普通はペグ(マシンヘッド)って交換しても音はあまり変わらないのですが、ヴィンテージ・サウンドを意識した、音の響きを良くすることに重点を置いたペグがあります。
それがMUSICLAND KEYがプロデュースするAUTHENTICのブランドKEY’STONEの「ブラスポスト」カスタムペグ・シリーズです。
これを試してみたくて、ストラト用にクルーソンタイプのものを購入したので、それのレポートをしたいと思います。
KEY’STONE FS-DLXと’50s Vintage Replica Tuner Bushings
まずは購入したのはこちらです!
右がAUTHENTIC True Machine Head FS-DLX / NICKEL6
左がブラス製のブッシュ、’50s Vintage Replica Tuner Bushings / Nickel 6です。
このパーツはVintageのKlusonペグを研究し、当時採用されていたブラスポストが使用することにより、ビンテージサウンドを再現します。
しかも、ただのビンテージの再現ではなく、製造はGOTOHが受け持つことによりチューニングの精度を向上するなど、現代の技術を取り入れ、独自の工夫も施されています。
FS-DLXは「ブラスポスト」カスタムペグのデラックスモデルです。通常モデルのFS-STDというのもあるのですが、どこが違うかというとデラックスモデルはウォームギアもブラス製とのこと。
「どうせ試すならデラックスモデルだな」ということで、今回こちらを選びました。
ちなみに、FS-DLXにはペグ本体の他にブッシュとペグの取り付けネジも付属しているので、別途ブッシュを買う必要はありません。
けど、KEY’STONEではブラス製のブッシュ’50s Vintage Replica Tuner Bushingsも売っているので、こちらも購入し使うことにしました。ペグとブッシュをブラスにすることにより、一段と響きを向上する事ができるそうです。
ペグの交換
では「ブラスポスト」カスタムペグに交換します。
手順はテレキャスをマグナムロック化した時と同じなので、下記の記事を参考にしてもらえたら。
ということで、元のクルーソン・ペグを外します。
下の画像は「ブラスポスト」カスタムペグと元のペグを比較。
重量も形状もほとんど同じです。ただ、弦を差し込む穴の位置は「ブラスポスト」カスタムペグの方が少し低いところにあります。
そしてブッシュも比較。
元のブッシュの方が少し首下が長いですね。ちなみにブラス・ブッシュのサイズは、外径8.9mm、内径6.5mm、首下4.7mm です。
で、無事交換作業が完了したヘッドが下の画像。
とりあえずピカピカなのは気持ちいいですね!
交換後の音と使用感
さて、「ブラスポスト」カスタムペグに換装してどう音が変わったかというと・・・、一言で言うとブライトになりました!
耳に痛い高域というわけではなく、抜けの良くなる高域が出てる感じです。特に1,2,3は顕著に分かります。ブラスの音響特性でこうなるのでしょうかね・・・?
で、この影響かトレモロ・スプリングがやたら共鳴するようになりました。自分がスプリングを4本使用しているせいかも知れませんが、人によっては少しミュートしたくなるかも?
とにかく、生音で分かるレベルで音が変わりましたね。これがビンテージ・サウンドなのかは自分には使用経験がないので分かりませんが、むしろモダンな感じがしなくもないです。パーツが新品のせいかな?
これは音の好みが分かれるかも知れませんが、個人的にはとりあえず気に入ってます!もし自分のストラトの音が気に入らなかったら、「ブラスポスト」カスタムペグを試してみる価値はあるでしょう。
一点だけ不満があるとすれば、ペグを回すのが硬いことですかね。元のペグも少し硬めだったのですがさらに硬くなりました・・・。チューニングは安定するのかも知れませんが、もう少し回しやすい方がセッティングも楽になり良かったかなと思います。
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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