最近の機材ではほとんど見ななりましたが、以前は楽器やエフェクターに「SIP」という横一列に並んだ足のオペアンプがよく使われてました。昔のBOSSのエフェクターなんかで良く見かけますね。
で今回、シンセに使われているSIP型オペアンプを、音質アップのために交換してみました。
元々付いてたのがこちらです。
MITSUBISHIのM5216Lというオペアンプです。
実は、このタイプの物を交換するにはちょっと厄介で、SIP型って今はほとんどお店では扱ってないのですよね・・・。
ということで、交換するにはDIP型という4本2列足タイプのオペアンプを使って、8本1列足のSIPに変換する必要が有ります。
で、その変換基盤探してみたところ、それも扱ってるお店もあまり無いという・・・。
けど一軒見つけました!aitendoというサイトで扱ってます。
▶︎ SIL変換基板(0.65)(3枚入) – aitendo
この基盤は面実装タイプのICにも使えるようです(その際はピッチの数値に注意)。
ということで早速注文してみました。3枚入りで100円です。送料を含めると600円で買えますね。しかも注文翌日に届いたので配達も早い!
到着した実物はこちら。
3枚あるので失敗しても安心。実際、自分は失敗して一枚ダメにしてます(汗)
で、最終的にこれを使って、DIPオペアンプを装着するとこうなります。
使ったオペアンプは、音質に定評のあるOPA2604AP。
▶︎ FET入力低歪み2回路入HiFiオペアンプOPA2604AP: 半導体 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
あと、全体をソケット化して、以後ハンダ付けなしでオペアンプを交換できるようにしました。その材料はこちら。
1. ICソケット (8P)
▶︎ ICソケット (8P): パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
2. 細ピンヘッダ
▶︎ 細ピンヘッダ 1×40 (グレー): パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
3. 丸ピンICソケット (シングル 8P)
▶︎ 丸ピンICソケット (シングル 8P): パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
SIP DIP変換基盤に「ICソケット(8P)」と、8Pに切断した「細ピンヘッダ」を付けます。「ICソケット(8P)」には「OPA2604AP」を装着。この時、オペアンプを付ける向きには注意しましょう。
で、元々SIPオペアンプの付いてた場所に、 「丸ピンICソケット(シングル 8P)」をハンダ付けして、そこに基盤から出てる細ピンヘッダの足を差し込めば完成!
そしてオペアンプ交換後の音を聞いてみたのですが、音に艶と太さが出て、かなり良くなりました!
けどボリューム・スライダーをいじった時に、音量の変化の仕方が変わったという・・・。まぁ常時ボリュームは最大にしてるので問題ないのですが。
ということで、初めてのSIP DIP変換作業でしたが、何とかできました!なおオペアンプの種類によって駆動電圧が違ったりするので、交換の際はそこは注意してください。
次やる時は、変換基盤を自作してSIP 9ピンのオペアンプ交換にチャレンジしてみる予定です。(^^;)
(※ 改造はくれぐれも自己責任でお願いします)
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
お疲れ様ですー。
これは、電気機器にも強くないとですね。
楽曲Pさんも、たいへんですー。
まぁほとんど趣味程度の知識なので。(^^;)
Mitchieさんこんばんは(*^▽^*)
選挙速報見て大ブタダブルヤサイマシマシニンニクアブラが食べたくなったまみりんです。あっミクダヨーさんのね(笑)
基盤から自作とかガチの自作自演ってヤツになりますやん(*´ω`*)
あれは映像を作ってくれたトールミツハシさんのネタの盛り込み方がすごいですよね。(^^;)
それにしてもMitchieさんってなんでもよくご存じですよねぇ。
工学科系のご出身でしょうか?
自分にはちんぷんかんぷんです(^_^;)
尊敬します!
理系ですが、電気関係ではありません。(^^;)