どうも。”上毛かるた”がいくつか言える、ネオサイタマ県民のMitchie Mです。
今回、群馬県吾妻郡東吾妻町にある「岩櫃山(いわびつやま)」に登ってきました。岩櫃山は吾妻八景のひとつで、その名のとおり岩場の多い山です。しかも危険度が高いのですね!
そんなスリルある岩櫃山に登ってきたので、登山レポートを書いてみたいと思います。
岩櫃山へのアクセス
場所は地図で見るとこちらです。
JR吾妻線の駅から比較的近い、いわゆる駅チカの山です。なので徒歩ですぐアクセスできるのは魅力です。
では登山レポートに行ってみましょう。
岩櫃山 登山レポート
登山時間も短いので、久々に始発でない電車で行きました。吾妻線は7時台は学生でいっぱいなのですが、9時台は空いてていいですね。
そして最寄駅の郷原駅に到着。
無人駅ですのでICカードは使えません。しかも吾妻線は渋川から先は、ICカードを使える駅が3つしかないのですね・・・。高崎で切符を買う時間があったらそうした方が良いです。車掌さんが車内精算にも来ませんでしたので・・・。
そして写真にも写ってますが、ここの自販機が登山前の飲料水補充の最終ポイントです。岩場は緊張感で意外と喉が乾くので、後で余るくらい持って行った方がちょうど良いと思います。
ということで移動開始。10分ほど歩いたところで早速見えてきました。岩櫃山です!
標高は802m。あの岩の先端に登ります!大丈夫か・・・?(^^;) とりあえず途中に地図があったので確認。
西の密岩通り登山口から入って、岩櫃山に登って、尾根通りを下って東側の登山口に出る予定。
で、その密岩通り登山口に到着!
で、登り始めたのですが序盤から結構ハードです。鉄ハシゴや鎖も登場します。
吾妻八景のひとつなので、登山者用に木段は整備されているものの、この傾斜なので気を緩めると事故に繋がります。注意!
そして最大の関門の岩櫃山名物「天狗のかけ橋」に到着!
天狗のかけ橋はあまりに危険なので迂回路も用意されてます。本当危ないので、心配な人は迂回路を行きましょう。
で、天狗のかけ橋ですが、写真で見るとこんな感じ。
写真は渡りきった後なのですが、この狭い岩を渡ります!!写真だと高さがわかりづらいですけど、左側に迂回路はあるものの崖なんですよね・・・。落ちたら命の危険を感じるレベルです。
2、3歩歩けば渡れるのですが、岩がゴツゴツしてて安定感が・・・。ブログ的にはおいしい写真を撮りたいところですが、そのネタのために命を危険にさらす事はできないので、手をつきながら渡りました(汗)。勇気がないのではない。リスク管理です(笑)。画像検索でここで立ってる人の写真見かけたけどあれ何なの!
(追記:2016年5月に滑落事故が起きてます。ここを渡る際は十分注意してください。自信がなければ迂回路を行くようにしてください。)
ということで、ここが最大の難関かな・・・。他の場所も危ないとはいえ鎖や柵は必ずあるので。
で、少し行くと長めの鎖場。
ここを登り切ってもひたすら岩と鎖が続きます。
で、山頂直前の鎖場。ここが一番長いかな。
そして登り切った!
岩櫃山山頂。標高802メートル。
眺めは最高!中之条町の西側方面。
東側は絶壁。
別の岩場にも登ってみました。写真の向こうに小さく登山者の人が岩の上に立っているのがわかると思いますが、あそこが山頂です。
あの高さの鎖場を登ります。
とりあえず山頂は踏破したものの、これからの真冬の時期の登山は控えた方が良さそう。登山者も多いので、岩が削れててすべりやすいのですよね。
前回の黒瀧山と比べると、危険度で言えばこちらの方が高いです。山渓の登山ガイドだと岩櫃山も黒瀧山も危険度は3で同じでしたが、黒瀧山が危ないのでは序盤の「馬の背渡り」とその直後だけですからね・・・。あと岩櫃山ほど鎖場は高さはなかったし・・・。
山頂の岩場を楽しんだところで、西側に下山開始。帰りは登りに比べると勾配も緩く危険度は少ないです。ひたすら尾根を歩いて、岩櫃城本丸址に到着。
吾妻郡は2016年放送開始の大河ドラマ「真田丸」の主人公、真田氏とゆかりの多い地らしく、本丸址にも歓迎の旗が立ってました。
岩櫃山山頂に行くだけなら、この本丸址側から登った方が楽だと思います。
で、西側の登山口に無事下山。
ここまで2時間半くらいかな。けど鎖場が多いので、結構体力使いました(汗)。近くに自販機と休憩所もあり。
ここからさらに25分ほど歩いて、吾妻線の群馬原町駅に到着して帰還。
登山の感想とまとめ
正直、駅チカでこんなハードな岩場を登るとは思ってませんでした。けれど短時間で登山はできるので、岩登りの練習には良いと思います。その際、安全対策は忘れずに!
ちなみに、岩櫃山と同じ吾妻八景の山で、ここの近くの中之条町に嵩山(たけやま)という霊山があります。こちらも岩櫃山と同じ岩峰で、個人的にオススメです!
▼ 参考記事:
※ 今回のコースはこの本を参考にしました。ルートや所要時間が丁寧に書いてあり、重宝してます。
▼ 周辺のこんな山にも登ってます:
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
すごい岩場と鎖場ですね><
写真だけでも足が竦みます。
Mitchieさんはすごいですねぇ。
でも景色は最高ですね^^
あの景色を観るための苦労だと思えば、それもまた楽しそうです♪
いつか行ってみたいです^^
どうもです!電車では行きやすい所なので、いつかぜひ。^^
お疲れ様です
登山道を作ったひと、整備のひとは
えらいなぁ、としみじみ感じました
父も母も山小屋従業員でしたが
んな事を昔言ったのを思いだしました
ものを作り、道をつくり、
のちにそれが必要とされ、愛される
すばらしいなぁ
そんな事が小さな規模でもできる
そんな大人になりたいです
Mitchie M 様もまた、偉大ですね
素晴らしい楽曲を発信して
多くのひとを魅了してます
きっとそれに助けられている
方々が多くいるはずですね
楽曲にブログ、楽しみにいつもしてます
ご両親が山小屋の従業員ってすごいですね!色々と登山の事とか教えてもらえそう。^^;
登山道は誰が開拓したのか本当不思議です。あとその管理も大変ですよね。それがあって自分は安全に登山できてるわけなので。
1年前の記事ですが昨日岩櫃山に行き、ネットで検索して記事を読んでみたらなんとMitchie M様でしたか!歌に山にと楽しませていただき感謝です。
私は岩櫃城に行きたかっただけのですが、赤岩コースの最後の鎖でスゴスゴと引き返してしまいました。体力もないので次回がんばります…。
天狗の懸橋は写真見ただけでヒュンとなるので尊敬します。
読んでくれてありがとうございます!
岩櫃山は事故が起きてるので、無理しないほうが良いですよ。
特に冬場は状況によっては滑ったりするのでお気をつけください。
お疲れさまです。真田の本を読んでいて、参考にさせて頂きました。有難うございます。一つだけ疑問に思いましたが、この文章は西と東が逆ではありませんか。中之条は岩櫃山から見て東、北を向いて右手ではないでしょうか。私がおかしいのかな。
以上
記事を読んでくださりありがとうございます!
あとご指摘の件ですが、こちらの書き方が悪かったです。
中之条町の西側と言う意味です。その部分は修正致しました。
おっしゃる通り、町の中心地は東側です!