昨日、埼玉県入間郡毛呂山町(もろやままち)の鎌北湖(かまきたこ)と物見山(ものみやま)にハイキングに行ってきました。
鎌北湖・物見山ハイキング ルートと地図
今回歩いた場所の地図とルートはこちらです。
コースの参考にしたのは、いつもの山渓本の「埼玉県の山」。
ルートや所要時間が詳細に書いてあるので、登山計画を立てる手間が省け、重宝してます。
結論から言って、このコースは観光名所などがバランスよく点在していて、飽きることなく歩けました!
主な見どころなどは以下のような感じ。
- 宿谷の滝
- 鎌北湖
- 北向地蔵
- 物見山山頂
- ふじみや(休憩所。今回は閉まってた)
低山ながら、急勾配の登山道もあり、結構歩き甲斐があります。東京近郊のハイキングとしてオススメですね。
「埼玉県の山」に掲載されているデータは以下のような感じです。
- 体力度:★☆☆☆☆☆
- 危険度:★☆☆☆☆☆
- 参考コースタイム:3時間10分
- コースの距離:7.5km
ではレポートに行ってみましょう!
鎌北湖・物見山ハイキング・レポート
まずはスタート地点の宿谷の滝(しゅくやのたき)に向かうため、東武越生線の武州長瀬駅に到着。
実は、駅から滝まで少々距離があるので、折りたたみ自転車を持ってきました。足がない場合はタクシーでのアクセスになるかと思います。
では出走。山の近い綺麗な町ですなぁ。
滝に到着するまで、文化財がある場所を通ります。
まずは嘉元の板碑(かげんのいたび)。
右の石板碑に嘉元四年(1306年)と記されてることから、この名前で呼ばれてるそうです。そんな昔のものが道のすぐ側に残ってるのね!
そして宿谷の滝に近づいてくると、山根六角塔婆(やまねろっかくとうば)という六角に並んだ石板碑があります。けど今は五枚しか残ってません。
こちらは貞和2年(1346年)の立てられたとか。本当よく残ってるなぁ!
文化財を見たら県立黒山自然公園に入り、宿谷の滝へ。
大きなベルトコンベアが見えたら、ここが滝の入口付近になります。
駐車場もこの下あたりです。何台か駐車できるかと。
で、自分は自転車を置いて、登山シューズに履き替え出発!宿谷の滝に向かいます。
宿谷の滝
実は宿谷の滝は、以前に一度来たことがあります。滝までは遊歩道が整備されてて歩きやすいのですよね。
で、宿谷の滝に到着!
落差12メート。まっすぐ一本に流れ落ちる滝が綺麗なのです!両側の岩も立派。
上から見るとこんな感じ。
決して水量が多く落差のある滝というわけではないのですが、しばらくマイナスイオンを浴びていたいくらい、素敵な雰囲気の場所なのです。
▶︎ 毛呂山町HP:宿谷の滝
鎌北湖へ
で、この先は滝の上に行って、少々歩き一旦車道に出ます。
ここで標識には矢印で「鎌北湖(車道)」と書いてありますが、この方向に行かないように注意。ハイキングコースはこの逆方向に少し歩いた場所にあります。自分は間違えました(汗)
で、ハイキングコースに入ったけど、結構狭い道です。
しばらく歩くと分岐のある峠に到着し、少し下ると公園らしき場所が。
おお、紅葉も綺麗です!
この先が鎌北湖なのですね。
紅葉は来週あたりがピークかな?葉が散って木もあるのでこんなものかも知れないし、どうなんだろう・・・?(^^;)
鎌北湖にも以前来たことがありますが(その時は夏の早朝)、紅葉の時期は結構人が来てて賑やかなのですね。
北向地蔵へ
時間があれば湖を歩いて一周するのも良いかもしれませんが、早速次へ行きましょう。宿泊所の「鎌北湖レイクビュー」の奥にあるハイキングコースを歩きます。
沢沿いの登り道です。
また車道に出ます。標識の「巾着田」の方向へ。
すると「北向地蔵」方面の案内が書いてあるハイキング道入口があるので、そこを行きます。
このコースはあまり眺望の良い場所はありませんが、唯一ここで関東平野が遠くまで見えましたね。
ここの道は歩きやすいので、まっすぐ北向地蔵へ。
すると車道への出口のところに北向地蔵がありました!
