エレキギターやエレキベースのボディ材に使われている代表的な木材、アッシュ、アルダー、バスウッド。
新品で買ったギターならボディ材に何が使われているかスペック表で分かりますが、中古品だと判別が難しいので、自分の持っている楽器で見分ける練習をしてみました。
まず、下記の写真はレッドがストラト、サンバーストがジャズベのボディです。
ボディ材を見分ける場合は、フェンダー系なら無塗装のネックジョイント部分を参考にします。
ネットを調べると見分けるポイントは
- 木目
- 色
に注目すると良いそうです。
正直、楽器1つだけを見てもでは判別が難しいのです。けど違うボディ材のものを並べてみると分かりやすくなります。
ここではジャズベはバスウッドなのですが、それに比べるとストラトは若干赤っぽく木目も少しはっきりしている感じですね。
アルダーは赤っぽいのが特徴なので、ストラトはアルダーでしょう。
このストラトを中古通販で買うときに店員さんにボディ材を確認したのですが「中域に特徴のある音からもアルダー」と言ってました。自分も音聴いて分かるようになりたい・・・(^^;)
で、下の写真はストラトと、右がテレキャスです。
テレキャスは木目が強く出てます。これはアッシュ材の特徴で、色に赤みもないのでアッシュでしょう。
このテレキャスも昔中古で買いました。ボディ材が何だったか忘れててずっとアルダーかと思ってました。けど思い出してみるとアッシュ材だったのが決め手で買ったような気もしてきましたね (^^;)
せっかくなので他の楽器でも見分けてみます。
下の写真はストラトと、右がMOONのジャズベです。
これは少し難しいぞ。木目はアルダーっぽいけどあまり赤みはないですね・・・。
けどMOONはバスウッドのベースは販売してないのでアルダーかアッシュの二択。ボディはベタ塗りでないので全体をみると、それほど木目は強くないです。よってアルダーかなと。
木材の色については、木は変色するので「赤みがある」というのは参考程度にしておいた方が良いかもですね。
では最後はこちら。フェンダーのBass Ⅵです。
これも難しい・・・。一見バスウッドっぽい感じがするのですが・・・。
そこでシリアルナンバーから調べてみると、バスウッドのBass Ⅵって製造されてないんですよね。他にもボディ全体の木目感からもアルダーかな、という感じでした。
ということで、手持ちの楽器で木材を見分けてみましたが、やはり木目が一番見分けやすいかと思います。
あとはシリアルナンバーなどを参考にカタログを調べてみるのも判別の助けになるでしょう。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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