私が長年使用しているインクジェットプリンターが最近調子が悪くなり、印刷時にカラーがおかしくなる症状が出てきました。
そこで、プリンターのヘッド部分(プリントヘッド)を洗浄液で洗ってみたので、その効果があったのかどうかを記事にしたいと思います。
プリントヘッド洗浄液 使用レポート
まず、自分が使ってるプリンターですが、CanonのPIXUS MP600というインクジェット複合機です。
写真は省略しますが、発売した年を調べてみると2006年なのですね!結構長いこと使ったなぁ。(^^;) そういえば昔はCD-Rのラベル印刷とかした記憶が(笑)
購入したのは何時か忘れましたが、もう十分使ったので買い替えてもいいのですよね。交換用プリントヘッドも生産終了してて値段が高いし・・・。
けどここまで故障もなく動いてくれたので、最後に洗浄液を試してみることにしたわけです。
で、調子が悪くなったMP600で印刷したノズルパターンを見てみます。こんな感じ。
シアンがかすれてうまく印刷できません。上から3段目はほとんど色が出てないな・・・。けど他はそれほど問題ないのですよね。
プリントヘッドを洗浄して直るかはわからないのですが、とりあえず洗浄液を買ってみました。購入したのはこちら。
superInkという洗浄液です。2018年3月14日現在、amazonのこのカテゴリーでのベストセラー1位の商品です。
キヤノン、エプソン、ブラザー、HP、リコーなど各メーカーのインクジェットプリンターに対応してます。しかもプリントヘッドを取り外せない機種でも大丈夫です。
で、到着した商品がこちら。
付属品はクリーニング液と注射器とチューブ(写真には写ってませんが、注射針もあります)、そして作業用手袋と説明書が入ってます。
では作業開始。まずはプリンターからプリントヘッドを外します。
MP600はインクタンクを外して、右のレバーを持ち上げると、プリントヘッドを取り外せます。
取り出したプリントヘッドは、吸収紙の上に置きます。その下にはプラスチックの鉢皿を設置。
洗浄するとヘッドの下から結構液体が出てくるので、吸収紙は折って厚めにして使うと良いです。
で、次にこのインクタンクの入ってた部分(インクの導入口)を洗浄液で満たします。注射器で洗浄液を採取。
そして洗浄液を注いでみました。
洗浄液を注ぐ際は、プリントヘッド背面の基盤は絶対に濡らさないよう注意してください。この後洗浄液を払う際も同様です。
この状態で数分間放置します。
すると導入口のインクの色が徐々に落ちていくのがわかります。そして下にひいた吸収紙に洗浄した液体が染み込んでいきます。
数分経ったら液体を払って乾燥させ、最終的に下の写真のように洗浄できました!
導入口のインクは綺麗に落ちてますね!これで復活できるかな!?
あと洗浄液は全部で100mlありますが、今回の作業では結局10mlも使わなかったので、この洗浄液1個で何回も使用できるでしょう。
ではプリンタに取り付けて効果があったか見てみましょう。
プリンタにヘッドを取り付けたらインクを装着して、一度プリンタ本体でクリーニングします。でノズルパターンを印刷したのがこちらです。
全然変わってない・・・(笑)
あとで調べてみたのですが、このノズルパターンは当時のMPシリーズを長年使用してると出やすいらしいです。もしかしたらヘッド以外の問題ではないのかも知れませんね。
まとめと感想
ということで、自分の今回の症状には効果がありませんでした・・・。インクが明らかに出てないような重い症状の場合は、洗浄液を試しても無駄になる可能性が高い印象です。
けど洗浄液を使うとヘッドが綺麗になるのは実感できましたね。洗浄液の値段は500~1,000円くらいなので、症状が軽いようだったら試してみるのも良いかと思います。
追記(2018年9月1日):その後EPSONのプリンター、EP-704Aでも試しましたが、改善はされませんでした。重症な場合、洗浄液での復活は難しいと思います。
Mitchie M のコメント:
MP600は頑丈で優秀だったので、買い換えるとしたらまたCanonにしたい
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
なんと、私が以前使っていたプリンターと同じではないですか!
MP600シリーズは使いやすいですよねぇ。
インクも安いし。
今はEPSONを使っていますが、インクが高くて…(T_T)
でもヘッドが汚れてインクの色が出にくくなるということはありませんね。
特に写真はCanonよりも綺麗だと思います(*^_^*)
おお、なんと偶然!
あれでもエプソンと比べるとインク安いのですね。(^^;)