先日10月9日に、埼玉県皆野町にある美の山(蓑山)[標高:587m]にハイキングしてきました!
蓑山山頂は「美の山公園」として整備されていて、秩父盆地を一望出来る展望台があることで知られてます。ここからの眺めは日本の夜景100選にも選ばれていて、早朝だったら雲海を見ることもできます!
今回は昼間の登山なのでそれらは見られませんが、秩父盆地や周辺の山々を眺められたので、そのハイキングレポートを書いて行きたいと思います。
また、帰り際には和銅開智発祥の地の和銅遺跡も見られるので、どなたでも充実した山歩きができるでしょう。
ハイキングコースと地図
まず、今回のハイキングのルートと地図はこちら。
蓑山へのアクセスには秩父鉄道を使います。親鼻駅をスタートして蓑山山頂へ。そして和銅黒谷駅を目指して下山し、最後に和銅遺跡を見るというルートです。
コースの参考にした本は、山渓社の「埼玉県の山」。
この本はルートや所要時間が詳細に書いてあるので、登山計画を立てる手間が省け重宝してます。今回はこの本に載ってるコースを忠実に歩きます。
「埼玉県の山」に掲載されている登山データは、以下のような感じです。
- 技術度:★☆☆☆☆
- 体力度:★☆☆☆☆
- 参考コースタイム:2時間45分
- コースの距離:6.0km
で、実際自分が歩いてみたところ、コースタイムは2時間4分、歩行距離は6.85kmでした。
山頂までは車道も走ってるし、山行の距離と所要時間も短いので、初心者でも安心して歩けるでしょう。
ではレポートに行ってみます!
蓑山登山レポート
実は自分は蓑山に登るのは2回目です。前回は車道を使って自転車で登ったのですね。
けど今回は徒歩で登ります!ということで、秩父鉄道の親鼻駅に到着。
駅には早速美の山公園への道標があります。
これに従って行けば大丈夫です。まずは線路を渡って登山口へ。
蓑山へ登山
しばらく行くと、仙元山コースと関東ふれあいのみちの分岐に出ます。
どちらに行っても山頂手前で合流するので問題ないですが、ガイド本の通り左の仙元山コースへ。
で、少し行ったところに萬福寺というお寺があるので、境内に入ってみました。
秩父十三仏霊場の一つだそうで、特に庭が良く手入れされた綺麗なお寺でしたね。
で、境内に入る手前に山の方へ上がって行く道があるので、そこを歩いて行くと鳥居があります。
ここからが登山道です。
道はというと、勾配がそれほど急なところもなく歩きやすかったですね。
下の写真はその途中での眺め。
ずっと山道というわけではなく、美の山公園まで何度か舗装路を横切るので安心感があります。
で、その途中には「ヘリテイジ美の山」という宿泊&温泉施設が。
お風呂に入れるなら逆方向から美の山に登って、下山時にここに寄るのも良いかも知れません。
そんな感じで登って行くと関東ふれあいのみちと合流し、その先がすぐ美の山公園でした。
美の山公園と山頂の眺望
ここからは山頂まで舗装路歩きです。けど意外と山歩きが短かったな・・・。
美の山公園は花の名所なので、開花シーズンならコースを少々外れて、ツツジやアジサイなど植物鑑賞を楽しめます。
けどさすがにこの時期は何もないですね・・・。
東側の展望に目を向けると粥仁田峠方面に天空のポピー畑が。
ここは6月にポピーが咲いて超綺麗なのです!開花時期なら美の山からそちらに向かっても楽しめますよ。
▼ 山行写真と記事:
で、登山開始から約1時間ほどで蓑山山頂の展望台に到着!
まずは公園を見下ろします。このようになってます。
結構広いです。桜の咲く時期は花見客でいっぱいになるそうです。
で、噂の展望はというとこんな感じ。
秩父盆地が一望できます!けど天気がイマイチだなぁ・・・。
下の写真は小鹿野町方面。
視界が良ければ日本百名山のひとつ両神山まで見えるんだけど・・・。
秩父盆地はよく見えましたね。これが夜景であったり、雲海が出てたら綺麗だろうなぁ。
では展望台を下りて山頂へ。山頂の目印は電波施設のすぐそばにあります。標高586.9m。
次は外秩父の山が眺められる場所へ。
こちらは遠くまで見渡せないけど、皇鈴山や登谷山が綺麗です。
また公園内にはインフォメーションセンターが。
中は秩父に関する資料館のような感じになってました。
下山。和銅遺跡へ
では美の山公園を楽しんだので下山。和銅黒谷方面への下山道は、先ほどの展望台の近くにあります。
こちらの道はひたすら地味で特に何もないです。雨の降った後などは歩きにくそう。
で、ずっと下りて行くと集落に出ました。
一度舗装路を少し登りますが、道標が出ているので迷わないでしょう。
最後に沢の方に降りて和銅遺跡に寄ります。
遺跡に到着するとそこには和同開珎の巨大なモニュメントが。
和同開珎はここから採れる銅で作られたのですね。
すぐそばを流れる沢の向かいの崖には、銅を掘った跡が残ってますが、ただの崖崩れにしか見えませんでした(汗)。でも歴史の勉強にはなりますよ。
以前にも来たことがあるので、詳細はこちらの記事に書いてます。
で、遺跡を見たら和銅黒谷駅へ。再び舗装路に戻って歩いても良いですが、「近道」の案内に従って行きます。
なお舗装路を行った場合、聖神社に寄ることができます。
上の写真は以前撮ったものですが、こちらも和同開珎が飾ってあってユニーク。お金のご利益がありそう。
で、近道を少々歩くと皆野の街に出ました。
あとは国道を渡ると和銅黒谷駅です。レトロな雰囲気が素敵な駅舎です。
これにてハイキング終了!
感想とまとめ
とにかく危険がなく舗装路歩きも多いので、初心者の方にオススメです。けど展望台からの眺めが素晴らしく、開花シーズンは花が綺麗らしいので誰でも楽しめると思います。
ただ、雲海や夜景が見たい場合は時間帯的に車で来た方が良さそうです。
Mitchie M の最後に一言:
今回も雲ってたけど、ここに来るならやっぱ晴れてる日がいいな
▼ このハイキングで使用した装備の商品リンク
▼ 周辺のこんな山にも登ってます。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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