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音楽制作

ボカコレ2025冬の推し曲選定で感じた「離脱されない曲」を作るためのヒント

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一昨日、ボカコレ2025冬の作品から推し曲を視聴者から募集し、そこから私が選定した曲のプレイリストが公開されました。

  
募集で集まった曲は1,000曲以上あり、聴くのは大変だったのですが、作品から学ぶことも多かったです。

そして作品のクオリティがめちゃくちゃ高かったことに驚きました。再生数が伸びなくて苦しんでるような話をSNSで見かけましたが、これは「伸びなくて当たり前。伸びたらラッキー」くらいの気持ちで参加した方が良いのではないかと。もし自分がルーキーだったら再生数4桁なんてとても行ける気がしません・・・。

それくらい激戦で、上位出なくても素晴らしい曲がたくさんありました。

で、もちろんこれだけの曲数なので、選定の際は全曲を最初から最後まで聴いたわけではなく、申し訳ないですが途中でスキップした曲も数多くありました(その中には最後まで聞けば素晴らしかったであろう曲もあったかと思います。本当にすみません・・・)。

けど音楽が大量に消費されていく現在ではこんな感じの聴き方になってるのが現実なのではないでしょうか?特にボカコレ投稿曲数は膨大なので・・・。

そこで、自分がスキップしてしまった理由をまとめて、今後の自分の作品に生かすための教訓としてここにメモっておきたいと思います。

自分は制作者的な聴き方をしてる面もあるので、普通のリスナーとは違うかも知れませんが、参考になれば幸いです。

ということで、下記がその教訓です。

  • タイトルはカッコよさより分かりやすさ
  • ストーリー性のあるMVは視聴時間が長くなりやすい
  • 歌詞は説明文に書く
  • サウンドは差別化の要
  • イントロと間奏は手短にするかナシに

もちろん「これをやればめちゃくちゃ伸びる」というわけではありません(汗)。何より楽曲の内容が大事です。

では、それぞれについて下記に詳しく書いていきます。

タイトルはカッコよさより分かりやすさ

まず思ったのは、タイトルの分かりやすさが視聴中に役に立つと言おうことです。

カッコいい英単語や抽象的なワードも魅力的ですが、初見で内容がまったく想像できないと、スキップされやすい印象がありました。逆に、タイトルで「どんな世界観なのか」「どんな感情を描いているのか」が伝わってると、視聴を継続できましたね。

例えば、今回選定させてもらった楽曲「一駅歩こう」。

 
一目で内容や状況が分かり、楽曲のどの部分から聴いても何について歌ってるの分かるので、スッと曲に入って行くことができます。

ストーリー性のあるMVは視聴時間が長くなりやすい

MVにストーリーがあると、視聴者としては「先が気になる」という感情が生まれるので、途中で離脱しにくいです。

特に、歌詞やメロディの展開と映像がリンクしている場合、音楽と映像の相乗効果が強く働いて、結果的に最後まで聴いてしまった曲が何曲もありました。

やっぱ「音楽を動画で観る」ニコニコ動画ではこういう作品が合ってる気がします。今回選定させてもらった「かつての未来へ」は7分もあるけど、ストーリー展開で引き込まれましたね。

歌詞は説明文に書く

これ、自分は今までやってなかったのですが、すごくありがたかったです!

曲の冒頭を聴いて「お、なんか気になるかも」と思ったとき、「この先どう展開するんだろう?」と迷いながら聴いてる状態って結構あります。

そんなときに、概要欄に歌詞が全文書いてあると、先の展開のヒントになって、「これは面白くなりそうだからもうちょっと聴いてみよう」と思える材料になるんですよね。

歌詞重視で聴いてる人も多いかと思うし、説明文に載せるくらい簡単なのでやりましょう。自分は今後やります!

サウンドは差別化の要

そしてサウンド。これが結構スキップするかどうかに直結してた気がします。

イントロの音色や構成が「どこかで聞いたことあるな」と感じてしまうと、無意識にスキップしまうことが多かったです。

逆に「おっ?」と耳を惹くようなサウンドが鳴った瞬間は、そのあとが多少平坦でも最後まで聴いてしまうことがありました。

特にボカコレではロック曲が多いですが、ロックって楽器構成が同じなんでサウンドでの差別化が難しいんですよね。

その点で言うと今回選定させてもらった「いちげんがこわい!」はロックでありながらローファイサウンドにすることで他と差別化ができていてカッコよく、「お!この曲は他となんか違う!」と思えて、スキップしないで聴けました。

イントロと間奏は手短にするかナシに

これはメジャー音楽でも良く言われてることですね。今回1,000曲以上ある中で聴き比べていると、どうしても最初の数秒で「聴き続けるかどうか」を判断せざるを得ないんですよね。
そんな中で、イントロが長くて展開が見えてこない曲は、惜しくもスキップしてしまうことが多かったです。

これは自分の集中力や時間の問題でもあるんですが、やっぱり「すぐに世界観に入れる曲」の方が強いなと感じました。
同じように、間奏が長すぎたり印象が薄いと、途中で離脱のきっかけになってしまうことも。

もちろん、長いイントロや間奏が効果的にハマってる曲もあるんですが、投稿サイトで一発勝負な環境では、最初の印象が全てという前提を意識する必要があると改めて感じました。

まとめ

というわけで、今回得られた教訓となる5つのポイントをまとめてみました。

音楽の聴き方は人それぞれだと思うので、ぜひ曲をスキップした瞬間に「自分がなぜスキップしたのか?」を考えてみると、色々とヒントが見つかると思います。

ここに書いてあることが「離脱されない曲」にするための重要な要素ではありませんが、少しでも曲を伸ばすために参考にしてもらえたなら何よりです。

【著者:Mitchie M @_MitchieM

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