自分の使用しているハード機材は古い物が多いので、最近修理に追われてます(汗)
で、今回書くのはタイトルの通り「古いシンセは液晶用のトランスが寿命でノイズを出すことがあるので注意しましょう」という話です。
古いシンセと言っても液晶ディスプレイを搭載しているものなので、1980年代末からの機材ですね。
今回自分が修理を試みたのはKORG 01/W です。ネプチューンズも愛用してる90年代KORGシンセの名器!
症状はというと、このシンセの電源部分あたりから「プー」というノイズが出るという(アウトプットから出ているのではありません)。その音量が結構気になるレベルで、スピーカーで音を鳴らしてても耳障りなのです。(^^;)
ということで、シンセを開けて電源部を調べることに。
で、原因を探ってみた結果、メインのでかい電源トランスではなく、液晶用の小さいトランスが鳴っていたのです。
緑のテープに「TA042」と書いてあるのが、その問題のトランス。
隣に4ピンの液晶用コネクターがあるのですが、それに繋げてない状態では、モスキート音のようなかなりハイピッチのノイズが鳴ります。
ハンダを取って外してみました。
調べてみたら、同じKORGのWAVESTATIONにもこのトランスが使われていて、同様のトラブルの報告が上がっていますね。
やはり修理にはこの部品を交換するしかないかなぁ・・・。あとはこのトランスを使わなくて良いような液晶に変えてしまう方法があるけど、入手が難しいという・・・。
いずれにしても90年代の古いシンセは、液晶を使っている場合、トランスの寿命には注意ですね。特に中古で購入する時は通電して、電源部分に耳を近づけてノイズが鳴ってないか確認した方が良いと思います。
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【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
これ結局取り替えたんですか?
直ったのでしょうか?
その後が気になります!
結局トランスを外しました。妥協策です。(>_<)
M1はもっとひどかったですwww
しかしここまで原因究明しようとは思わず手放しましたw
辛い過去がありますw
M1もそうだったのですか!!w
お疲れ様です
機械は劣化するとありますよね
液晶が入り切りできる機器で点灯時に
ノイズが入る最初からお粗末なものもw
初期のうちにアースがしっかり
してるか確認するときがありますが
メーカーのその商品に対しての姿勢や
様々な事が見えたりします
(テキトーなつくりの場合は無茶な運用は
避けて使い、特に音響機器は改修して
グレードアップをはかります)
確かに中を開けると、開発者の姿勢がわかりますよね。(^^;)