所有してるFender テレキャスターのブリッジが若干腐食してきたので、交換してみました。
交換用のブリッジはFender純正ではなく、日本が世界に誇るギターパーツメーカーGOTOHのこちら。
BS-TC1という”In-Tune”サドルを搭載した、オクターブチューニングの精度が向上するテレキャス用のブリッジです。
ちなみに、”In-Tune”サドルとは下記のようなものです(Webサイトから引用)。
特殊な弦溝加工によりストリングリリースポイントを最適化する事で従来のヴィンテージタイプサドルに比べイントネーションチューニングの精度が大幅に向上します。1種類のサドルをリバーシブルで使用する事で各ポジションに対応、GOTOHの高度な技術が可能にした新発想のサドルです。Tiシリーズはチタニウム特有の豊かな倍音とロングサステイン、BSシリーズはブラスならではのブライトなサウンドを得る事ができます。
サドルはチタンのものもありますが、今回はテレキャスらしい音質を重視して、ブラスサドル搭載のものを選びました。あと、ブリッジはクロムメッキを選択。別バージョンとしてニッケルメッキのも用意されてます。
では早速開封。
クロムメッキとサドルのゴールドが美しい!テレキャスの3wayサドルの見た目を尊重したデザインなのも良いですね。
サドルには弦を乗せる溝があって、この弦の当たる位置が若干前後にずらしてあるのです。それにより、純正のテレキャスサドルでは得られなかった正確なオクターブチューニングが可能になります。
ただし、3wayなのは変わりないので、全てのギターにおいて完全なオクターブチューニングを保証するものではありません。
ちなみに、取り付け用のねじ穴間64.8mm、弦間ピッチは10.8mmです。購入前に元のサドルを確認しましょう。
付属品は取り付けネジとアーレンキー
結果から言うと取り付けネジはサイズが違ったので使用しませんでした。あと付属ネジは頭がプラスなのですよね。やっぱテレキャスといえばマイナスネジなので、元々付いてたものを流用することに。
ということで、まずは古いブリッジの取り外し。これはサドル下のネジを外せば簡単に取れます。あとピックアップも外す必要あり。
実は自分のブリッジは、既にカラハムの”Vintage Compensated Tele saddles”という、こちらもオクターブチューニング精度を向上したものに変えてあるのですよね。
なので、換装後に音がどれくらい変わるのか気になります。
念のため、古いブリッジと重量の違いがあるか調べるため計測。
古いブリッジは89グラム。
GOTOH BS-TC1は91グラム。ほとんど差はありませんでした。
ではBS-TC1をテレキャスに装着。
では早速弾いてみましょう。すると・・・。おお、音が煌びやか!サスティーンが伸びて良く鳴ってる感じ。これは気持ちいい音だな!何が影響してるんだろう?サドルだけでこんなに変わるとも思えないし、ブリッジ本体かな?
生音で聴いても十分わかるレベルです!自分の元のブリッジはカラハムのサドルに変えてあったものの、それでも音の変化は大きかったです。これだとテレキャスのスタンダードなブリッジとサドルからの交換なら、結構変化を感じられるのではないでしょうか。
ただし、チューニングは6弦だけが少しシャープしてしまいました。これは個体差があると思うし、3wayサドルの宿命なので仕方ないかと。まぁチューニングが完璧だと「テレキャスらしくない」という言い方もできるかも (^^;) 実際「音が綺麗すぎのでは?」と感じなくもないです。
とはいえ、これは非常に効果のあるパーツ交換でした。オススメです!
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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