先日納車となった、折りたたみ寸法が世界最小(14インチ以上の実用車中)の自転車「CARACLE-S」(カラクル・エス)。
▶︎ CARACLE-S 2017 (20インチHE406) | CARACLE
今回はその自転車のスペックについて紹介したいと思います。
CARACLE-S 2017年モデル・スポーツパッケージのスペックレビュー
まずはじめに、上記の公式サイトにも掲載されているように、CARACLE-S は「標準仕様」と「スポーツパッケージ」の2種類が用意されてます。
で、今回自分がゲットしたのは「スポーツパッケージ」の2017年モデルです。
「スポーツパッケージ」はその名の通り、スポーツ向けのパーツ構成になっており、標準仕様より軽量化されてます。
良いパーツがたくさん使われているにも関わらず、値段も標準仕様と1万円弱くらいしか違わないので、個人的にはスポーツパッケージがオススメですね。
では、その詳細を見ていきます。
フレーム周り
フレームとフォークには、6061アルミニウムが使用されてます。
カラーは自分はホワイトを選択しましたが、その他にブラックとレッドも選択できます。ブラックでも良かったのですが、ブログに写真を載せると地味に写るのでホワイトにしました。(^^;)
フロントはリジットフォークですが、リアにはサスペンションが搭載されてます。
調べたところ、これはKIND SHOCKのA5-REというサスペンションでした。
サスを付けると重くなるイメージがありますが、これはエア式のサスペンションなので重くありません。後日測定したら重量は151gでした(固定ボルトは27グラム)。
フレームがアルミなので、その硬さをサスが吸収してくれて、ちょうど良い乗り心地ですね。
あとこれは通常はオプションなのですが、アルミニウム合金製のスタンドも付いてました。販売店の狐塚自転車工房さんがCARACLE-Sのプレミアムディーラーなので、特典として付けてくれたようです。CARACLE-S専用スタンドなので、問題なく折りたためます。
自分はスタンドは使わない派なのですが、やっぱりあると便利ですね。(^^;) 今回の写真撮影では大変役に立ちました!
▼ スタンドの記事:
あと、フレーム周辺にはチタンボルト7箇所採用され、細部まで軽量化が図られているそうです。
ハンドル周り
次はハンドル周りです。
ハンドルはフラットバー(幅520mm、クランプ径25.4mm)です。重量は実測で193グラム。
そしてグリップには、LITEPROのスポンジ系の物が付いており、軽量化されてます(エンドキャップなしで実測で21グラム)。
あと、シフターはSHIMANOのデオーレ・グレードのSL-M590(9速)。重量は実測で138グラム。
その他の特徴としては、ハンドルバーの固定はクイックリリースでできるようになってます。これによりドロップバーを使用する場合に、折りたためなくなる問題を解決してくれるのではないかと思います。
それと、「スポーツパッケージ」ではテレスコピックタイプが採用されているので、ハンドルの高さを調節できます(標準仕様は固定長タイプです)。
追記(2017/07/13):ブレーキのアウターケーブルには、一般的なアウターの重量の半分以下の、超軽量のものが使われてるとのことです。
▶︎ CARACLE-Sの秘密09 [超軽量ブレーキアウター] | CARACLE -the innovative folding bike-
タイヤ・ホイール・ブレーキ
「スポーツパッケージ」だとタイヤはPanaracer MINITS TOUGH 20×1.25です。ちなみに「標準仕様」だとタイヤはDURO DB-7023 20×1.50 になります。
そしてリムはKINLINのXM-250 (ETRTO406) F20H/R24H。
bd-1の時は18インチだったので、タイヤの選択肢が少なかったですが、20インチだと今後色々と選べて良いですね。
あと自分は20インチのホイールは初めてなのですが、20インチって406と451の2種類あるのですね。注意が必要なので以下のサイトを参考にしてみてください。
▶︎ 406と451を比較|それぞれの違いとメリット&デメリット : MINI VELO 道(ミニベロロード)
あと、標準装備のクイックリリースは、重量が前後セットで実測103グラム。見た目ほど重くなかったです。
ここで注意ですが、ハブのエンド幅はフロントが74mm、リアが130mmです。標準サイズのフロント100mmクイックリリースは使えないので、交換の際は注意してください。
それと、ブレーキにはショートアーム・タイプのVブレーキが使われてます。重量は実測で204グラム(シュー、固定ネジ込み。バナナなし)。
駆動系
クランクはSHIMANOのSORAグレード FC-R350 52Tシングル チェーンガード付き 170mm です。
FC-R350の重量は、実測で670グラムでした。
BB一体式の中空クランク「ホローテックⅡ」なので、BB部分は軽いです。SM-BB4600というティアグラグレードのものが使われてます。実測で88グラム。
チェーンリングについては、自分は山にも登るので52Tだと少し大きい感じです。将来的には歯数を小さくしたいですが、平地を走るのであればこれで十分でしょう。
そして、リアディレーラーはSHIMANO Deore RD-M592。プーリーケージの長さはSGSになります(RD-M592はSGSしかあありません)。重量は実測で232グラム。
リアスプロケットはCS-HG50-9S(11-30T)。山の急勾配を登るために、個人的にはスプロケも大きい物を付けたいです。
サドル
「スポーツパッケージ」は軽量なCARACLEスポーツサドルが付いてます。重量は226gです(実測)。
シートポストはアルミニウム合金製で、自分はテレスコピックタイプという二段式ロングシートポストの物にしてもらいました。
通常は一段式なのですが、身長によってはシートポストの高さが足りなくなるので、その場合はテレスコピックタイプを選択する必要があります。
一段式だと、地上からサドルのレールまで、垂直に測って82cmくらいのところまでしかシートポストを出せません。なので購入時はそこに注意してください。
重量
では、最後に「CARACLE-S」の重量を計ってみましょう。こうなりました。
10.9kgです!カタログ値は約10.0kg (ペダル除く) ですが、ペダルはもちろんスタンドなどのオプションが付いているので、大体これくらいでしょう。11kgに行かなかったのは優秀だと思います!
結論としては「スポーツパッケージ」は出荷状態でかなり軽量化されていますね。ですが、これから不要なパーツを外したりパーツを交換して、できるだけ軽くして行きたいと思います。
ということで、次回は「世界最小」と謳われている折りたたみの解説記事でも書いてみようかなと思います。
▼ 次回の記事:
Mitchie M の最後に一言:
長い時間をかけて軽量化するのが楽しみです。(^^;)
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
とてもわかりやすい解説で、欲しくなりました。
旅先で活躍しそうなので購入を検討したいです!
読んでくれてありがとうございます!
CARACLE-Sは折りたたんだ状態がとてもコンパクトなので、持ち運びには便利ですよ。^^
今度折りたたみ方の記事を書きたいと思います。