当サイトのサーバーを引っ越しました。
サーバーはさくらインターネットのレンタルを使ってて、PHPのCGI版からモジュール版に切り替えたかったのですね。けど、それにはどうしても引越しするしかなかったので、移行作業に少し不安があるものの、さくらインターネット内での引越しを敢行。
その記録も兼ね、引越しで気をつける点を踏まえつつ手順を紹介したいと思います。
サーバー引越しの手順
まず、引越し手順としてはこんな感じです。
- 現サーバーのバックアップ
- 新サーバーの契約
- 新サーバーに現サーバーのデータをアップ
- 現サーバーのドメインとSSLの解除
- 新サーバーにドメインとSSLを設定
- 新サーバーの解約
初めての引越しなので緊張しますね。けどバックアップをとっていれば、何かあっても復旧はできます。落ち着いて進めましょう。
サーバー引越しの作業
では、実際にサーバーを引越作業に移りますが、手順は下記のサイトを参考にしました。
この2つの記事に書かれている手順と方法は少し違いますが、これを参考にすれば初心者でもできるかと。
データ移行の方法は、主にさくらのコントロールパネルとFTPソフトから進める方法と、Snapupを使う方法の2つがあります。
自分のサイトはウェブサイトとブログの2つのWorPressが入ってて少々複雑なので、前者を使って移行しました。WordPressが1つならSnapupを使うのがトラブルも少なく楽かと思います。
データベースの移行
で、その作業の中でデータベースの移行が多少手間がかかったので記しておきます。
さくらインターネットのコントロールパネルからのphpMyAdminで、旧サーバーのデータベース・ファイルを新サーバーにインポートする際は、容量が32MBまでのものしか読み込めません。
自分の場合、ブログのデータベースの容量がこれを余裕でオーバーしてたので、Macのターミナルを使い、SSH接続でインポートしました。
そのログインとインポート方法は下記のサイトに書かれてるので、参考にすると良いでしょう。
実はこの方法で過去にデータベースの移行した事があるので、その経験が役立ちました。
ドメインとSSLの設定
で、データの移行作業が終わったらドメインとSSLの設定です。ここで注意点を。
まず、旧サーバーからドメインを削除します。が、新サーバーにこの削除したドメインを設定するまで2時間のブランクが必要になります。この間サイトが閲覧できなくなるのですね。
また、ドメインを新サーバーに設定後、反映されるまで自分は20分くらいかかります。さらにSSLの証明書発行で20分くらいかかりました。
それらを考えると、最低3時間くらいはサイトを閲覧できない状態があると思っていた方が良いでしょう。
無事サイトが表示できるようになったら、問題ないか確認して、現(旧)サーバーのデータを削除します。
モジュール版になって速くなったのか?
ということで、何とかサーバーの引越し完了したわけですが、肝心の速度は速くなったのでしょうか?計測結果を比較してみます。
引越し前のPageSpeed InsightsのスコアはPCで79点。
引越し後はというと・・・
82点です。それほど変わらないなぁ・・・(^^;)
ただ、「改善できる項目」の”Reduce initial server response time”に関しては少し良くなったかと。引越し前は1.33s。
引越し後は0.79s!もちろん計測するたびに多少変わりますけど。
正直、速さは体感的には分かりにくいかな・・・。何となくだけど速くなった気もするし。(^^;) けど、WordPressのダッシュボードとか少し軽くなったような気が・・・。
ただ、モジュール版はサーバーの高負荷時にCGI版より高速レスポンスを返せるそうなので、引っ越すのが面倒でなければ引っ越しておいた方が良いかと思いました。
また、引越しの方法が分からなかったり、自信のない人は、有料でサイト引越しサービスを利用すれば、失敗することなく安心して移行できるかと思います。
というわけで、ブログとウェブサイトの表示が速くなったようであれば何よりです!
Mitchie M のコメント:
引越し作業では、ドメイン削除して復活するまでが緊張したな (^^;)
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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