先日、埼玉県飯能市の子ノ権現(ねのごんげん)と竹寺(たけでら)にハイキングに行ってきました。
子ノ権現・竹寺とは山寺でして、子ノ権現は標高640m、竹寺は標高490mの山の中にあります。
で、今回はその2つのお寺を巡る山行記事を書きたいと思います。両方とも個性的なパワースポット寺院なので、訪れてみる価値ありです!
ハイキングコースと地図
まず、今回のハイキングのルートと地図はこちら。
西武秩父線の吾野駅からスタートして、子ノ権現と竹寺を参拝。そして名栗地区に降りて、小殿(こどの)バス停でバスに乗って飯能駅に帰る計画です。
コースの参考にした本は、山渓社の「埼玉県の山」。
この本はルートや所要時間が詳細に書いてあるので、登山計画を立てる手間が省け、重宝してます。今回はこの本に載ってるコースを忠実に歩きます。
ただし、このコースは現在発売されている改定新版の「埼玉県の山」には載っていないので注意してください。改訂版には掲載されてます。
で、その改訂版「埼玉県の山」に掲載されている、登山データは以下のような感じです。
- 技術度:★☆☆☆
- 体力度:★☆☆☆
- 参考コースタイム:3時間15分
- コースの距離:9.0km
そして、実際自分が歩いてみたところ、コースタイムは2時間59分、歩行距離は10.17kmでした。
結論から言うと、最初は舗装路歩きが多いものの、その後は充実した山歩きができました。3時間くらいで回れるコースなので、ちょっとした運動に来るにも良いでしょう。
ではレポートに行ってみます!
子ノ権現・竹寺 ハイキング・レポート
西武秩父線の吾野駅に到着しました。駅から子ノ権現への案内は出ているので、それに従って歩いて行けばOKです。
注意点としては、線路を過ぎた辺りに左に入れる道があるので、そこを行ってください。その道の入口が会社の敷地っぽい感じですが、普通に公道でして、ハイキングコースにもなってます。自分はそれがわからなくて、国道を歩いてしまいました・・・。
ということで、まずはコース上にある、飯能ハイカーには有名なお茶屋さんの「浅見茶屋」を目指します。
浅見茶屋〜子ノ権現登山
しばらく高麗川沿いを歩いて行くと、東郷公園という場所に出ます。
ここにある秩父御嶽神社も境内が広く立派です。自分は途中まで行って階段が長いのを見て諦めましたが(汗)もし時間があったら寄ってみると良いでしょう。
そして、ここからひたすら舗装路を歩いて行くと、浅見茶屋に到着。こんな山の奥にお店が!
このお茶屋さん、このあたりでは有名でして、古民家を改装した建物が素敵です。そしてメニューも豊富!
時間の関係で今回は寄りませんでしたが、平日にも関わらず、結構お客さんがいて、外には店内BGMのジャズが聴こえてきました。
今回のコースを逆に歩いて、最後にこのお茶屋さんで休憩すると良いかも知れませんね。
で、浅見から少し歩いて行くと、子ノ権現の登山口に到着。ここから登山道です。舗装路歩きは1時間くらいありましたね・・・。
さっそくパワースポット感があります。橋の名前は降魔橋。
登山道はまぁまぁ勾配があります。
途中、遠足中の小学生の団体に遭遇。
小学生がスニーカーで来てるのだから、難易度は高くないです。
で、しばらく登ると舗装路に出ました。
この向かいのハイキング道を登ると、子ノ権現です。
子ノ権現
子ノ権現に着きました!
正式な名称は子ノ権現天龍寺というそうです。
天台宗特別寺 子ノ権現天龍寺 公式サイト | Nenogongen Tenryuji
大きな二本の杉の木があります。
一本は落雷したのか焼けたような跡が。「二本杉」と呼ばれていて、埼玉県指定天然記念物で樹齢は800年だそうです!
そして、その近くにはお店もあります。平日だったので一店しか開いてませんでしたが、休日は全店営業してるのかな?
