昨年末にFMR Audioというメーカーの「RNP8380(EE)」というマイクプリアンプを導入したので、そのレビューを書きたいと思います。
FMR Audio RNP8380 (EE)
まず、その届いた商品がこちら!
▼ 販売メーカーの公式サイト
FMR Audio | RNP8380 2ch マイクプリアンプ
1/3ラックサイズながら、2チャンネルのマイクプリアンプなのです。個人的にはこのコンパクトさが購入した一番の決め手です!大きい機材はあまり置きたくないので。(^^;)
そして下の写真は付属のアダプター。
こちらもコンパクトです。
フロントパネル
フロントパネルはこんな感じ。
特殊なのはツマミがステップゲインコントロールな点でしょうか。6dB単位でゲインを調整できます。
なので、通常の可変式のツマミのような細かいゲインの設定はできないのですが、毎回正確なゲインの値で使用することができます。特にステレオで使用する場合は便利かと。
自分は購入前にこの点が非常に気になっていたのですが、実際に使ってみたら不便なことはありませんでした。
あとフロントには、楽器入力の「Hi-Z端子」を装備。
ボタンは位相反転の「Invert」と、48Vファントム電源の「+48V」ボタンです。
ファントム電源に関しては、オンにするとマイクの電源が入るまで多少時間がかかるようになってます。これはマイク保護のため、電源をゆっくり与えるように設計されているからだそう。
レベルメーターは「Sig」「+18」「Clip」の3個のLEDのみですが、使ってみたところこれで十分でした。
リアパネル
そしてリアパネルはこんな感じ。
インサート端子が付いてるので、インサーションケーブルでコンプと繋ぐことも可能です。
「RNP8380」は同社のコンプ「RNC 1773」と同じサイズなので、これと一緒に使うと良いです。自分もこのコンプを昔から愛用してます!
▶︎ SOUNDHOUSE:FMR AUDIO ( エフエムアールオーディオ ) / RNC1773
ちなみに「RNP8380」と「RNC 1773」は、TRSフォンケーブルで +4dBバランス接続ができます。
Eバージョンについて
で、「RNP8380 (EE)」は天板に「E」というマークのシールが貼ってありますが、これはオペアンプを高品質なものにモディファイしてあることを示してます。「E」が一つだと片チャンネルのみオペアンプを交換、「EE」だと両方交換ということです。
なので親切なことに、購入した「RNP8380 (EE)」には取り外したオペアンプが付いてきました。(^^;)
何のオペアンプに交換したかは不明で、ノーマル・バージョンの音も知らないので、どう音が変化したかはわからないです。けど、オペアンプが音に与える影響は大きいので、できれば(EE)バージョンを購入することをオススメします。
ちなみに、オペアンプを交換してないノーマル・バージョンを、後日モディファイの依頼をすることも可能だそうです。
「RNP8380 (EE)」の音について
そして肝心の音ですが、実際に使ってみたところとてもクリアーで立体感があり、くっきりした音でした。どちらかというと、色付けのないナチュラルな音という印象です。
これだけコンパクトだと、音質に影響しないか気になっていましたが、そんなことは全くなく良い音がしました!値段もそれなりにするので、それ相応の音が出て満足です!
ということで、結論としては「コンパクトだけど音の良いマイクプリ」を探してる人にオススメしたい商品です。
▶︎ SOUNDHOUSE:FMR AUDIO ( エフエムアールオーディオ ) / RNP8380EE
Mitchie M のコメント:
マイクプリは安いのを買って自分で改造するのも楽しいですよ
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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