最近ボーカルディレイについてググってみたのですが、「189msのボーカルディレイ」って意外と知られているのですね。
これは確か、サウンド&レコーディング・マガジンで、エンジニアの内沼映二氏が経験則で使ってる「どんなテンポの曲にも合うボーカルディレイの数値」として紹介されたのが、情報の元なのではないかと思います。
なぜなら、自分は当時その記事が掲載された号を読んで、Logic付属のディレイにプリセット登録したからです(笑)
その魔法のボーカルディレイの設定がこちら。
で、実際この設定をボーカルに使うとどうか?というと、確かにどんなテンポにも合います!日本語のように少しのっぺりした音の場合、これくらいの長さのディレイが合うのではないかなと推測。
ただ、音としてはJ-Pop的というか、日本の音楽に合う典型的な感じのディレイ音なのですね。今聴くとちょっと古い感じもしなくもないです。
▼ 追記:
一次ソース読んだ人なら知ってると思うんだけど、黄金期のハロプロ系に多様されてた設定なので、かけるとサウンドがどんどんハロプロ系アイドルっぽくなるよ。 https://t.co/PwP6QNa9jW
— マスター (@road_master_nvi)
なので、何でもかんでもこれを使うというのは避けたほうが良いです。
例えばメロディーにある程度ディレイ音を聴かせる空間があるなら、テンポシンクした方が歌が映えますし、グルーヴ感も出ます。
例を挙げると、Madonnaの「Sorry」では4分音でディレイをかけてます。
この曲はBPMが133。なので4分音のディレイタイムは451msです。一般的にはボーカルディレイは200msくらいまでと言われている中、これはかなり長いですよね。ただフィードバックは短いですが。
また、左右に振ったボーカルに対し、ディレイ音をセンターに配置して控えめに聴かせるミックスが素敵です。
パッと思いつく例がこれしかなかったので、多少古い曲ですいません(汗)
ということで、189msディレイはあくまで仮の設定として扱って、色々試した結果189msがベストであれば、それを採用するのが良いのではないでしょうか。
ボーカルディレイにもいくつかパターンがあるので、機会があれば記事に書きたいと思います。
Mitchie M の最後に一言:
最近はボーカルディレイをかけてない曲も結構あるよね。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
根本的な質問なのですが、「ディレイ」ってなんですか?(^_^;)
音の伸びのようなものでしょうか。
余韻というか…
なんとなくそんな感じを受けました。
いわゆる「エコー」って呼ばれてるやつです。
山で「やっほー」っていうと「やっほー」が返ってくるような。