クリスマス期間中に、音楽ソフトメーカー恒例の割引セールで、プラグインをアップグレードしました。
iZotopeのマスタリング用プラグイン「Ozone 5」を「Ozone 7 Advanced」にバージョンアップ!
Ozone 7 Mastering Software | iZotope
まぁ「Ozone 5」ではEQ、ステレオイメージャー、エキサイターの3つしか使ってなかったのですが、せっかくなので最上位の”Advanced”に。(^^;)
で、早速使ってみたのですが、マキシマイザーがかなり良くなってます!
バージョン6は使ってないのでわかりませんが、5からアップグレードするとまるで別物みたいですね。
「Ozone 5」では全然音圧を上げられなかったのですが、「Ozone 7」のは綺麗に上げられるようになってます!個人的には「IRC Ⅳ」の音が好みでした。
Ozone 7のマキシマイザー VS. Logic Pro付属 Adaptive Limiter
実は今までずっとマキシマイザーは、Logic Pro付属の「Adaptive Limiter」を使ってます。
これが結構優秀で、かなり音圧を上げられるのですよね。パラメーターもシンプルで使いやすいです。
短所としては、音が歪むときは500Hzあたりの中域が歪みます。なのでキックとかの歪みが目立つようになるのですね。
それに比べると、「Ozone 7」は歪みが目立つことなく綺麗に音圧を上げられます。
ただ、「Ozone 7」は全く歪まないわけではなく、中高域が歪む感じなので、音圧が上がった音源を聴くとそれほど歪みが目立たないのです。だから綺麗に聞こえるのでしょうね。
しかし、「Ozone 7」のマキシマイザーを使うか、Logic付属の「Adaptive Limiter」を使うかは、悩むところであります!
というのも、先ほど「Adaptive Limiterは中域が歪む」と書きましたが、実はこれが加減によっては、結構気持ち良い歪みなのですよね。音にガッツがあるというか、前に出てきます。多少荒っぽいけど。
それに比べると「Ozone 7」のマキシマイザーの音はクリアーで、多少大人しい印象。
あとクラブミュージックでよく聴かれる、レゾナンスを上げて2ミックスにローパスフィルターをかける技ありますよね。それをOzone7のマキシマイザーを挿した状態でやると、中高域の耳障りな歪みが目立ちます。
追記:IRCの種類を変えたり、「Character」パラメータの値を遅くして歪みを抑えることは可能でした。
まとめ
以上のことから色々考慮すると、「Ozone 7」はかなり良く出来てますが、「Adaptive Limiter」も捨てがたい・・・。(^^;)
とにかく「Ozone 7」のマキシマイザーは、普通に扱うのであればかなり「使える」音になってるので、初めてマキシマイザーを使う人には満足のいく音が得られると思います。
自分はまだ「Ozone 7」にアップグレードして間もないので、パラメータをいじっての音の特徴を把握していきたいですね。
▶︎ サウンドハウス:iZotope ( アイゾトープ ) / Ozone 7 Advanced
▶︎ サウンドハウス:iZotope ( アイゾトープ ) / Ozone7
※ Mitchie Mの使用ソフトなどを、以下の記事にまとめてあります。
Mitchie M の最後に一言:
付属品なのにiZotopeのマキシマイザーと張り合ってるLogicの「Adaptive Limiter」はやっぱすごい。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
こういうソフトって専門の人しか使わないとは思うんですが、それでも高価ですよねぇ(^_^;)
ほんとお金がいくらあっても足りないですね。
メーカーの思うツボです。(^^;)
まぁ自分の場合仕事なので良いですが・・・