おかげさまでYouTubeでは30万再生を超えた、白猫プロジェクトと初音ミクのコラボ曲『自己愛性カワイズム』。
今回はその曲中で使った音源を紹介したいと思います。
さすがに全部のトラックの音源について書くのは大変なので、目立つ主要な音の音源に限らせてもらいますが、よろしくお願いします。
ヴィンテージシンセ系
まずは楽曲中で使った、ヴィンテージシンセ系音源の紹介です。
最初にシンセベースですが、こちらは自分の曲では非常に使用頻度が高い、GFORCE software「minimonsta」です。
一応Arturiaの「Mini-V」も持ってるのですが、両方を比較した結果、minimonstaの方がフィルターのかかり方が好みだったので、こちらを使いました。
次に、主にサビで右側で鳴ってるシーケンスっぽい音ですが、これはArturiaの「Prophet V」です。
楽曲が少々80年代っぽい感じなので、テクノポップ感が欲しくてProphet5の音を使いました。
その他シンセ系
楽曲中ではMassiveがかなり活躍してます。
下の画像は、主にサビやBメロ部分で聞かれる、”Super Saw”っぽい分厚い音をNATIVE INSTRUMENTSの「MASSIVE」で作ったものです。
これ系の音は自分の曲でかなり多様してますね。
で、次の下の画像はBメロ部分で聞かれるマリンバっぽい音を、同じくMASSIVEで作った物です。
最初はFM音源のマリンバの音をイメージしてて、同社のの「FM7」を使おうかと思ったのですが、結局MASSIVEに落ち着きました。
そしてさらに下の画像は、サビの「シャララララ」の部分で聞かれる、キラキラ系の高速アルペジオに使ったMASSIVEの音。
MASSIVEはこういうキラキラ系の音も得意ですね。
Logic Pro付属音源
Logic Pro付属音源では、まずサビやBメロ部分で聴かれるベル系の音で「ES2」を使いました。
LFOで多少大きめにピッチを揺らしてるのがポイント。
あと楽曲全体のコード感をキープするために、オルガンを白玉系で鳴らしてます。使用したのは「EVB3」。
EVB3は「リアルさ」という面では他の音源に比べ劣りますが、軽いですし個人的にはオルガンを使う場合まずこれを試します。
アンプシミュレータ
『自己愛性カワイズム』にはクリーン系のカッティングと歪み系のエレキギター(生)が入ってます。両方ともアンプシミュレーターのIK Multimedia「Amplitube」を通して録音してます。
使用したアンプのタイプは「ORANGE」です。
クリーン系はストラトのリアとセンターピックアップのハーフトーン、歪み系はテレキャスターのリアの音です。歪みもORANGEで作ってます。
最後にまとめ
今回のような、195BPMのシャッフルした少々テクノっぽい音の曲って、参考例があまりないのでミックスで手こずりましたね(汗)
けど無事完成させることができたので、勉強になった部分も多々あり、収穫は多かったです。
白猫プロジェクトの力のお陰もあるのですが、結果的に楽曲を気に入ってくれる人が多くいて、とても嬉しく思ってます!
▼ 『自己愛性カワイズム』の記事
Mitchie M のコメント:
シンセ系はプリセットに頼らず、なるべく自分で音を作れるようにしたいですね。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
コメント
mitchieさんこんばんは!
「自己愛性カワイズム」爽やかで素敵な曲ですね。mitchieさんの楽曲はジャンルが様々なので毎回新鮮な気持ちで楽しませてもらっています!
ギターのトラックは録音で制作されているんですね。やっぱりギタートラックの制作は打ち込みよりも演奏録音の方が向いているのでしょうか?
ありがとうございます!楽曲を気に入ってもらえて嬉しいです!!
最近はギターは打ち込みでも良い音が出ますが、
やはり生楽器を一本入れるだけでも楽曲の雰囲気がだいぶ違ってきますね。^^