GRETSCH(グレッチ)を代表するピックアップのフィルタートロン。
自分の持ってるGRETSCH G6120に装着してあるフィルタートロンのリアピックアップは、高さがかなり低めで、どうしてもそれ以上上げられませんでした。
そこで、しっかり弦高やブリッジの高さも調節した上で、ピックアップを加工して対処しました。その方法を書いておきたいと思います。
フィルタートロンの加工
フィルタートロンは物によっては構造が違うのですが、自分のは底面のスチール板が飛び出しており、これがエスカッションに当たることによって、ピックアップの高さ調整に限界があったのですね。
そこで、この出っ張りを切り落として、好きなだけ高さを上げられるようにします。
上の写真ではもう半分くらい切り込みが入ってますが、金鋸で切り落とせました。
で、左右両方切除完了!
切った部分は必ずヤスリで磨いてください。触れると指を切ったりするので危険です。
下の写真は切り落とした部分。もしかしたら金切バサミでも行けたかな?
ピックアップの高さを上げる
では加工したピックアップを本体に取り付けます。
G6120はピックアップの下にクッションがあり、これで高さ調整をする仕組みです。けどこれでは高さをさらに上げるには足りないので、その上にもう一つクッションを置いて、その上にフィルタートロンを装着。これでピックアップの高さを上げることができました!
ピックアップ加工前は、弦の下部とピックアップ上面の距離が6mm近くあったのですね。けど4mmまで上げられました!もうエスカッションには当たらないので、もちろんこれ以上上げることも可能です。
ちなみに、フィルタートロンのピックアップの高さってどれくらいが良いのか調べてみました。するとTV Jonesのはブリッジ側が1弦側と6弦側ともに約3.96mm (5/32インチ)、ネック側は6弦側が4.76mm (3/16インチ)~5.55mm (7/32インチ)、1弦側が4.76mm (3/16インチ) を推奨してるようでした。
ちなみに、測る位置はピックアップのポールピース先端ではなく、ピックアップ上面から弦の下までです。
モデルによって個体差はあるので、これが良いとは限りません。基準値として参考にするといいかも。
で、これに従って高さを調節し実際鳴らしてみたら、音に勢いが出てモダンな感じのサウンドになりました!これぞロックのGRETSCHの音って感じ。
かなりピックアップの高さを上げて使ってるギタリストの人もいるようなので、もし高さが低くてそれ以上上げられないようだったら、この加工をしてみることをオススメします。ただし全て自己責任で行ってください。
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Mitchie M のコメント:
最終的に音量バランスを考えて、6弦側を5mmにしました
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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