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作詞

作詞で曲のタイトルを歌詞中に入れるベストな位置はココ!

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多くの楽曲では、歌詞の中に楽曲をタイトルを含んでいます。

そこで今回、歌詞のどの部分にタイトルを入れるのが良いかを、自分の曲を使いながら解説したいと思います。

歌詞のココにタイトルを置くと引き立つ!

言うまでもないのですが、タイトルを入れるのにベストな位置はサビです!

その理由としては、やはりサビは楽曲で言いたいことの中心部分であることと、音楽の構造としても一番目立つ箇所だからです。

さらに細かくすると、「サビの中でどの位置にタイトルを置くのが良いか」も分類できます。以下のような感じです。

  • サビの1行目
  • サビ前半の最後
  • サビの一番最後

この辺に置くと、タイトルの言葉が目立ちます。では、以下でそれぞれについて詳しく見ていきます。

サビの1行目

これが一番王道のタイトルの置き方です。また、1行目に置くことで、同じフレーズを繰り返す部分に再びタイトルを使って、視聴者に印象付けることもできます。

自分の曲で言うと、「ビバハピ」「ニュース39」「アゲアゲアゲイン」「好き!雪!本気マジック」「イージーデンス」のサビがこれですね。

ビバハピ」「ニュース39」「アゲアゲアゲイン」」は1行目の前半に置いてます。

一方「好き!雪!本気マジック」「イージーデンス」は後半に置いているパターンです。

もちろん前に置いた方が、タイトルの語が目立って良いですが、歌詞の展開の仕方によっては、後半に置くことになってしまう場合もあります。

サビ前半の最後

これは1行目に置くよりは印象が薄いですが、サビ 前半最後の区切り目に置くことで、タイトルを引き立たせることができます。

自分の曲で言うと「愛Dee」でしょうか。

やはりサビ前半一箇所だと少し弱いので、この曲ではサビ後半の最後にも「愛Dee」というタイトルの語句を入れているのに注目してもらえたらと思います。

サビの一番最後

サビの一番最後は、1コーラスが終わる区切り目なので、タイトルをここに入れると目立ちます。

ただし個人的にはここまで引っ張らないとタイトルが出てこないというのはどうかな?とも思ってます。(^^;)

自分の曲では「FREELY TOMORROW」「ぶれないアイで」がこのパターンですね。

もし可能であれば、サビの一番最初にタイトルを置いて、一番最後でもう一回タイトルを繰り返すようにすれば、視聴者に強く印象付けることができます。

その他の場所にタイトルを置く方法

何も「タイトルはサビに置かなければならい」というルールはありません。ただ、中途半端な場所に置くとタイトルの語句が目立たなくなってしまいます。

なので、楽曲の区切り目に近いところに置けばそこそこタイトルを強調できます。

例えば「Aメロの一番最初」は歌の出だしなので目立ちます。ここに置いても良いでしょう。

また、サビに繋がる「Bメロの一番最後」は、楽曲が盛り上がってくる部分なので、ここに置いても良いです。自分の曲の例で言うと「未来序曲」が当てはまるかと(フレーズは「未来への序曲」となってますが・・・)。

あと、自分はやったことないのですが、大サビの最後に持ってくるのもアリかも知れません。ただしタイトルはできれば1コーラス終わるまでには登場させたいところです。

タイトルが歌詞に登場しない

「タイトルを歌詞に使わなければならない」というルールがあるわけではないので、もちろんタイトルが歌詞中になくてもOKです。

ただし、視聴者にタイトルを印象付けにくくなるので、できるだけ歌詞中にタイトルは使いたいところです。

ちなみに、自分の曲では「Birthday Song for ミク」がこのパターンですね。

まとめ

もちろん歌詞は自由に書いて良いものですが、「楽曲を視聴者に憶えてもらいたい」と思ったら、タイトルの位置は気を使った方が効果があります。

今回は自分の曲を例に出して紹介しましたが、それ以外の膨大な楽曲の中に、様々な例があるので、ぜひ研究してもらえたらと思います。

 
Mitchie M のコメント:

 

毎回王道をやってるとワンパターンになるので、工夫をしなければいけないのが大変なのですね。(^^;)

 

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【著者:Mitchie M @_MitchieM

コメント

  1. 道産子スキーヤー より:

    1曲の中に、様々な研究や理論が織り込まれているんですね。技術的な部分も含めて本当に奥深い世界ですね。勉強になりました!

  2. 個人的にはタイトルをそのまま歌わせるのではなく、言い方や表現を変えて「ああ、これがタイトルの意味だったのか」とわかる方が奥深いし印象に残りますね。
    物書きだからでしょうが(^_^;)

    • Mitchie M より:

      そういうリスナーの方がいてくれるのはありがたいですね!
      たぶん多くの人はそこまで考えてくれないのですよね。(^^;)

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