ってるかのように読み取れます。しかし「発音」と書いてあるので、「音質」にも影響があることが含まれてます。

では、実際に『DYN』パラメータの大きさで、どのように音質が変わるのか比較してみましょう。

比較方法は簡単です。2つの『DYN』の値が違うロングトーンを打ち込んで、聴き比べてみます。

ただし、『DYN』が違うと音量も変わるので、そこはミキサーで両方の音量を揃えます。ではやってみましょう。

『DYN』パラメータの音質変化の検証

まず、2つのトラックを用意します。そこに例えばG3で「あ」の全音符を打ち込みます(ここでは初音ミク V4Xを使用)。

vocaloi dynamics

聴き比べができるように、両方のトラックの音符の位置が重ならないようにしてください。

ここで、Track1は『DYN』を40に設定。

vocaloid dyn

Track2は『DYN』を120に設定。

vocaloid dyn

他のパラメータはデフォルトのままで結構です。

で、このままでは2つの音の音量が違って比較しづらいので、ミキサーで音量を合わせます。

DYN=40のトラックのボリュームを最大の+6.0に、DYN=120のトラックを-8.7にしましょうか。

vocalid dyn

このままでは全体的に音量が小さいので、Masterのボリュームを最大の+6.0にしましょう。

ではこれで鳴らしてみてください。2つの声の音量は同じはずです。音質(声質)の違いを確認できたでしょうか?

DYN=40の音に比べ、DYN=120の方が声が明るく、少し硬い声になったのがわかるかと思います。

このように、『DYN』パラメータを上げていくと、高域の音が強調されるようになります。

逆に『DYN』パラメータを下げると、高域が抑えられ、少しこもった柔らかい声になります。この音質の変化は『BRI』パラメータに近いような感じもしますが、少し違うような感じもしますね。

まとめ

ということで、『DYN』パラメータは、ただ音量を上げる目的で使うと、声質も一緒に変わってしまうことに注意しないといけません。よって、単に音量を上げるだけなら、DAW側のボリュームなどでコントロールした方が良いでしょう。

打ち込む際も、声質を考慮しながら『DYN』パラメータを設定していくことが大事です。

 
Mitchie M のコメント:

 

『DYN』パラメータが音量と音質の両方に影響するのは、以前は面倒に思ってたけど、今はこれはこれで「よく考えられてるな」と思って使ってます。 

 

【著者:Mitchie M @_MitchieM

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連コンテンツ(レスポンシブ)
スポンサーリンクと関連コンテンツ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

facebookアカウントでコメント


Google+アカウントでコメント