先日5月1日に、長野県富士見町にある入笠山(にゅうかさやま:標高1,955m)に登山してきました!
入笠山は登山以外にもスキー、MTB、パラグライダーなどを楽しめる場所として人気の山です。ここは富士見パノラマリゾートが観光地として整備してるので、色々と見所や遊び所が多いです。
今回の登山では、
- ゴンドラからの展望
- 入笠湿原
- 入笠山山頂の360°展望
- 大阿原湿原
を楽しめました。
入笠山は豊かな高山植物や花が鑑賞できる山として知られてます。けどさすがにゴールデンウィーク中は花は咲いてなかったですね・・・。ここは標高が高いので、植物を楽しむなら6月以降がベストかも知れません。
けどそれでも十分楽しめる登山だったので、そのレポートを書きたいと思います。
登山コースと地図
まず、今回の登山のルートと地図はこちら。
スタート地点から入笠湿原を通って入笠山へ。その後、大阿原湿原を回ってスタート地点に戻ってくるコースです。
スタート地点はゴンドラの山頂駅で、ゴンドラで標高1,700mまで上がります。なので実際に入笠山山頂に登るのは200mくらいです。(^^;) これなら初心者でも大丈夫かと。
また標高が高いとはいえ、周辺には休憩所や車道があるので、安心して歩けるでしょう。逆にいえばそれほど「山登り感」はないです。
コースの参考にした本は、山渓社の「長野県の山」。
この本はルートや所要時間が詳細に書いてあるので、登山計画を立てる手間が省け重宝してます。今回はこの本に載ってるコースを忠実に歩きます。
「長野県の山」に掲載されている登山データは、以下のような感じです。
- 技術度:★★☆☆☆
- 体力度:★☆☆☆☆
- 参考コースタイム:3時間50分
- コースの距離:7.5km
で、実際自分が歩いてみたところ、コースタイムは2時間45分、歩行距離は9.01kmでした。
参考タイムより1時間短いですが、ゆっくり植物や景色を楽しめたらもっと時間はかかるだろうと思います。あと技術度は星一つのレベルですね。
ではレポートに行ってみましょう!
入笠山に登山レポート
ということで、朝の8:00頃に山麓の富士見パノラマリゾートに到着。
まだオープン前の時間ですが、MTBを積んで来てる車が多くありました。
駐車場は広いです。何と2,000台置けます(無料)。第1〜第5駐車場くらいまであるので、空いてれば、チケット売り場に一番近い第1駐車場に停めれば良いでしょう。
ちなみに電車の場合、JR富士見駅から無料シャトルバスが出てるそうです。ここは富士見駅から比較的近い場所にあるので、アクセスしやすくて良いですね。
ゴンドラ「すずらん」で山頂駅へ
で、これがそのチケット売り場の建物。
AM8:30からゴンドラが動き出し、8:15からチケットが販売開始となります。あと建物の右側には登山グッズなども売ってるので、何か忘れ物があったらここで買えます。
そして時間が来てチケット(往復券)を購入。往復券は大人1,650円、子供800円です。
すると、次回以降のゴンドラ割引券と、「花の宝庫」という冊子が付いてきました。この冊子は往復券を購入した場合のみもらえるそうです。中には入笠山の植物の紹介が書いてあります。
これを持って歩くと、植物の知識がなくても楽しめるでしょうね。今回は花の咲いてる時期じゃなかったですが・・・。
では、チケット売り場から少し離れた場所にあるゴンドラ駅に移動。
スキー場の前を通りますが、リフトではなくゴンドラで上がります。下の写真が「ゴンドラすずらん」の駅。
ではゴンドラに乗り込みます。ロープウェーと違って常に循環で動いてるので、運行時間中ならいつでも乗れます。
他人と相乗りすることはないので、中で周りを気にせずゆっくり過ごせます。あと、別料金を払えばこのゴンドラに自転車も載せられるのですね。
では出発。山頂駅まで8分、標高は700m上がります。その景色がすごい!
上の写真は帰りに撮ったものですが、八ヶ岳が綺麗です!そして東側には富士山も。
で、この下にMTBのダウンヒルコースがあるのですね。
おお、走ってる人いる!楽しそうだなぁ。自分もダウンヒルやってみたくなりました。(^^;)
そんな感じで8分間ほど乗って山頂駅に到着。場所によっては傾斜が結構あるのでスリルあって楽しかったです!
入笠山に登山開始!
