世界最小の20インチ折りたたみ自転車CARACLE-Sを10速化したので、そのレポートをしたいと思います。
ちなみに、現行のCARACLE-Sは標準で10速です。なので、過去の9速のCARACLE-Sを10速化するのにこの記事が参考になれば。
10速化に必要なパーツ
CARACLE-Sを10速化に必要なパーツは以下のものです。
- シフター(右のみ)
- リアディレーラー
- スプロケット
- スプロケット用スペーサー
- 10速用チェーン
このうち、リアディレーラーとスペーサーはマストではありません。
リアディレーラーは9速のものでも10速と互換性があるとのこと。これについては自分は試してませんが、ネット上で調べてみると良いでしょう。
また、9速用のハブに10速のスプロケットをつける場合は、厚さ1mmのスペーサーが必要とのことでしたが、実際スプロケットを10速にしたところ、スペーサーは不要でした。自分の場合スペーサーを挿入するとロックリングが付けられなかったです。これについては装着するスプロケット次第なのではないかと思いますので注意を。
パーツ紹介
ということで、交換するパーツをそれぞれ紹介。今回グレードはSHIMANOのDEORE XTで揃えてみました。
シフター SHIMANOSL-T8000
まずはシフターのSHIMANO SL-T8000。
使用するのは右のみです。重量は実測で124グラム。
ちなみに、CARACLE-Sに標準で付いてたSHIMANOのシフター、DEORE SL-M590は138グラム。
それほど軽量化にならないけど、XTグレードを変えるとシフトが「カチッ」と素早く正確に決まってくれるでしょう。
リアディレーラー SHIMANO RD-M781 GS
次はリアディレーラー。こちらはSHIMANO RD-M781 GS。
色は黒です。プーリーケージの長さはGS。
CARACLE-Sに標準で付いてたディレーラー、SHIMANO DEORE RD-M592はSGSなので、プーリーケージの長さは少し短くなります。
RD-M781 GSの重量は実測で232グラム。
元々付いてたRD-M592は実測で284グラムなので、52グラム軽量化。
スプロケット SHIMANO CS-M771-10
スプロケットはSHIMANO CS-M771-10。11-36Tです。
ヒルクライムにも対応できるよう、ローギヤが一番大きい36Tのものを選びました。
その代わり重量は重くなります。実測で330グラム。
先述したように、ハブに装着時は1mm厚のスペーサーは必要ありませんでした。買ってしまったけど・・・。
チェーン SHIMANO CN-HG95
コンポーネントを10速化すると、チェーンも10速のものに変える必要があります。ということで、SHIMANO CN-HG95を購入。
CN-HG54という一つ下のグレードのものもありますが、定価で300円くらいの差なので、錆にくさなどが向上したこちらのCN-HG95がオススメ。
チェーンのグレードの違いの詳細については下記のサイトが参考になるかと。
換装後の走行インプレッション
ということで、特に大きな問題もなく換装完了!
試走してきましたが、やはりギヤのシフトが速く正確に決まりますね!これは気持ちいい!
スプロケを大きくしたのであまり軽量化にはならなかったものの、36Tは漕ぎが軽くなるのでヒルクライムも楽になります
「10速は調整がシビアなので折りたたみ自転車に向かいない」という噂も聞きましたが、全然そんなことなかったです。実際輪行してシフト調整がおかしくなったこともなかったので心配ないでしょう。
ということで、個人的にCARACLE-Sの10速化は満足な結果でした!ただ時代は11速になってきてるので、もしかしたら今後XTの10速のパーツが旧製品になって手に入りにくくなるかも知れません。10速化を考えている人は早めにパーツを確保したほうが良いかも知れませんね。
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