PR
DAW

プラグインを追加するならSonnox Oxfordをオススメしたい

記事内に広告が含まれています。

前回、Sonnox「VoxDoubler」を紹介したので、同社のOxfordプラグインを紹介したいと思います。

自分はミックスでは主にLogic Pro付属のプラグインを使ってます。けど「この音は大事」というトラックに挿してるのが、Sonnox Oxfordプラグインです。これの音が非常にクオリティーが高いのです!

自分が持ってるのは「Sonnox Essential Collection」という、4つのプラグインが付いてるバンドル版なのですが、これを使えば、Logic Pro付属エフェクト以上の音作りができます。

その収録されてる4つのプラグインとは以下のものです。

  • Oxford Dynamics(コンプレッサー)
  • Oxford EQ(イコライザー)
  • Oxford Supresser(ディエッサー)
  • Oxford Reverb(リバーブ)

基本的にOxfordプラグインは高いので、買うなら汎用性の高い基本的なプラグインが付属した「Essential Collection」が一番安くてオススメです。

SONNOX OXFORD ( ソノックスフォード ) / Sonnox Essential Native

▶︎ SONNOX OXFORD ( ソノックスフォード ) / Sonnox Essential Native

以下にそれぞれのプラグインについて紹介したいと思います。

Oxford Dynamics

このプラグインを買う前に、あらゆるコンプを試してみたのですが、その中で一番好みの音だったのがこの「Oxford Dynamics」です。

oxford dynamics

音はそれほど個性のある感じではないのですが、クリアー&ナチュラルで低音をしっかり保ったままコンプしてくれるのが気に入ってます。

あと、Logicのコンプに近いかかり方をするので、個人的にすごく扱いやすいですね。

oxford dynamics

例えば、上の画像の「COMP TYPE」ですが、「NORMAL」はLogic付属コンプの「Studio」系に近い少しソフトなかかり方です。

また、「CLASSIC」は「Classic VCA」のようなアタックが残るパツパツした音で、「LINER」は「Vintage」系の強く潰せる音です。

そしてLogic付属コンプには「DISTORTION」という歪みを加えるパラメータがありますが、Oxford Dynamicsでも「WARMTH」という項目から同じように歪みを加えられます。

oxford dynamics

「WARMTH」では歪みを加える量を調節できるのがありがたいですね。

こんな感じで、ほぼLogicのコンプと同じような感覚で使えるので、最初Logicのを使って最終的にOxford Dynamicsに差し替えても違和感なく鳴ってくれます。

Oxford EQ

こちらのEQもOxfordらしいクリアー&ナチュラルな音なのですが、すごくEQの効きの良いです!

oxford eq

残念ながらLogicのChannel EQのようなアナライザー機能がないのですが、音の傾向はLogicのに近いです。なので自分は最初はLogicのEQを使って、最終的にOxford EQに差し替える事が多いですね。

あと、Oxfordプラグインは「A」と「B」二つに設定を記憶できるので、それぞれの設定をボタン一つで聴き比べるのが便利です。

Oxford Supresser

Oxford Supresserはディエッサーなのですが、抑える帯域やその幅など細かい設定ができます。

oxford supresser

Logic付属のディエッサーはパラメータが少ない上に、かけられる帯域は一番下が1200Hzまでです。

それに対してOxford Supresserは低域まで対応してるので、ベースの低音のふくらみを抑えるのにも使用できて、すごく便利です。

Oxford Reverb

ここまで述べてきた3つは、ダイナミクス系とEQなので、Logic付属プラグインに比べ、音に大きな差は出にくいです。(^^;) けどリバーブに関しては大きな差が出ます。

Oxford Reverbは非常に密度のある高品位な残響音で、これはLogic付属リバーブでは出せない音ですね。

oxford reverb

パラメータが細かいので初心者には扱いが難しいかも知れません。けどプリセットが充実してるので、そこからイメージに近い音を選べば良いかと思います。

基本的なホール系、ルーム系などはもちろんですが、ビンテージ・リバーブをシミュレートした音も収録してるので、あらゆる場面で使えます。

最後に

自分はLogicユーザーなので他のDAWソフトは分かりませんが、Logic付属プラグインもそれほど悪くなく意外と優秀です。けどそれらを使い込んで、ワンランク上の音を目指したい場合には、このSonnox Oxfordプラグインをオススメします。

 
Mitchie M のコメント:

 

GUIのデザインはイマイチですがいい音がします。(^^;)

 

【著者:Mitchie M @_MitchieM

▼ その他のDAW関連の記事

Sonnox「VoxDoubler」は自然な音のダブラーエフェクトがかけられて良い!
最近、コーラスで使用するダブラーエフェクトは、Sonnox「VoxDoubler」というのを挿してます。 ▶︎ Sonnox | VoxDoubler ダブラーは今まで、Antaresの「AVOX DUO」を使ってました。けど「AVOX D...
『全米ヒット曲の7つの変化』研究結果に対する私見
先月末に「ポップソングのイントロ、過去30年で短縮 聞き手も早送り傾向」という記事に対する、自分の曲での分析記事を書きました。 この元の記事で「イントロが短くなった」事などを研究をしているのは、オハイオ州立大学のユベール・レベイエ・ゴーバン...
リバース・エコー(リバース・リバーブ)の音の作り方
通常のリバーブは、原音に対して後ろに残響が付きます。それに対しリバース・エコー(リバース・リバーブ)というのはこれとは逆に、原音の前から残響がやってくるエフェクトの事です。 例を挙げると、Madonnaの「Get Together」の動画の...
Logic Pro付属オルガン『Vintage B3』のロータリースピーカーを自由にコントロールする方法
AppleのDAWソフトLogic Pro Xに内蔵してるオルガン「Vintage B3」。 自分はオルガンの音源はこれを使うことがほとんどです。音の太さとリアルさは少々物足りないのですが、音作りが細かくできるため重宝してます。 Vinta...
Logic Pro X 10.4が登場!新追加プラグインが充実!!
先日、私が愛用してるDAWソフト「Logic Pro X 」バージョン10.4のアップデートのアナウンスがあったので、早速最新版に更新してみました。 今回のアップデートすごいです!特に新しく追加されたプラグインが充実してるので、簡単に紹介し...
Logic Proの「MIDIトランスフォーム」で人間っぽいタイミングのズレを加える
AppleのDAWソフトLogic Proには「MIDIトランスフォーム機能」という、MIDIデータを指定した条件によって変換できる機能があります。 正直、自分はこの機能をそれほど使い込んでないのですが(汗)、その中でも一番使用頻度が高いプ...

コメント

  1. いかじそ より:

    こういういいプラグインの紹介の記事大好きです!
    ふと疑問に思ったのですが、Sonnox Eliteの製品を追加したりはしないのでしょうか?
    Inflatorなどは有名らしいですが

    • Mitchie M より:

      個人的にはSonnox Essentialで十分です。
      Inflatorのような効果を得るプラグインは他にもあるので、これにこだわる必要もないと思ってます。

      • いかじそ より:

        Inflatorのような効果を得るプラグイン
        とはMitchie Mさんは他に何を使用されていらっしゃるのでしょうか?
        使用されている機材の記事も読んでいますがSonnox以外のものを使用されていらっしゃるならぜひお聞きしたいです。

タイトルとURLをコピーしました