山頂駅の標高は1,780m。既に眺めが良いです。
秋には土日の早朝からゴンドラを運行してて、ここから雲海を見れるそうですよ。
ではGPSをオンにして、まずは入笠湿原へ。
最初は木立の中を歩きます。
この右側はMTBのコースになっていて、帰りはライダーが続々と走ってました。
入笠湿原
で、しばらく歩くと動物侵入防止用のゲートに到着。
ここを開けて中に入ると入笠湿原です。
おお!景色は綺麗だけど植物はまだこれからですね・・・。
かろうじて水芭蕉が一部で咲いてました。
下の写真は、階段の両脇の斜面にすずらんが咲き誇るらしいのですが(その数120万株)、GWは時期尚早でした。
今回は湿原をただ通過しただけのような感じでしたね。花が咲いてる時期なら見て回るのが楽しいかと思います。
入笠山山頂へ
では続いて、遊歩道を歩いて山頂方面へ。
登山口手前に「お花畑」があります。けどこちらもまだ何も咲いてないですね・・・。
この少し先の御所平峠に登山口があります。
では山頂まで登ります!山頂まで30分だそうです。
そしてようやく登山らしい道になりました。
そのまま行くと、岩場コースと迂回コースの分岐になります。
自分は本に乗ってる通り岩場コースを行きましたが、全然難易度は高くないです。登山靴じゃない人は迂回路を行くと良いでしょう。
途中鎖があるけど、なくても問題ないレベルです。
で、最後にも木段を登ると入笠山山頂に到着!結構広いです。
そしてここからの展望が素晴らしい!360°見渡せます。まずは東側の八ヶ岳。
そして北側の霧ヶ峰方面。
諏訪湖も見える!
霞んでますが、北アルプスも確認できます。
こちらは中央アプルス
そして手前の山に少し隠れてますが、南アルプスの山々の山頂が見えました。
360°写真も撮ったので、山頂の雰囲気を味わってもらえたら。
ここは本当眺めが良かったです!それほど体力を使わずにこの素晴らしい景色を見れるのはありがたいですね!
大阿原湿原へ
では山を降りて大阿原湿原に向かいます。山頂に道標があるのでそれに従って歩けば大丈夫です。
こちらは歩きやすく、岩場コースほどではないです。
で、降りてくると舗装路に出ます。
実は昔、自転車で舗装路を使ってここまで登って来たことがあったのですよね。この道に出て思い出しました。
道の途中、脇にある首切清水。
そして大阿原湿原に到着。
ここは遊歩道になっていて、湿原を一周できるようになってます。では歩いてみましょう。
うん、湿原だな・・・。静かでいい景色だけど、やはり植物が育ってないと少し寂しい。(^^;) 展望台からの全天球写真も貼っておきます。
そのまま歩いて行くと、黒河内林道方面への分岐に出ます。
健脚の人は黒河内林道方面を回って山頂駅に戻るのも良いかと思います。個人的には少し歩き足りなかったので。
で、湿原の後半は木々の中を歩きます。苔の生え方がジブリ感ありました。
そして湿原を一周して戻ってきました。
あとは舗装路を歩いて、「お花畑」付近の分岐まで戻ります。
その途中の展望スポット。入笠山はとにかく八ヶ岳の眺めが素晴らしい!
で、来た道を戻ってゴンドラ山頂駅に到着!
これにて登山終了!
最後に、山頂駅近くにあるソフトクリーム屋さんの名物、ルバーブソフトクリームを頂きます!
ソフトクリームの甘さと、ルバーブの少し酸っぱい感じが合わさって美味しかったです!
感想とまとめ
やはりベストシーズンはGWより植物を楽しめる6月以降ですね。けど今回は山頂の眺めやゴンドラなど、十分楽しめる登山でした。
また入笠山は、雪山登山の初心者に最適の山らしいので、冬にも一度来てみたくなりました。
MTBでダウンヒルもやってみたいし、本当色々楽しめる山です!
Mitchie M の最後に一言:
首都圏からアクセスしやすい場所にあるのも魅力です
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
GWだけに長野県まで足を伸ばされたのですね^^
「いりがさ」ではなく「にゅうがさ」と読むのにびっくりです。
そしてなんですかこの眺望の良さ!
アクセスも楽だし、いつか行ってみたい場所の一つになりました。
すばらしい場所を教えていただいてありがとうございました^^
普通「いりがさ」って読みますよね。(^^;)
長野県は標高の高い山が多いので、自然が好きなら大いに楽しめると思います。^^