あと写真の奥に自転車乗りの人が写ってますが、子ノ権現への車道は自転車ヒルクライマーにも人気らしいです。かなりの激坂だとか。
そしてこちらが正門。奥には仁王像が。
仁王像は近くで見ると、色使いとかアニメキャラ感がすごいする。
こちらは本坊。立派な茅葺屋根だ!
そして本堂へ。こちらは一度落雷で焼失して再建したそうなので、新しく綺麗です。
で、中にはなぜか巨大なハイヒールが。
何だこのお寺は!そして本堂の側には、このお寺のシンボルの、重さ2トンの鉄わらじ。
その横には、こちらも巨大なめおと下駄。
実は子ノ権現は足腰の神様として信仰されているのですね。それでこのような巨大な履物があるそうです。
ちなみに、別の場所では巨大な手が・・・。謎なお寺だ。(^^;)
で、本堂の右手裏には奥の院に上がる道があるので行ってみます。
着きました。こちらが奥の院。
で、ここが山頂になっているようで、展望スポットもあります。そこからの眺め。
見晴らしが良ければ、東京スカイツリーが見えるとか。高さもスカイツリーと同じ634mの展望台があります。
ここの360度写真も貼っておきますね。
では次は竹寺へ。本坊手前の通路を歩いて行きます。
豆口峠〜竹寺
次は竹寺へ向かうわけですが、こちらの道は結構細いです。
迷うことはないですが、あまり人が通らない感じ。熊出没注意の張り紙もあったので、熊よけの鈴は忘れずに。
そして豆口峠に到着。ここには「神送りの場」の解説板もあります。
ここからさらに少し歩いて行くと、竹寺です。
竹寺
竹寺に到着!標高490m。
まずは本尊の「牛頭天王」。
平成15年に再建された比較的新しい建物だそうです。けどすごく雰囲気ありますね。特に屋根が。
木彫もあってパワースポット感すごい。
こちらは竹寺のシンボルの「茅の輪」。
竹寺は山岳信仰の道場として歴史があるそうです。
このすぐ下には、精進料理を食べられるところがあるそうです。公式サイトの写真を見たら盛り付けが綺麗で美味しそうでしたよ。
小殿バス停へ
では竹寺を離れて、来た道をほんの少しだけ戻り、分岐からゴールの小殿バス停へ向かいます。
こちらの道は少し登った後は、長い急な下りです。バス停のある県道まで一気に下ります。
で、県道に出ました。ここが名栗地区側の登山口。
そして少し歩いたところに小殿バス停があります。
平日の昼間は、45分に一本くらいの間隔で運行してます。飯能駅までの乗車時間は45分。料金は680円で、ICカードも使えます。
ということで、これにてハイキング終了!名栗には久しぶりに来たけど、相変わらず景色が綺麗なところでした。
感想とまとめ
やはり、最初の舗装路歩きが長いですね。それ以外は良いハイキングができました。
個人的には逆行、つまり小殿側からスタートして吾野駅ゴールの方が良いかも?と思いました。そうすれば先述のように最後に浅見茶屋でゆっくり休憩できますからね。
あとバスが45分間隔での運行に対し、西武秩父線はだいたい30分に一本間隔です。なのでタイミングによっては待ち時間が短くなるのもメリットです。
Mitchie M の最後に一言:
名栗湖周辺の山にも登りたくなってきた。
▼ 周辺のこんな山にも登ってます。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
まさに、「内地の風景」がいっぱいですねー。
歴史のある土地ならではだと思います。
確かに北海道に山寺はあまりないですよね。(^^;)
こういう場所もいいですねぇ。
充実した休日が過ごせそうです。
行ってみたいです^^
春の山は良いですよ。お近くの山にぜひ!^^
関東ふれあいの道の埼玉の2番を明日13人で歩きます。現地下見も済み天候が神頼みになります。神奈川から東京を終わり埼玉は13コースもあり楽しみが長く続きます。今回のレポートは下見より緻密な案内に感心してます。
神奈川ウォーキングクラブ 平石
読んでくださりどうもありがとうございます。
明日は天気良さそうですね!
楽しいハイキングになることを願ってます!