日本が世界に誇る楽器パーツメーカーGOTOH。その名を世界に響かせた「マグナム・ロック」を使ってみたかったので、ギターのペグ(マシンヘッド)を交換してみました。
その作業などについて書いてみたいと思います。
GOTOH SD91-MGを購入
今回ペグを交換するギターはFender Japanのテレキャスター、TL52-TXです。
これにはクルーソンタイプのペグが使われているので、同じくクルーソンタイプのマグナムロック・ペグ「GOTOH SD91-MG」を購入しました。
到着した商品がこちら。
開封してみます。
付属品はペグの他に、サイズ違いのブッシュが2種類と固定ネジそしてブッシュ抜きの工具が入ってました。
マグナムロックペグの交換作業
それでは交換作業を開始!
下の写真今回交換するテレキャスのヘッドです。
まずは弦を外して、ヘッドの裏のネジも除去。するとペグを外すことができます。
テレキャスはマイナスねじが採用されていますが、ペグの間は幅の広いマイナスドライバーは入らないので面倒でしたね・・・。
ブッシュはヘッドに圧入されているので残ったままです。
元のペグとマグナムロックのものを比べてみると、高さはマグナムロックの方が少し低い感じ。
重量は測り忘れました(汗)。けど音に影響の出るような重量差ではないと思います。
次に元々付いているブッシュを外します。このブッシュをマグナムロックのものに使えなくもないですが、穴の径が少し広くガタつくので、マグナムロック付属のブッシュに替えた方が良いでしょう。
この作業には付属のブッシュ抜き工具を使います。けどこれが使えない。サイズが合わないという・・・。
仕方ないので、穴にマイナスドライバーを差し込み、ハンマーで叩いてブッシュを抜きました。
そしてマグナムロックのブッシュに替えます。付属ブッシュは高低2種類ありますが、高さのある方が元のものと同じサイズなので、こちらを使用。
で、ブッシュは圧入しないと最後まで入りません・・・。
圧入にはクランプ工具を使いますが、自分は持ってなかったため、代わりにプライヤーを使いました。
ブッシュとヘッドの裏側に薄いクッションを入れ、プライヤーで噛んで行けったら、無事取り付けできました。
ただ、このマイナスドライバーでブッシュを抜いて、プライヤーで噛む方法は多少パーツを傷つける可能性があるので気をつけてください。
ここまでできたら、マグナムロックをブッシュの穴に通して、裏側をネジで固定すれば取り付け完了です!
ネジ穴の位置もピッタリなので、問題なく取り付けられるでしょう。ちなみにネジは付属してますが、やはりテレキャスといえばマイナスネジなので、ここは元のものを使いました。
あとマグナムロックのペグは1~3弦と4~6弦で、弦を通す穴の径が違ってます。取り付ける際は、そこだけ注意してください。
使用してみた感想
使ってみると、やはりピッチは安定しましたね!
そして、元のクルーソンタイプだと弦の巻数でテンション感が変わってしまうことがありましたが、マグナムロックなら弦をロックする仕組みなので、毎回安定したテンション感になります。
けど、音についてはそれほど変わった印象はなかったです。
ただ弦の交換は少し楽になるので、ピッチなどの安定感を求める人以外にも、元の交換作業が面倒だと思ってる人にもオススメできます。
また、テンション感も調整できるようにしたい人は、HAP(ハイトアジャスタブルポスト)いう、シャフトの高さを調整できるタイプのマグナムロックもあるので、そちらを使ってみるのも良いでしょう。
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▶︎ SOUNDHOUSE : GOTOH ( ゴトー ) / SD91-MG-05M-L6-Nickel
▶︎ SOUNDHOUSE : GOTOH ( ゴトー ) / SD91-HAPM-05M-L6-Nickel
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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