このお地蔵さんは天明6年に流行した悪疫を防ぐために、 野州の岩舟地蔵尊から分身として譲り受けたとのこと。
帰ってきてから調べたのですが、岩舟地蔵尊って栃木県の岩船山(特撮のロケ地で有名)の高勝寺ですね!行ったことあります。岩船山はカコイイですよね。
ということで、奥武蔵のハイキングでは北向地蔵の名前は何度も目にしていたのですが、ようやく見れて良かったです。
物見山へ
で、次は物見山山頂へ。ここのハイキング道は軽自動車が走れるくらいの道幅があります。
で、ここでちょっとこの道をはずれて、今回の登山のピークポイント「小瀬名富士」の山頂を目指します。
で、山頂付近に来たけど、目印を発見できず・・・。
再びメインの道に戻って、小瀬名地区への分岐に到着。
ここからは以前の日和田山登山の時に来た事があります。
▼ 参考記事:
宿谷の滝にタクシーで来たのであれば、帰りは小瀬名地区に降りて、武蔵横手駅から帰るのもアリかと思います。そちらに行くと五常の滝が見れます。
で、自分は宿谷の滝に戻らなければいけないので、この先のヤセオネ峠に到着。
ここから宿谷の滝に戻れます。
と、その前にここの近くにある物見山山頂へ。
標高375m。今年2度目。
で、ここから15分ほど下って、駒高集落に出ると「ふじみや」という休憩所(お店)があります。今回は平日だったので休みでしたが、開いてたら一息入れるのも良いかと。
自販機もあるので、水分補給はいつでも可能です。
で、この付近は展望が良く、奥多摩方面を眺める事ができます。
けど思いっきり逆光なのでうまく写らなかった(汗)
ここから日和田山を目指して、高麗駅から電車で帰るのもアリかと。自分はヤセオネ峠に戻って宿谷の滝へ戻ります。
宿谷の滝へ
その峠からの道はというと、文字通り痩せた尾根道ですね。
この先に木が伐採されてて、視界が開けてる場所がありました。
ここの下りルートに関しては急勾配で本格的な登山道です。
小石を踏んで転ばないように注意ですね。軽いハイキングだからといって油断できません。
降りきったら、あとは沢沿いの道をひたすら歩くだけ。
途中に宿谷小滝というパワースポットが。
二段落ちの小さい滝があるのですね。
そして再び歩いて、あずまやのある場所に出たら、この先がすぐ宿谷の滝です。
綺麗なのでもう一度見る(笑)
で、自転車の置いてある入口まで歩いてハイキング終了!
スタートから終了まで、所要時間は2時間半、歩行距離は8.1kmでした。
鎌北湖・物見山ハイキング 感想とまとめ
最初にも書きましたが、低山ハイキングながら飽きずに歩けます!
特にコース周辺には、だいたい車道が近くに走ってるので、超初心者の人でも単独で安心して歩けるのではないでしょうか?
※ 今回撮った写真はGoogle+にまとめてあります。こちら。
▶︎ Google+:鎌北湖・物見山ハイキング写真集(2016年11月18日)[埼玉県毛呂山町]
Mitchie M の最後に一言:
この近辺は自分なりにコースを設定して歩いても面白いと思うよ。
▼ 他にもこの近辺の山の記事を書いてます。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
こんばんは^^
以前おっしゃっていましたが、8km強を2時間半とはかなり歩く速度が速いですよね?
平坦な舗装路ならまだしも、ハイキングコースや登山で、さらに写真を撮ったり景色を眺めたりマイナスイオンを浴びたりですものね。
まっすぐな滝は見ているだけで心が癒されますね^^
毛呂は行ったことないですが、風光明媚な場所なんですね。
確か温泉があったはず。
一度行ってみたいです(*^_^*)
今回も素敵な記事ありがとうございました。
ここはそんな勾配もきつくなく歩きやすい道だったので、速く歩けました。
温泉もありますよ!^^
お疲れ様です
たまに鎌北湖行きますが紅葉は見たことないんでうれしい写真です
あの滝は…確かに水量、規模は小さいですが周囲の雰囲気からなかなか良い場所ですよね、こじんまりした感じがまた良い感じでなんか神聖です
水量が少なくてもあのくらいの高さがあれば滝としては痛い…って、私はあの滝に打たれた事があります!
見てたら打たれ浴びて見たくなり…ちなみに家族、親友は浴びませんでしたw
あの高さでも滝に打たれると痛いのですね。(^^;)
夏の暑い時期で、あの滝での水浴びは最高かと思います!