PR
機材

KORG 01/Wのトランスからノイズが出るときの対処法

記事内に広告が含まれています。

前回の記事で、KORGのシンセ 01/Wの液晶用トランスからノイズ(プーという異音)が出る場合がある事を書きました。

▶︎ 参考記事:

古いシンセは液晶用のトランスが寿命でノイズを出すことがあるので注意
自分の使用しているハード機材は古い物が多いので、最近修理に追われてます(汗) で、今回書くのはタイトルの通り「古いシンセは液晶用のトランスが寿命でノイズを出すことがあるので注意しましょう」という話です。 古いシンセと言っても液晶ディスプレイ...

 
で、今回はその時の対処法について書きたいと思います。

が、ここで注意。結論から言うと妥協策です。(^^;) 以下でそれに至った経緯を書いていきます。

 
まずトランスのノイズを抑えるための策をネットで調べたところ、次の3つの方法が書かれてました。

  1. 液晶バックライトのコネクタを逆相にする
  2. 電源部のコンデンサを変えてみる
  3. 液晶パネル自体を交換する

①についてはやってみたところ効果なしでした。根拠もよくわからない・・・。

②については、コンデンサの劣化でトランスがなる場合があるとのこと。なので音質アップも兼ねてコンデンサを一部変えてみました。こんな感じ。

Nichicon コンデンサ

青いのと、トランス横の金色のがそれです。ニチコンの音響用コンデンサですね。

しかし、これでもノイズは収まらず・・・。

最後に③の方法なのですが、これができれば修理としてベストです。やり方は以下のページに書いてあります。

▶︎ Korg W/01 PSU Mod for New Backlight LCD | Piotr J. Walczak – Techno Blog

要するに問題のトランスを必要としない液晶パネルに交換するのです。しかしこの液晶パネル自体が入手しにくいのですよね・・・。

なので解決策として自分は、この問題のトランスを撤去することにしました。

ここで「トランスを取ったら液晶が動かないんじゃない?」と思う方がいるかもしれません。実は自分もそうでした。(^^;)

しかしこのトランス、実は液晶のバックパネル用の電源用で、これがなくても液晶自体は動作するのです。要するにトランスがない場合「液晶が光らない」というだけです。

なので、シンセを自宅で使う場合、暗がりで使用したり、何か物の陰になっていなければ、液晶は問題なく読めます。

ということで、トランスを撤去。

korg 01/W トランス

基盤の「T1」がトランスがあった位置です。そして下の写真が除去したトランス。

で、蓋を閉めて起動したところ、ノイズがなくなり快適になりました!

korg 01/w lcd 

液晶は光りませんが、文字を読むのには問題ないです。

ということで、あのノイズがなくなったのは本当に良かったです。液晶のバックライトは寿命があるので、個人的にはこれで十分です!

【著者:Mitchie M @_MitchieM

▼ こんな記事も書いてます。

KORG 01/WのFS鍵盤をメンテナンスする時の注意点
前回、KORG 01/Wの電源部を改造したのですが、本体を開けたついでに鍵盤部分をメンテナンスしました。ホコリが溜まってるのか一部鍵盤の動きが鈍かったのですよね。で、そのメンテの際「やってしまった」事もあるので、その注意点を紹介。(^^;)...

コメント

  1. あゆみ より:

    お疲れ様です
    そうなんですよね、
    なんのトランスなのかわかっていれば
    はずしちゃても良いのです
    が…よくわかりましたねw
    逆相の件なんか、
    普通はなるほどわからん、でしょう
    余談ですが音響用途としてのニチコン、
    KZグレードはMitchieさんの楽器には
    けっこう合うんですよ♪
    低域はタイトなりかつ重く沈みこみます
    さらにMitchie Mサウンドの
    ノリの良さが増します!

    • Mitchie M より:

      ニチコンのコンデンサは大きさが問題なければ良く換装します。音質はもちろんですが耐久性も高いですしね。^^

タイトルとURLをコピーしました