先日こんな記事を見つけました。
▶︎ ポップソングのイントロ、過去30年で短縮 聞き手も早送り傾向
内容を一言で表すと、
過去30年間でヒットソングのイントロは劇的に短くなった
というもの。
その中でこんな例を挙げてます。
米バンドのスターシップ(Starship)の1987年のヒット曲「Nothing’s Gonna Stop Us Now」と米ポップバンド、マルーン5(Maroon 5)の2015年のヒット曲「Sugar」だ。前者の曲のイントロ部分が22秒であるのに対し、後者は出だしから7秒後にはアダム・レヴィーン(Adam Levine)が歌い始める。
とのことなのですが、実は動画投稿をしている身の自分からすると、これは全然驚くに当たらない事なのですね。
ネットで音楽が聴かれるようになってからは「イントロはなるべく短く」が鉄則なので、自分も以前からこれには気をつけてます。
そこで、自分が投稿した曲で、イントロから歌い始めまで何秒かかっているかを見てみたいと思います。
結果はこうなりました。
- FREELY TOMORROW:6秒
- イージーデンス:11秒
- 愛Dee:4秒
- アイドルを咲かせ:10秒
- ビバハピ:6秒
- アゲアゲアゲイン:12秒
- 好き!雪!本気マジック:5秒
- ぶれないアイで:9秒
- ニュース39:12秒
- アメイジング・マジシャン:3秒
こうして見ると、長くても12秒以内には歌い始めてますね。
イントロが短い理由は、先述の記事中に書いてあるように「聞き手の興味を引こうとするため」というのが大きいです。歌のないイントロで視聴者を引きつけるのは本当難しいのですよね。
ただ、ここに挙げたのは動画投稿した曲なので、CDのみ収録といった楽曲については、イントロはもう少し長かったりします。
そういうわけで、記事中に書かれているように、
音楽を聴くときの習慣についてスポティファイが2014年に行った調査では、楽曲の21%で始まりの5秒間が早送りされていることが分かった。
って事は、そこは多くの人が興味ないわけで、無理に聴かせようとするのが間違いです!
音楽の形式は時代によって変わって行きますから、現在はイントロはあまり重視されなくなった事を認識しておけば良いでしょう。それがわかっていれば、曲作りの指針にもなるのではないでしょうか。
そういう状況でも音楽を聴いてくれる人はありがたいもので、最近は音楽自体を聴かない人が増えてますからね・・・。
これだけ世の中に娯楽が増えると、音だけで人を楽しませるというのが、昔に比べ難しくなったんだと感じます。
クリエイターの身としては、とにかく視聴者に興味を持ってもらえる音楽を作れるよう、頑張っていかなければいけませんね。
Mitchie M のコメント:
音楽に限らずですが、出だしは大事です!
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
本当ですね。歌いだしまで一分弱かかる曲もありました。引っ張ってドンと盛り上げる作り方だったんですね。頭にサビを持ってくる曲も増えたようにかんじますが、どうなんでしょうね?
頭サビは自分もよくやりますね。(^^;)