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飯盛山ハイキング。城跡と野崎観音・四条畷神社を巡る [大阪府大東市・四條畷市]

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先日12月23日に、大阪府大東市にある飯盛山(いいもりやま:標高314m)にハイキングしてきました。

飯盛山はかつて山頂に飯盛城があった城跡で、また登山口の野崎観音の上にも野崎城址があり、2つの城跡を巡れます。

大阪の中心地からもアクセスしやすい山なので、気軽に登り来れるのも魅力ですね。そのハイキングレポートを書きたいと思います。

ハイキングコースと地図

まず、今回のハイキングのルートと地図はこちら。

GPSが不調でめちゃくちゃです(汗)すみません・・・。

スタートはJR片町線(学園都市線)の野崎駅。ここから野崎観音に向かいそこからハイキングコースへ。そして飯盛山に登り、四條畷神社に降りて四條畷駅から帰ります。

コースの参考にした本は、山渓社の「大阪府の山」。

この本はルートや所要時間が詳細に書いてあるので、登山計画を立てる手間が省け重宝してます。今回はこの本に載ってるコースを忠実に歩きます。

「大阪府の山」に掲載されている登山データは、以下のような感じです。

  • 技術度:☆☆☆☆
  • 体力度:☆☆☆☆
  • 参考コースタイム:2時間30分
  • コースの距離:5.1km

実際に歩いた区間別の所要時間など、詳細はヤマレコの山行記録に載せてありますが、GPSが不調なのであまり合ってないかも(汗)

ではレポートに行ってみましょう!

飯盛山ハイキング・レポート

ということで、JR片町線(学園都市線)の野崎駅に到着!

当日東京から来ましたが、10時ごろに着きました。

では早速スタート!駅から野崎観音への案内が出てるので、それに従って駅前から参道のまっすぐな道を進みます。

正面に生駒山地が見えますね。飯盛山は少し左側にあります。

野崎観音 慈眼寺

そして野崎観音の入口に到着。

本堂は山の中腹にあるので、この先で少し長い階段を登ります。

すると着きました!野崎観音はめちゃくちゃ大きいお寺というわけではないですが、上方落語『野崎詣り』や、人形浄瑠璃・歌舞伎『新版歌祭文(通称野崎村)』(近松半二) の舞台となってる有名なところなのですね。

野崎観音|慈眼寺
『野崎小唄』で歌われる当寺は、野崎観音と親しまれる十一面観世音菩薩(平安中期)をご本尊とする、曹洞宗の禅寺です。古くから北河内(大東市・四条畷市・守口市・枚方市・寝屋川市・門真市・交野市・大阪市鶴見区)をはじめとする大阪の人々の信仰を多く集めてきました。

 
そのため『新版歌祭文』の登場人物、お染と久松の供養塚が境内にあります。

そしてこちらが本堂。

この本堂左手に飯盛山へのハイキングコース入口があるので、お参りをしてから山へ。

ハイキングコースに入っても、最初は野崎観音の境内です。なので観音像などがあります。

上の写真の奥に見える石造九重層塔は大東市指定の文化財のようです。

野崎城址

まずは野崎城を目指します。「吊り橋道」と「野崎城跡道」の分岐がありますが、「野崎城跡道」へ。

ハイキングコースはよく整備されてて、斜面はほぼ階段になってます。

で、少し行くと野崎城址に到着。

標高は111m。そんな大きなお城ではなかったようですが、16世紀中頃以降は飯盛山山頂に飯盛城ができたため、出城としての機能も有してたそうです。

本郭は展望広場になってるので、眺めも良いです!

で、ここから一旦少し下ります。

灌頂の滝

その先の沢を渡ったら舗装路に出ます。

そのまま舗装路を登ると「七曲り」という分岐に到着。

飯盛山へはここを左折ですが、直進すると「灌頂(かんちょう)の滝」があるそうなので、行ってみましょう。

道はだいぶ細くなりますが、滝までそれほど遠くないです。

しばらく歩くと着きました!

落差は10数メートルくらいですかね。それほど大きくないですが、修行場的な雰囲気に包まれた静かな場所でした。

今回のハイキングは比較的短い距離なので、時間があれば灌頂の滝にも寄ってみると良いかと思います。

飯盛山登山

では「七曲り」まで戻って、飯盛山山頂を目指します。急坂(階段)を登って辻の新池に到着。

続いて桜井池のそばの絵日傘峠

ここは道標の四條畷方面へ。

再度急坂を登ると尾根筋に出ました。ここからは勾配も緩くなるので歩きやすいです。

そのまま行くと飯盛城の虎口跡らしいけど、どこだかわからなかったな・・・。

で、本丸跡の敷地に入るとNHK・FM大阪送信所があります。

飯盛山山頂

この施設の先のピークに登れば、飯盛城址のある飯盛山山頂です!

頂上には楠木正行の銅像が。

歴史には詳しくないのですが(汗)父である楠木正成の意志を継ぎ、足利尊氏と戦った南北朝時代の武将さんだそうです。

あとで知ったのですが、四條畷市では楠木正行に関係する場所が多く存在してます。

また山頂には旧国旗掲揚台があったり、様々な時代が入り混じった感じ。

そして休憩所・展望台もあるので、ゆっくり休むことができて良いですね。

展望台からの眺めはこんな感じ。

大阪平野一望!視界が良ければ淡路島まで見えるそうです。

飯盛山から下山

では四條畷側に下山します。山頂の先も二ノ丸址があったりするので、しばらくは平坦です。

特に二ノ丸蹟碑郭からの眺めは最高!

先ほどの展望台より少し北側を望むことができます。

で、その先はひたすら下りです。ほとんど階段が整備されてますが、かなり急勾配の場所もあるので注意。

で、御机神社への分岐に着いたら、神社方面へは行かず左に折れます。

そして登山道入口に到着。

なにわ七幸 四條畷神社

これで山歩きは終わりですが、住宅地に出る手前に四條畷神社があるので拝観。

なかなか立派な神社です!「なにわ七幸めぐり」にも入るほどメジャーな神社だそうです。

楠木正行を主祭神としてるので、境内には楠木正成・正行の「桜井の別れ」の石像もあり。

御神木も楠だったり楠木正行推しです!

で、参拝を終えたら四條畷神社参道をひたすらまっすぐ歩いて四条畷駅駅へ向かいます

調べてみると、線路を越えてそのまま少し行くと、突き当たりに楠木正行のお墓(小楠公御墓所)があるみたいですね。

そして四条畷駅に到着。ハイキング終了!

感想とまとめ

登山道は整備されているので、とても歩きやすいです。人気のハイキングコースらしいので安心して歩けるでしょう。

楠木正行、野崎観音と四條畷神社でこの周辺の歴史や文化を学べるハイキングでしたね。この記事を書いて勉強になりました。(^^;)

 
Mitchie M の最後に一言:

 

生駒山に続き、大阪50山2つ目をゲット!

 

▼ 近畿地方のこんな山にも登ってます。

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