先日、Fenderのギター「Stratocaster」のトレモロブロックを、ダイキャストからスチール製のものに換えてみました。
その結果サスティンが伸び、音が良い方向に変わりました!ただ注意点も少々あるので、その交換記録を書いておきたいと思います。
Pure Vintage Stratocaster Tremolo Block を購入
まずは、交換するトレモロブロックの購入です。買ったのはFender純正の「Pure Vintage Stratocaster Tremolo Block 」。
スチール製のヴィンテージスタイル・トレモロブロックです。持ってみるとずっしり重い。取り付けるための表側はこんな感じ。
弦を通す裏側は下の画像のような感じです。
このトレモロブロックは弦間ピッチは11.2mmなのでご注意を。あと、取り付け用のネジ穴は3つで、中心間距離は約22mmとなってます。
重量を計測したら282グラム。
後述しますがダイキャストよりも50グラム重いです。
ではこれを交換して行きます。
トレモロブロックの交換
取り付けるのはFenderジャパンのQ0シリアル・モデル。ダイナ楽器製かな?
ボディー材はアルダーで、ピックアップはテキサススペシャルを搭載してますが、中古で買ったので、どこまでがオリジナルかは不明です。
こちらが元々搭載されているダイキャスト製トレモロブロック。
やっぱスチール製とは若干色や質感が違いますね。
ではトレモロスプリングを外して交換しましょう。ちなみに、スプリングはRAW VINTAGEの「RVTS-1 トレモロスプリング」を使用。
ブリッジサドルも外します。
オクターブ調整をやり直さなくてはならないのが面倒ですね・・・。
次にトレモロブロックを固定してる3本のビスを外し、スチール製のブロックを取り付けます。
このビスはそのまま使い回すのですが、インチ規格のスチール製トレモロブロックにも使えました。交換完了!
下の写真は取り外したダイキャストのトレモロブロック。
重量を計測すると230グラム。
スチール製のより50グラムも軽いのですね。
楽器は基本的に重いものの方が良い音がする傾向にあるので、スチール製ブロックの音の鳴りも期待できそうです。
トレモロアームはインチ規格
トレモロブロックは無事交換できたのですが、トレモロアームのネジがインチ規格で、元々付いてたアームがミリ規格のため使用できなくなりました。
そこで「AMERICAN VINTAGE STRATOCASTER TREMOLO ARMS」を購入。
こちらはインチ規格なので、無事にブロックに取り付けられました。
写真の下のが今回購入したビンテージアームです。比べてみるとアームの曲り角度が少々違いますね・・・。正直、弾いてみるとグリップ部分まで距離ができてしまって使いにくかったですね。ビンテージタイプじゃない普通のやつにしておけば良かった・・・(汗)
スチール製ブロックに交換後の音の変化
で、スチール製トレモロブロックの音ですが、これは生音でも変化が分かりました!サスティンが伸びて音がクリアになった感じです!
「弦が良く響いてるな!」という印象で、音が締まってクリアになったと思いました。
決して派手な音の変化ではないのですが、非常にストラトらしい音がします。この換装はして良かったですし、ダイキャストなら換えましょう!マジオススメです!
最後に
トレモロブロック交換の前に、弦間ピッチや取り付けネジの中心間距離が合うか確認してください。なお、この換装に関しては自己責任でお願い致します。
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Mitchie M のコメント:
スチール製ブロックの値段は¥3080だったので、非常にコスパの良い改造です!
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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