埼玉県吉見町に吉見百穴(読み:よしみひゃくあな)という国指定の史跡があります。
吉見百穴は古墳時代に造られた横穴墓で、岩山に掘られた多数の穴の不思議な光景が見られる、県内では名の知られた観光スポットです。
また吉見百穴には大昔の史跡だけでなく、戦時中に作られた地下軍需工場跡、さらに関東平野では珍しい国指定天然記念物のヒカリゴケも生育しており、見どころが色々あるのですね。
そんな吉見百穴に初めて行って来て、思っていた以上に楽しめたので、そのレポートを書きたいと思います。
吉見百穴へのアクセス
ということで東武東上線の東松山駅から歩いて30分ほどで、吉見百穴のある比企丘陵に到着しました。
バスだと東松山駅から5分くらいで着きます(吉見百穴入口バス停下車)。またJR鴻巣駅からもバスが出ていて、そちらは25分くらいかかるそうです。どちらも川越観光自動車というバス会社です。ICカードも使えます。
なお自家用車の場合、現地に200台分くらいの無料駐車場がありますが、桜のシーズンは大変混雑するそうなので注意しましょう。
国指定史跡 吉見百穴
そして吉見百穴に到着しました。
入場料は中学生以上が300円、小学生200円、小学生未満は無料だそうです。
外から見た感じでは建物など施設が綺麗で、よく管理されている印象です。まぁ県内の遠足の定番スポットですからね。では中に入ります。
すると、岩山に掘られたたくさんの穴が目に飛び込んできます!
こんな穴がたくさん掘られた岩は見たことがないな。なんとも不思議な光景です。
「ってか昔の人ってそんな簡単に岩を掘れたの?」って思いましたが、ここの岩はそれほど硬くなく比較的掘りやすいそうです。とはいえこれだけ掘るのは大変でしょ!
中央通路から階段で山の上に登れるので行ってみます。
柵の中には入れないのですが、上の方には中に入れる穴もあるので入ってみましょう。
その中を全天球写真で撮りました。
入口は狭いですが、中は思ったより広いです。この中に棺を置いてたのですね。
さらに上に行くと見晴台があるので、そこからの全天球写真も貼っておきます。
高さはそれほどありませんが、遠くに秩父方面の山が見えます。ここは桜の時期は綺麗かも。
地下軍需工場跡地
で、この岩山の下には何と戦時中の地下軍需工場跡地があるのです!
正直、ただの素掘りの洞窟ではあるのですが、”秘密基地感”がすごいのです!
なんかスパイになって敵の基地に侵入した気分になってきた(笑)
ところどころ侵入禁止にはなってますが、思った以上に規模が大きく、戦時中の雰囲気が伝わってくる場所です。
吉見町観光のHPに載ってる地下軍需工場跡の説明文を読んで見ると、これを作る工事がいかに大変だったかがわかります。やっぱ平和が一番ですね。
▶︎ 軍需工場跡・ヒカリゴケ | 観光地 | 吉見町観光・見どころガイド
ここで撮った全天球写真も貼っておきます。
天然記念物 ヒカリゴケ
そして一部の横穴墓の中には国指定天然記念物の「ヒカリゴケ」が生育しており、それを見ることができます。
金網上部の穴から覗くそうです。では見てみましょう。
お!これがヒカリゴケか。少し光ってるような・・・気がする・・・(^^;)
今回見た時は正直微妙でしたが、湿度の高い時期の方が綺麗に見えるそうです。あと、外の光を反射して光るそうなので、入口の光を遮らないようにして見ると良いとか。
休憩所や周辺情報
吉見百穴の中には売店が2箇所あり、食事をとったりお土産を買えます。
また、外にもお食事処あり。
今回吉見百穴にはハイキングのついでに寄ってみたのですが、休憩にちょうど良い場所ですね。
あと近くにはパワースポット感たっぷりの「岩室観音堂」や、
一部ネットで話題の「岩窟ホテル」が見られます。
それについては後日書いたハイキングレポートにて。
こんな感じで、吉見百穴一帯は独特な雰囲気があって、思ってた以上に楽しめました!
当日は平日ということもあり、訪れる人も少な目でゆっくり見て回れましたね。おかげで全天球写真もそれほど人が映り込むことなく撮れて良かったです。
興味ある人は一度訪れてみてはいかがでしょうか?
Mitchie M のコメント:
今まで「百穴」は「ひゃっけつ」と読むのだと思ってました。(^^;)
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
私も「ひゃっけつ」と読むのだと思ってました(^_^;)
多くの人がそう呼んでますよね。(^^;)