新曲MV『リングの熾天使』を2倍楽しむためのネタ解説

昨日公開された新曲MV『リングの熾天使』。

この曲にはプロレスネタなどが多く盛り込まれてるのです。けど少々古すぎて分からない方もいらっしゃると思うので（汗）、ネタ解説記事を書きたいと思います。

『リングの熾天使』ネタ解説

では曲の進行順に解説します。まずは登場人物のネーミング（リングネーム）から

このミクとリンのタッグ・チーム「キューティー・エンジェルス」は、80年代に活躍したJBエンジェルス（ジャンピング・ボム・エンジェルス）から拝借してます。

そして「キューティー鏡音」の名前は、元祖アイドル・レスラーのキューティー鈴木さんから来てます。

そしてヒール役の「デビルメイコ」は、歌唱力抜群のレスラーデビル雅美さんから。

ちなみに「クラーケン・ルカ」の「クラーケン」とは巨大なタコやイカのような海の怪物のことです。当然タコルカとかけてます。海外ではタコは悪魔の化身とされているので、この悪魔のコスに合ってるかと（キャラデザの後で名付けました）

次に選手入場時のKAITOの実況の言葉「バイオレンス美少女」というのは、高田延彦さんのニックネーム「バイオレンス美少年」から来てます。これを最初に行ったのは古舘伊知郎さんだと思うのですが、言葉の組み合わせ方が素晴らしい！

あと「時はきた、それだけだ！」というのは、橋本真也さん＆蝶野正洋さんが、アントニオ猪木さん＆坂口政二さんとの対戦前のインタビューで言った名言(?)です。これを言った後に二人が笑ってしまって（カメラに背いて笑いを隠してます）がそれが話題に。検索するとその動画が出て来ます。

 
そして試合開始して、ミクとルカが組み合ってる敵のセリフ、「ナニコラ」「タココラ」。

これは「コラコラ問答」で検索して観てください。その中の有名なセリフを使ってます。(^^;) もちろん「タココラ」はタコルカの事ですね。

そしてミクのヘッドバットの後のカイトの実況「ジャストミート！」。これはアナウンサーの福澤朗さんがプロレス実況で使う決めセリフみたいなものです。それで「ジャストミート福澤」ってニックネームが付いてますよね。

ちなみに、KAITOの実況スタイルは福澤朗さんと古舘伊知郎さんをベースにしてます。

そしてレンが反則攻撃を止めようとして、パイプ椅子で殴られ失神するシーン。

ここで名前が明らかになるのですが、タイガー鏡音というのは有名なレフェリーのタイガー服部さんから来てます。けどタイガー服部さんはそれほど失神はしないような気が・・・。

続いてミクの過去のシーン。

レスラー勧誘のチラシを配ってる人が蝶野正洋さんっぽい。ここは映像担当のTSOさんのアイディア。

そしてそのチラシの絵が・・・

キン肉バスター（笑）イラスト担当の竜宮ツカサさんのアイディアですね。

次にリンちゃんの過去のシーンまで飛びます。

このいじめの絵は通称「ペンギンコラ」ってやつですね。ググればたくさん画像が出て来ます。(^^;)

そして2コーラス目のサビではボカロファンにおなじみの「ダブルラリアット」！！

これは説明不要でしょう。ルカさんの目が原曲と同じ感じになってます。竜宮さんのアイディア。

そしてラストはプロレスファンのみならずお馴染みの、アントニオ猪木さんによる「1、2、3、ダー！」のパロディ「1、2、サンキュー(39)」で締めます。

こんな感じで映像にはプロレスに限らず色々ネタを盛り込ませてもらいました。

 
あと音楽面でもオマージュがあります。入場曲のシンセリードは長州力の入場曲「パワーホール」（作曲は平沢進）と同じARP 2600を使って音をオマージュ。あのトレモロのかかったリード音をコピーしてみました。誰も分からないか・・・(^^;)

それと大サビ（反撃シーン）前では獣神サンダーライガー 入場曲『怒りの獣神』のコーラスワーク使ったりかなり遊ばせてもらいました。

 
マニアックなネタも多いですが、ネタがわかる人にもわからない人にもMVを楽しんでもらえたなら何よりです！！

 
Mitchie M のコメント：

【著者：Mitchie M @_MitchieM】