RAW VINTAGE ( ロウビンテージ ) というメーカーから『RVTS-1』というストラトキャスター用のトレモロスプリングが発売されてます。
これは50-60年代のヴィンテージストラトキャスターに近いサウンドを再現し、かつアーミング時のしなやかさと安定さを改善してくれるスプリングです。
以前からこの商品が気になってたのですが、サウンドハウスのポイントの有効期限が切れそうなのを機に注文してみました。(^^;) そのレビュー記事を書きたいと思います。
まずは届いたRAW VINTAGE『RVTS-1』がこちら。
値段はサウンドハウスだとで¥1,480(税抜)。後述するESPのトレモロスプリングより安いですね。
スプリングは5本入ってます。
これ全てを装着する必要はありません。好みに応じて3〜5本付けるのが一般的です。他のメーカーのスプリングを混ぜるのもアリです。
基本的にストラトキャスターは構造上、弦の響きがボディに伝わりにくいため少し音が細いです。そこでこのトレモロスプリングがあることによって、薄くスプリングリバーブのような効果が加わり、音を豊かにしてくれるのですね。
なのでストラトにとってトレモロスプリングは結構重要なのです!
RAW VINTAGE RVTS-1 に換装
ちなみのストラトには、今までESPのトレモロスプリング『TREMOLO TONE SPRINGS Type-2』を付けてました。
比べてみると、RAW VINTAGE『RVTS-1』の硬さは、ESP『TREMOLO TONE SPRINGS Type-2』と同じくらいです。
重さもほぼ同じでしたが、RAW VINTAGE『RVTS-1』はバネが2巻分長かったですね。これが少し音に影響あるのかな?
上の写真のシルバーの方がRAW VINTAGE『RVTS-1』。ちょっとブロンズっぽい色のがESP『TREMOLO TONE SPRINGS Type-2』です。
ではバネを交換します。
今回も4本掛けにしました。
個人的には5本だとスプリングの残響感が強すぎて、特にカッティング時にリリースの音がぼやけてしまうのですよね。また、3本だとスプリングの効果があまり出ない印象なので、4本掛けを愛用してます。
RAW VINTAGE RVTS-1 の音について
で、その交換後の音についてですが、やはりスプリングによる残響の音が変わりました!
例えて表現するなら、ESP『TREMOLO TONE SPRINGS Type-2』の残響音が「ジャーン」という感じなら、RAW VINTAGE『RVTS-1』は「シャーン」という音です。具体的に言うと残響音の周波数が上がりましたね。それによりギター全体の音が少し明るくなった印象です。
RAW VINTAGEとESPのどちらが良いかは好み次第ですが、RAW VINTAGEは音が明るくなったぶん、ESPのに比べ中低域が少し弱く感じるかもしれません。
なので、もし中低音を強化して音の太さを加えたいのであれば、ESP『TREMOLO TONE SPRINGS Type-2』の方が向いているでしょう。
あと、アーミングについては自分はやらないのでわかりません(汗)。でもバネのしなやかさから、標準で付いてるスプリングよりはアーミング時の動きが滑らかになるのではないかと思いました。
まとめ
RAW VINTAGE『RVTS-1』を装着すると、音が少し明るめになります。バネの本数を好みに応じて増やして、スプリングの音を加えるとギターの音が豊かになります。
音以外にもアーミングの性能(動き)が向上するそうなので、ストラトのチューンナップにオススメです。
▶︎ RAW VINTAGE ( ロウビンテージ ) / RVTS-1
▶︎ ESP ( イーエスピー ) / TREMOLO TONE SPRINGS Type-2
Mitchie M のコメント:
自分はヴィンテージストラトキャスターは弾いたことがないので、その音に近苦なるかどうかはわかりません。(^^;)
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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