Logic Proに内蔵してるギター・アンプ・シミュレーターのエフェクト「Amp Designer」。
このエフェクトはその名の通り、ギターにかけてアンプの音を再現するものなのですが、それ以外の楽器での活用方法を紹介したいと思います。
自分がギター以外でAmp Designerを使用するのは下記の2つのケースです。
- ドラムの音作り
- 声のラジオボイスに空気感を加える
それぞれについて書いていきたいと思います。
Amp Designerを使ったドラムの音作り
ドラムの音作りでは、キット全体を少しディストーションのかかった個性的な音にしたい場合、Amp Designerをかけてます。
プリセットに登録してるのは以下のような設定です。
AmpはLarge Blackface Amp。CabinetはBrownface 1×15でとりあえず試してみます。
AmpのGAINはドラムが程よい感じに歪むように設定し、BASS、MIDS、TREBLE、PRESENCEで音作りします。
エフェクトはオフにしますが、場合によってはREVERBを少し上げてスプリング・リバーブを加えてビンテージ感を演出するのも良いかも。
CabinetはMicをDynamic 57に。色々なタイプのマイクが用意されてるけど、個人的な音の好みで結局これに落ち着く事が多いです。
マイクのポジションはスピーカーのセンターに近づけて、空気感の少ない抜けの良いサウンドにします。
このドラムサウンドは、1曲通してかけてると少し疲れる音ですが、フィルインや間奏など一部でアクセントとして使うと良いかと。
Amp Designerを使ってラジオボイスに空気感を加える
通常ラジオボイスについては、EQでハイとローをカットしレンジを狭めれば作る事ができます。
けど、アンプシミュレーターを使えば、実際にラジオのスピーカーから鳴ってるような感じにできるので、少し凝った音にしたい場合にオススメ。
自分がプリセットに登録してる設定は下の画像のような感じです。
AmpはBoutique Retro Amp。Cabinetは一番小さいTweed1×10。これを元に音作りして行きます。エフェクトはオフです。
CabinetはMicをRibbon 121にして、ポジションはスピーカーから一番離して空気感が出るようにします。
もし音の抜けがイマイチだったら、マイクをスピーカーのセンターに近づけてください。
もちろんAmp Designerだけでは声のレンジを狭めらません。なのでEQを挿してハイとローをカットしラジオ声っぽくなるように調整してください。
以上、Amp Designeを使った音作りの紹介でした。何か参考になれば幸いです。
Mitchie M のコメント:
AmpとCabinetは多くの種類が用意されているので、好みの組み合わせを見つけてみてください
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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