新型コロナウィルス蔓延によりマスク不足が深刻となる中、大阪府の泉大津市が朝日新聞の通販サイトで販売した布マスク(通称アサヒノマスク)が話題になりました。
定価が2枚組で3,300円が「高すぎる!」とか、「実は高性能」とか物議を醸してるのですが、その実物の布マスクを1枚だけ入手できました!
そこで、このマスクのレビューを書きたいと思います。
「繊維の街」泉大津市の技術を投入
まず泉大津市について調べてみました。泉大津市は大阪府の泉北地域に位置する、大阪湾に面した街です。
江戸時代に「和泉木綿」により繊維産業で栄え、その伝統を引き継ぎ現在も「繊維の街」として知られています。
そんな泉大津市が、その繊維技術を集結し作り上げたのが、この布マスクなのです!ゲットした実物がこちら。
「洗って使える」とのことで、150回洗っても大丈夫だそうです!もちろん made in japan!
今回は泉大津市の繊維メーカー6社がマスク製造に取り組み、この商品については、1917年創業の同市にある老舗繊維メーカー「大津毛織」が製造。
マスクは社員の方々による手作りだそうです!
では袋から取り出して広げてみます。
大きさはフリーサイズで、約14×20cm。
マスクの素材は4層構造で下記のようになってます。
- 表地:綿100%(無着色キナリガーゼ)
- 中材/表側:ポリプロビレン(不織布シート)
- 中材/裏側:綿100%(脱脂わた)
- 裏地:綿100%(無着色キナリガーゼ)
綿は医療用レベルの原料を使用とのこと。布マスクはウィルスを通してしまうという話も聞きますが、この4層構造なら感染リスクを減らせそうですね!
ただその分、少し厚みがあるのでこれから暑い季節になると熱を溜め込みやすいかも?
そして、「150回洗って使える」だけあって、作りはしっかりしてます!
実際に装着してみたところ、立体構造なので呼吸した時にマスクが鼻や口に張り付くことがなく、息がしやすいです。
マスクの下部分は、さすがに首付近までは覆いませんが、顎の下くらいまでは覆ってくれました。
そして何より綿100%の良い素材が使われているので、肌触りが良いです!これなら長時間着けていても不快さは少ないかと。あと、医療品系の匂いがあまりしなくて、コットンの香りが良い感じでした。
裏から見るとこうなってます。
耳にかける紐は、ゴムを結んで長さを調節。
この製品に唯一不満があるとすればここですかね。結んで長さを調節するのって意外と面倒なので、長さ調整ストラップみたいなので簡単にできれば良いかなと思いました。
ただ、ゴム紐は取り外しできるので、伸びても交換可能です。
このマスクはお買い得か?
で、色々と話題になったこのマスクですが、自分的には「2枚組3,300円は妥当!」という結論です(元々これが定価らしいです)。実際の耐久性はまだわかりませんが、150回洗って使えればお得かと。
あとやはり「繊維の街」泉大津市の名をかけた商品なので、品質が高く安心できるのが大きいですね。
「1枚1,650円くらいで売れば良いのでは?」とも思いました。けど1つを洗って干している間にもう一つを使えるので、2枚組の方が便利です。
この先のマスク不足がいつ解消されるかにもよるかと思いますが、この状況でしたら泉大津市の布マスクはかなりお買い得だと思いました。
現在は物流の支障のため、このマスクを期間未定で販売停止しているとのことですが、個人的には販売の再開を願ってます!!
Mitchie M のコメント:
関東人の自分としては、これを機に泉佐野市と混同しなくなりました (^^;)
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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