遅ればせながらLogic Pro X 10.5にアップグレードしました。
10.5になってから大きな変更があり、例えばサンプラー音源の「EXS24」が「Sampler」と「Quick Sampler」に変わったりと、若干使用感に慣れが必要になってます。
EXS24といえば、自分は「ReCycle!」のREXファイル(rx2)をコンバートで読み込んで頻繁に使っていました。
ReCycle!はオーディオをスライスしてブレイクビーツ作成などに便利なツールなのですが、Logic Pro 10.5のサンプラー音源ではREXファイルのインポートができなくなっているのですね。個人的にこれは痛い・・・。
そこでLogic Pro X 10.5でReCycle!ファイルを使うにはどうすれば良いかを紹介したいと思います。
アレンジウィンドウでREXファイルを使う
Logic Pro 10.4では、REX Shared Libraryをインストールすれば、アレンジウィンドウ上にREXファイルをドラッグ&ドロップして、オーディオトラックでREXファイルを開く事ができました。同じことを10.5でも試したのですが、こちらは問題なくできます!
下記URLからREX Shared LibraryをDLし、インストールすればREXファイルは読み込めませんので、注意してください。
▶︎ https://help.reasonstudios.com/hc/en-us/articles/360013655000-Enabling-REX-support-in-Logic
SamplerでのREX使用方法
次にLogic Pro X 10.5のSamplerを立ち上げてみたのですが、下の画像のようなEXS24にはあった「Recycle!コンバート」という項目は見当たらないのですね・・・。
恐らくこの機能は切り捨てられたのだと思います(汗)まぁReCycle!を今でもバリバリ使ってる人って自分を含めどれだけいるんだろう・・・?
代わりに、10.5では「Quick Sampler」でReCycle!のようなオーディオをスライスできる機能が備わってるのですね。けど使ってみたら、スライスごとにピッチを変える事ができなかったり、色々と不便・・・。
そこで、やはりSamplerでREXファイルを使いたいので、そのためにはどうすれば良いか考えました。
で、結論としては
- ReCycle!でスライスごとにオーディオをエクスポート
- Samplerにスライスしたオーディオを読み込んで並べる
- MIDIファイルも使う場合は、ReCycle!でMIDIデータ(SMF)を書き出し、それをLogicに読み込み
というのが良さそう。
読み込み手順
まず、ReCycle!でスライスしたオーディオとSMFをエクスポート。
先にSMFをLogic Proにインポートしましょうか。
次に、そのトラックにSamplerを立ち上げ、スライスしたオーディオを読み込み。
Zone > Load Audio Files… で一発で読み込めます。
これで再生すれば、無事ReCycle!のファイルを鳴らせました!
最後に
正直、REXファイルを直接コンバートして使うより手間がかかりますが、最終的にはEXS24と同じように使えます。
Recycleコンバート機能を復活してもらえると一番良いのですが・・・(^^;)
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Mitchie M のコメント:
ReCycle!はCatalinaでも何とか動きました
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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