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改造

ギターペグ(マシンヘッド)を交換する方法と注意点(GOTOH SGシリーズ)

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長いことギターの改造はやっているのですが、今までペグ(マシンヘッド)の交換はした事がありませんでした(汗)

ですが、先日ようやくその機会を得たので、ペグの交換方法を紹介したいと思います。

 
まず、交換するギターですが、こちらです。YAMAHAのSA1200Sというセミアコ。

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

80年代製で、Gibson ES-335のコピーモデルですね。けどトップ材がスプルース単板というハイスペック仕様なので良く鳴ります!

買ったのは中古ですが、たぶんペグはデフォルトのままかと思います。

で、色々と劣化している部分があり、弦が切れやすくなったので今回交換することにしました。弦の通し穴付近にバリがあると、弦が切れやすくなります。このような症状が出たらペグを交換してみると良いでしょう。

ペグの交換手順としては、

  1. ギターからペグを外す
  2. ペグの寸法を調べて、交換用の物を選ぶ
  3. 交換作業

という感じです。

寸法の合うペグがあれば、交換作業は難しくありません。ただ、気をつけなければいけない事もあるので、そこを述べながら記事を書いていきます。

ギターからペグを外す

では、とりあえずギターのヘッドからペグを外してみます。

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

まずは弦をすべて外して、ペグのナットを取っていきます。

この時、上の画像にも写っているようなボックスレンチがあると便利です。

次はヘッドの裏のネジを外します。

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

これでペグはヘッドから完全に取り外せます。

こちらがペグのパーツ一式。

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

そしてペグを取ったヘッド。

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

ペグの寸法を調べて、交換用の物を選ぶ

交換用のペグは、もちろんできるだけ元の物と同じ形状、寸法の製品が望ましいです。

寸法で特に大事なのは、

  • ヘッドのペグを通す穴の内径に、ピッタリな寸法の物であること
  • ヘッド裏のネジ穴の位置が同じであること

ではないでしょうか。

特にネジ穴の位置は、これが違っていると新たにネジ穴を開けなければいけなくなるので、結構大変な作業になります。

あと当然ですが、ペグがヘッドの左右に付いている場合は、左右で形状が反転してる物を選びましょう。ストラトのペグような直線的に同じ形状のものが6つ並ぶ物もあるので、注意が必要です。

 
で今回、元のペグの寸法と同じものを調べたところ、ペグの大手メーカー「 GOTOH」の製品で良いのがありました!

GOTOHのペグは世界で評価が高く、日本製ということで入手もしやすいです。なので、とりあえずGOTOHのホームページで、交換用ペグの詳細や寸法を調べてみると良いかと思います。

Machine Heads | Product Categories | G-GOTOH 後藤ガット有限会社

 

そして、調べてみると「SG301」という製品に交換できそうなので、これを注文。

GOTOH ( ゴトー ) / SG301-20-L3+R3-C

▶︎ GOTOH ( ゴトー ) / SG301-20-L3+R3-C

届きました!

GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

ボタン(回す部分)の形状や色はいくつかあるので、好きな物を選べます。自分はES-335のGroverペグ搭載タイプに合わせて「04」という形状のボタンを選びました。

 ペグの交換作業

で、あとはペグを外した手順を逆にやって、交換用の物を付けていきます。

が、ここでちょっとした問題発生。付属品のネジの大きさが元の物とは違う・・・。

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

左がGOTOHのペグの付属品で、右が元々付いていた物。GOTOHのは若干小さいですね・・・。

なので、ここは元々付いていたネジを使用しました。

そして、裏面にペグを固定。

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

次はヘッドの表面を、ボックスレンチを使って、ペグをナットで固定します。

が、ここでもGOTOHのペグ付属のナット台座の大きさが、元の物とは違っていました。

ギター ペグ 交換 ナット 台座 gotoh sg

なので、台座も元の物(右)を使いました。

そして装着。

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

ここでの注意点は、ナットを強く締めすぎないことです。強く締めすぎるとヘッドの塗装面が割れるので注意しましょう。

これで完成!

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

yamaha sa1200s GOTOH ペグ マシンヘッド 交換

ガタつきもなく、ペグを回した時の動きもスムーズになり大満足です!

ちなみに、ペグの重量は交換前の物とほぼ同じでした。ペグを交換して音に影響があるかどうかは、自分にはわかりません。(^^;)

ペグ交換の感想とまとめ

ペグの交換作業自体は思ったより簡単でした。

実は、最初は交換するにはネジ穴を空けなければいけないのかと思ってたのですね。(^^;) けど、ペグは色々な種類が売っているので、形状とサイズさえ合えば簡単に交換できます。

あと、今回のネジや台座のように、部分的には元のパーツを使用しなければならない事も、あらかじめ想定しておいた方が良いです。 

また、チューニングの安定性を向上させたければ「マグナムロック」方式の製品に変えるのも手です。

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Mitchie M の最後に一言:

 

品質はさすが世界のGOTOH!!

 

【著者:Mitchie M @_MitchieM

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コメント

  1. ペグってなんのことかと思いましたが、ギターヘッドに付いている弦を止める金具のことだったんですね(^_^;)
    確かに長年使ってると劣化しますよねぇ。
    元々のヘッドの方は大丈夫なのでしょうか?
    木製だとペグよりも劣化しそうな気がするのですが。

    あ、あと記事内のネジの部分。
    どちらも「右」ってなってましたよ^^

    • Mitchie M より:

      ヘッドはどうしようもないのですよね・・・。折れたりしなければ結構大丈夫です!

      あとミスのご指摘ありがとうございます。修正しておきました。m(_ _)m

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