昨日(10/10)、栃木県の那須岳にヒルクライム&登山に行ってきました。そのレポート記事を書こうと思います。が、量が多いので数回に分けます。
で、今回は那須岳に行く途中にあった史跡「殺生石(せっしょうせき)」について書いていきます!
「殺生石」とは
まずこの史跡について説明すると、「殺生石」とは溶岩のことでして、この周囲は有毒な火山ガスが噴出しており、独特の風景が観光名所となっております。
この石に近付いた鳥獣は命を奪われることから「殺生石」と呼ばれているそう。
殺生石へのアクセス
で、その殺生石のある場所は、那須高原の温泉街「那須温泉郷」の端あたりに位置してます。なので那須街道をひたすら登っていけば着きます。ここがその温泉街。
普通に銀行とかあるけど、標高800m以上ある山の中に位置してるのですね。
で、このまま道を登って行くと殺生石のある場所に出ます。道から見えるので見逃すことはないでしょう。
「殺生石」観賞レポート
ということで殺生石を訪れたレポートを書いて行きます。まずは入口に到着!
立て札に下には「名勝 おくのほそ道 風景地」と書いてあります。
実は松尾芭蕉もここを訪れており「おくのほそ道」にその様子が記されてるそうです。
で、これが「 殺生石」の全景です!
「殺生石」 とは一番奥にある石のことですが、ここ全体をそう呼んでいるみたいですね。
全体図はこんな感じ。
木製の歩道が整備されてるので歩きやすくなってます。では見て回りましょう。
賽の河原
まず一番目を引く、中央の岩だらけの部分。ここは「賽(さい)の河原」と言います。
ここはガスが出ているため植物が一切生えてません。
ちなみに、殺生石一帯はかなり硫黄の匂いが立ち込めてます。温泉街から既にその匂いはしてたのですが、殺生石ではさらに強くなってる印象ですね。
あと、あまりにもガスの排出量が多い場合は、立ち入りが規制されるらしいです(Wikipediaの情報)。
盲蛇石
そして右手には「盲蛇石(めくらへびいし)」があります。
独特な形で、昔からの言い伝えがある石だそうです。伝承の詳細は長くなるので書きませんが・・・。
湯の花採取場
そして少し進むと「湯の花採取場」があります。
その名の通り湯の花を採るところです。なんか草津の湯畑が見たくなってきた。
千体地蔵・教伝地蔵
こちらはお地蔵さんです。
小さくてたくさんあるのが「千体地蔵」。そして大きなお地蔵さんが「教伝地蔵」です。拡大。
近くに後述する「那須温泉神社」があるので、パワースポット感もあります。
殺生石
そして最後が一番奥にある「殺生石」です!
どの石かというと、しめ縄のかかってるのがそれです。
違う方向(横)からパシャリ。
かなり大きいです!3つ上の写真には人が写ってるので大きさが比較できるかもですが、この石に近づいてはいけません!周辺から有毒ガスが出ます。危険ですので柵の中には入らないでください。
この石にも言い伝えがあるようですが、長くなるので省略。
こうして見てみると、殺生石については周りの景色との対比が面白いかなと思いました。周囲には緑が生い茂ってるけど、ガスが出てる部分は岩だらけで荒涼としてるという。
なので、冬よりは新緑から紅葉までの季節が絵的に映えると思います。
那須温泉神社
今回、本殿には行かなかったのですが、殺生石のすぐ近くには「那須温泉神社」があります。
殺生石と繋がってるので、順番として那須温泉神社から殺生石に行くと良いでしょう。
那須街道の湯本温泉街が終わったところに鳥居があるので、そこから入ります。
あと、この鳥居のそばに足湯もあり。
まとめ
殺生石については短時間で見て回れるので、那須湯本に来たらぜひ寄っておきたいですね。
溶岩がもっと見たければ、このまま行って茶臼岳に登ればすごいのがたくさんみれます!
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Mitchie M のコメント:
そういえば群馬県に「殺生河原」ってあるよね。そこに長時間いると危険っていう・・・
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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