先日4月9日に、山梨県大月市にある百蔵山(ももくらやま:標高1,003m)に登山してきました。
百蔵山は標高が1,000m以上ありながら、JR猿橋駅から比較的すぐ登れるので、ハイカーに人気の山です。
また山頂は「大月市秀麗富嶽十二景」という、大月市域の山頂から美しい富士山が望める展望スポットの一つに選ばれてます。なので今回の登山では綺麗な富士山が見えるのか楽しみなのですね。
では、その登山レポートを書いて行きたいと思います。
百蔵山登山のコースと地図
まず、今回の登山のルートと地図はこちら。
JR猿橋駅からスタートして百蔵山登山口へ。そして「東ルート」から登って左回りに山を歩き、「西ルート」で降りる感じです。
コースの参考にした本は、山渓社の「山梨県の山」。
この本はルートや所要時間が詳細に書いてあるので、登山計画を立てる手間が省け重宝してます。今回はこの本に載ってるコースを忠実に歩きます。
「山梨県の山」に掲載されている登山データは、以下のような感じです。
- 技術度:★☆☆☆
- 体力度:★☆☆☆
- 参考コースタイム:4時間
- コースの距離:8.5km
で、実際自分が歩いてみたところ、コースタイムは3時間25分、歩行距離は9.5kmでした。
自分的には思ってた以上にあっさり歩けてしまったので、健脚の人には少し物足りないかと思います。
また、体力に自信のない人は登山口までバスを使う手もあります。バスについては後ほど詳しく書いておきます。
ではレポートに行ってみましょう!
ハイキング・レポート
猿橋駅〜百蔵山登山口
ということで、スタート地点のJR猿橋駅に到着しました。
バス停は北口の階段を降りてすぐのところにありますが、今回は歩いて登山口まで行きます。
ちなみにバスの時刻表(2018年4月9日現在)はこんな感じ。
「百蔵山登山口」バス停へは「宮谷」行きに乗ります。運賃は150円。乗車時間は6分。
「■」印は休日のみ運行です。休日は登山向きの時間帯の便がありますが、平日は少ないので注意してください。
では歩き始めます。百蔵山までは道標が出てるので、迷うことはないでしょう。
もし時間があったら、少し離れてますが日本三奇橋の「猿橋」に寄って見るのも良いかと思います。
また国道20号に出て、上の画像の看板の少し先にセブンイレブンがあります。そこで食料など補給できます。
そして中央高速の下をくぐり百蔵山へ。
写真左が百蔵山で、右が扇山です。
途中では大月市のシンボル的な山「岩殿山」も見えます。
正面(南)から見た岩壁が特徴ある山ですが、横から見るとこんな感じなのですね。
そしてしばらく歩いて「百蔵山登山口」バス停に到着。
参考までに、駅からここまでの所要時間は大体40分くらいです。
実際の登山口はもう少し先なので、さらに歩きます。住宅地ではあるけど坂道が結構急勾配です・・・。
そして下の写真の分岐に着きますが、右の「百蔵山・扇山」方面に行きます。
ちなみに、下山時には左の道からここに戻ってくる感じです。
4月はいたるところに花が咲いてて綺麗です。舗装路歩きだけど、この時期は目を楽しませてくれます。
そして浄水場の側を抜けたら百蔵山登山口に到着!
ここから山歩きです。今回は「東ルート」から登って行きます!
百蔵山登山
では登山開始! 正直「東ルート」は地味です。
この時期は木に葉がないので、日が当たり明るい道です。けど夏は木が生い茂って歩きにくいかも?
で、最初は尾根道の直登的な道ですが、途中から巻道になります。
しかもだんだん勾配が大きくなるので、ジワジワ体力を消耗しますね・・・。
その途中にはアカヤシオ(?)がもう咲いてました。
最後のロープ場手前の少し平坦な場所で小休止。
では山頂に向かってロープ場の急坂を登ります!
何とかそれを登りきると平坦な場所に出ました。
どうやら頂上の東端のようですね。ここに扇山方面の分岐があります。
そして少し歩くと百蔵山山頂に到着!
「大月市秀麗富嶽十二景」の解説版もありますね。
頂上は結構広いので、人がいてもゆっくり休憩できます。
全天球写真も貼っておきますね。
で、噂の富士山の展望はというと・・・。
見えない・・・orz 正面に富士山が見えるはずなんだけど雲に隠れてますね。天気が良い日を選んで登りに来たんだけど、これは仕方がないか・・・。
でも山頂からの眺めは南側の視界が開けていて、山々と山間部の町の景色がとても綺麗でした。
そして頂上の周囲にはヤマザクラが咲いてるので、タイミングが良ければ「富士山+サクラ」の写真が撮れるそうですよ。
大同山〜下山
では山頂の展望を楽しんだので、下山開始。
今度は「西ルート」を下るのですが、こちらは「東ルート」より歩きやすい道です。
しばらく歩くと「葛野部落」と「猿橋駅」方面の分岐に到着。
ここで葛野方面に一度行きます。すると大同山山頂があるのですね。
ということで、あっさり山頂(標高907m)に着きました。
山頂は特に展望もないので、来なくても良かったかも・・・。
そして分岐に戻って猿橋方面に降りて行きます。するとベンチのある休憩スポットに到着。
ここからの展望もなかなか良いです。右下に中央フリーウェイ(中央高速)が見えますな。
で、さらに下って行くと谷筋に入りました。
ようやく日陰の道に入った感じ。特に「東ルート」はほぼずっと陽のあたる道だったので、少し暑かったのですよね・・・。
そしてこの時期は新緑に陽が当たりグリーンライトが綺麗。
そんな感じ下って行くと、西ルートの登山口に着きました。
ここで分岐になってますが、右の貯水タンクのある方に歩いてください。ちなみに、左に行くと「東ルート」の登山口に出ます。
で、急坂のある集落の中を歩いて、
最初に通った分岐に到着。
あとは猿橋駅まで歩いて登山終了!
感想とまとめ
百蔵山の標高は1,003mです。けど猿橋駅がすでに標高300m以上あり、登山口が600mなので、山歩きで登るのは実際400mくらいです。なので初心者でもチャレンジしやすいと思います。
「東ルート」は急勾配なので、登りが好きな人向けです。ゆっくり登りたい場合は「西ルート」がオススメです。
Mitchie M の最後に一言:
扇山にも登ってみたくなりました
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
▼ この山と周辺の登山コースが載ってる地図
▼ 周辺のこんな山にも登ってます。
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