先日4月13日に、埼玉県毛呂山町にある鼻曲山(はなまがりやま:標高447m)にハイキングしてきました。
あまり登山本などでも取り上げられることがない鼻曲山ですが、今回のコース上では意外と見どころがあり楽しむことができました。
主な名所は以下のような感じです。
- 虚空蔵尊さくら公園
- 桂木観音展望台からの眺め
- 獅子ヶ滝
- 出雲伊波比神社(国の重要文化財)
桜の咲いた毛呂山町の里山風景はとても綺麗なので、春なら結構充実した山歩きをできると思います。ではそのハイキングレポートを書いていきます。
ハイキングコースと地図
まず、今回のハイキングのルートと地図はこちら。
東武鉄道の越生駅からスタート。虚空蔵尊→桂木展望台→鼻曲山→獅子ヶ滝→出雲伊波比神社と回って、東毛呂駅をゴールとするルートです。
コースの参考にした本は、旺文社の「山と高原地図 奥武蔵・秩父」。
この本に載ってるコースを参考に独自に設定してみました。
で、実際自分が歩いてみたところ、コースタイムは4時間2分、歩行距離は15.45kmでした。区間別の所要時間など、詳細はヤマレコの山行記録に載せてあります。
ではレポートに行ってみましょう!
鼻曲山ハイキング・レポート
ということで、東武越生線の越生駅に到着。
上の写真は西口ですが、今年3月に東口が開設されました。これによりJR越生駅は無人化になったとのこと。何度も利用してる駅だけに少し寂しいな・・・。
ではGPSをオンにしてスタート。
虚空蔵尊さくら公園へ
まずは虚空蔵尊へ向かいます。さこまでは舗装路歩きなのですが、梅の木が多くある越生の里山風景が綺麗。
山が近くなると途中から道標があるので、それに従って歩きます。
そして、20数分歩いたところで虚空蔵尊さくら公園に到着。
本堂へは少し長い階段を登ります。
で、こちらがその本堂。
静かな寺社ですが、梅が満開の3月中旬には「だるま市」が開かれ賑わうそうです。
周辺には公園の名前ほど桜はなかった気がしましたが、桂木観音へ向かう道では結構咲いてましたね。
桂木観音展望台へ
では次は桂木観音へ向かいます。ここから登山道歩き。
けど桂木観音が近づくと一旦舗装路に出ます。
そのまま登って行くと桂木展望台に到着(今回で二度目)!
関東平野が良い眺め。ここからは12月上旬頃、日の出と東京スカイツリーが重なって見えるそうです。
道を挟んだ階段を登って行くと、桂木観音の山門と本堂があります。
本堂の周りは桜など花が咲いてて綺麗。
ちなみに、先ほどの展望台の近くにお手洗いと自販機があります。一休みするにはちょうど良い場所です。
鼻曲山へ
では続いて桂木観音を目指します。道標は「黒山三滝、大満」の方向に歩いてください。
しばらく行くと桂木峠に到着。道標に「鼻曲山」と書いてあるのでそれに従います。
さらに進むと、舗装路を横切ります。ここが天望峠。
で、道の向かいからハイキングコースに入りますが、この先から急坂が出てきます。
それを登りきったところが椎ノ木山・・・かと思われます。
山頂には「四等三角点」と書いてあるだけです・・・。
では引き続き鼻曲山を目指します。「山々を望む丘」と書かれた道標のある鉄塔を過ぎると、
ロープ場登場。危険はないですが、鼻曲山周辺は露岩地帯もあったり、思ったより登山らしい道でした。
そして鼻曲山山頂に到着!
標高447m。周りが木に囲まれてて展望はありません。
では獅子ヶ滝方面に下山します。この先から両脇の少し切り立った尾根を歩きます。
ゆるいハイキングを予想してたけど、意外と巨石もあってテンション上がってきた。
岩+ロープ場もあり。
逆側から登ると「岩場危険」の看板が先に出てきます。
個人的にはそれほど危険ではない感じでしたが、油断しないよう注意してください。
そしてそのまま進むとカイ立場(笹郷峠)に到着。
ここから獅子ヶ滝方面に降りて行きます。
獅子ヶ滝
下山道は簡単な階段が整備されてて、それを降りたら沢沿いの道を歩きます。
下の写真はその沢にあった巨岩。
なんか獅子の顔っぽいかも?これが獅子ヶ滝の名前の由来かな?
個人的には映画「ネバーエンディング・ストーリー」のモーラを思い出しますね。手前の木によじ登ってアトレイユになってみたい(笑)
で、その少し先にある獅子ヶ滝入口に到着。
ここに来るのは二度目ですが、こんな感じの滝です。
落差は5mほど。ちょっと水量が少ないかな・・・。上からも撮ってみました。
滝壺はこん感じ。
同じ毛呂山町の宿谷の滝に比べると小ぢんまりしてますが、パワースポット感のある場所です。ってか滝の手前の木が横から生えててすごかった!
獅子ヶ滝から先は舗装路歩きです。春の毛呂山町の里山風景は桜が本当綺麗!
出雲伊波比神社
東毛呂駅が近くなると、小高い丘の上に出雲伊波比神社があるのでそこに寄ってみます。
下の写真が拝殿。国の重要文化財の指定されてるので立派!
左に流鏑馬の的がありますね。「瀬戸大也」って書いてあるぞ。
この神社では11月にやぶさめ祭りが行われているのですね。境内の横に馬が走る直線の道があります。
で、リオデジャネイロ五輪競泳400メートル個人メドレー銅メダリストの瀬戸大也選手が毛呂山町出身ということで、2016年に流鏑馬を披露したそうです。それを記念してこの的が飾られてます。
さすが重要文化財だけあって、拝殿奥の本殿も見応えありそう。
そしてゴールの東武鉄道東毛呂駅に到着!
これにてハイキング終了!
感想とまとめ
舗装路歩きも少し多かったですが、神社やお寺や滝が見れて思ってたより楽しめました。
山歩きは展望がなく少々地味なので、やはり桜の開花時期に来るのがベストでしょう。
Mitchie M の最後に一言:
毛呂山町は日本最古のゆずの里だそうです。
▼ このハイキングで使用した装備の商品リンク
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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